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Oracle TimesTen In-Memory Databaseインストレーション・ガイド
リリース6.0
B25765-02
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アクセス制御およびroot以外でのインストール


はじめに

root以外でのインストール

TimesTenの以前のリリースでは、TimesTenをインストールできるのはrootユーザーのみでした。TimesTenの今回のリリースでは、root以外のユーザーとしてTimesTenをUNIX Systemsにインストールできます(オプション)。この機能は、Windows Systemsでは使用できません。

アクセス制御

TimesTenの今回のリリースでは、セキュリティ層を使用してTimesTenをインストールできます(オプション)。TimesTenのドキュメントおよびインストール・スクリプトでは、この層を「アクセス制御」と呼びます。

TimesTenのアクセス制御機能は、定義された権限を使用するアプリケーションに対して基本的な制御の環境を提供します。アクセス制御では、データ・ストアにアクセスできると考えられるすべてのプロセスに対して完全なセキュリティを提供することはできません。たとえば、この機能を使用しても、データ・ストアがメモリー内にある場合は、データ・ストアへの接続に十分な権限を所有しているユーザー・プロセスからはデータ・ストアは保護されません。また、ログ・ファイル、チェックポイント・ファイルなど、データ・ストアに関連付けられているディスク上のファイルにアクセスできるユーザー・プロセスからもデータ・ストアは保護されません。

TimesTenでは、権限はインスタンス全体に付与されます。権限は、指定されたTimesTenインスタンスまたはインストール内のすべてのデータ・ストアに付与されます。

TimesTenの現行のインストール・オプションは、次のとおりです。

root以外のユーザー
rootユーザー
アクセス制御を有効にする
アクセス制御を有効にする
アクセス制御を有効にしない
アクセス制御を有効にしない