TT_HASH
TT_HASH関数は、式(または式のリスト)のハッシュ値を戻します。この値は、ハッシュ索引で使用される値です。
SQL構文
TT_HASH(Expression [,...])
パラメータ
TT_HASHには、次のパラメータがあります。
パラメータ | 説明 |
Expression [,...] | 式(または式のリスト)のハッシュ値を決定するために使用される1つ以上の式。 |
説明
- 各式は、既知のデータ型を使用し、NULL値不可である必要があります。式のハッシュ値は、式の値と型の両方に依存します。たとえば、TT_INTEGERで値が25のTT_HASHは、NUMBERまたはBINARY_DOUBLEで値が25のTT_HASHとは異なる場合があります。式のリストを指定する場合は、TT_HASHの結果はリスト内の式の順序によって異なります。
- 単純列参照でない定数および式は、アプリケーションで制御できない内部入力ルールの影響を受けるため、単純列参照でない式に適した値をTT_HASHで計算する場合の最適な方法は、CASTを使用して式を適切な型にキャストする方法です。
- TT_HASHの結果のデータ型は、32ビット・モードではTT_INTEGER、64ビット・モードではTT_BIGINTです。
- TT_HASHは、SQL文内の式を使用できるすべての場所で使用できます。たとえば、SELECTリスト、WHEREまたはHAVING句、ORDER BY句、GROUP BY句で使用できます。
- エラー・メッセージ、トレース・メッセージおよびttAXactAdminの出力ではハッシュ値が符号付き10進数として表示されるため、値がTT_HASH出力と一致します。
例3.92
次の問合せは、指定されたハッシュ値に主キー列がハッシュされる行のセットを検索します。
SELECT * FROM t1
WHERE TT_HASH(pkey_col1, pkey_col2, pkey_col3) = 12345678;