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Oracle TimesTen In-Memory Database SQLリファレンス・ガイド
リリース7.0
E05176-03
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GREATEST

GREATEST関数は、1つ以上の式のリストのうち、最大のものを戻します。

SQL構文

GREATEST (Expression [,...])

パラメータ

GREATESTには、次のパラメータがあります。

パラメータ
説明
Expression [,...]
最大の式の値を決定するために評価される1つ以上の式のリスト。オペランドまたは列には、数値、文字または日付を指定できます。リスト内の各式は、同じデータ型ファミリから採用する必要があります。

説明

例3.29

GREATEST関数を使用して、最大値の文字列を戻します。

Command> SELECT GREATEST ('GREAT', 'GREATER', 'GREATEST') FROM Dual;

< GREATEST >

1 row found.

例3.30

GREATEST関数を使用して、最大値の数値式を戻します。この例の場合、数値の優先順位が最も高いデータ型はBINARY_DOUBLEのため、比較の前に各引数は暗黙的にBINARY_DOUBLEに変換され、BINARY_DOUBLEデータ型が戻されます。

Command> SELECT GREATEST (10, 10.55, 10.1D) FROM Dual;

< 10.5500000000000 >

1 row found.

DESCRIBEコマンドを使用して、戻されるデータ型がBINARY_DOUBLEであることを確認します。

Command> DESCRIBE SELECT GREATEST (10, 10.55, 10.1D) FROM Dual;

Prepared Statement:

Columns:

EXP BINARY_DOUBLE NOT NULL

例3.31

GREATEST関数を使用して、最大値のDATE式を戻します。DATEおよびTIMESTAMPは、同じ日付ファミリです。

Command> SELECT GREATEST (DATE '2007-09-30',

         TIMESTAMP '2007-09-30:10:00:00') FROM Dual;

< 2007-09-30 10:00:00 >

1 row found.

例3.32

GREATEST関数を使用して、TT_DATE式およびTT_TIMESTAMP式のリスト内の最大値を戻そうと試みます。TT_DATEとTT_TIMESTAMPは異なる日付サブファミリに属しており、同じ式のリスト内では使用できないため、エラーが戻されます。

Command> SELECT GREATEST (TT_DATE '2007-09-30', TT_TIMESTAMP

         '2007-09-30:10:00:00') FROM Dual;

2817: Invalid data type TT_TIMESTAMP for argument 2 for function GREATEST

The command failed.

例3.33

GREATEST関数を使用して、最大値のTT_DATE式を戻します。

Command> SELECT GREATEST (TT_DATE '2007-09-30',

         TT_DATE '2007-09-29', TT_DATE '2007-09-28') FROM Dual;

< 2007-09-30 >

1 row found.