アクセス制御が有効な場合、特定のTimesTenユーティリティAPI、XLA操作、ユーティリティ、プロシージャおよびSQL操作では、続行するためにユーザー認証が必要になります。各操作の詳細は、『Oracle TimesTen In-Memory Database APIおよびSQLリファレンス・ガイド』および『Oracle TimesTen In-Memory Databaseオペレーション・ガイド』の関連する章を参照してください。
TimesTenのすべてのユーティリティでは、必要に応じてパスワードの入力が求められます。詳細は、『Oracle TimesTen In-Memory Database APIおよびSQLリファレンス・ガイド』のユーティリティに関する章を参照してください。
クライアント/サーバー・ユーティリティでは、PWD属性が指定されていない場合は常にパスワードの入力が求められます。これは、これらのユーティリティでは、常にAuthenticateを使用する必要があるためです。
パスワードを必要とするユーティリティに対して作成するスクリプトには、PWDCrypt属性を使用することもできます。
TimesTenのアクセス制御権限の詳細は、『Oracle TimesTen In-Memory Database APIおよびSQLリファレンス・ガイド』のアクセス制御権限に関する項を参照してください。
アクセス制御を使用している場合は、インスタンス内のすべてのデータ・ストアに対してGroupRestrict属性を有効にする必要があります。インスタンス管理者は、使用するGroupRestrictグループに含まれている必要があります。
アクセス制御が有効になっていない場合、GroupRestrictは従来どおりに機能します。
TimesTenでは、アクセス制御が有効な場合、インスタンス管理者がユーザーの作成、削除または変更を行うことができます。また、インスタンス管理者は、ユーザーに対する権限の付与および取消しも行うことができます。詳細は、『Oracle TimesTen In-Memory Database APIおよびSQLリファレンス・ガイド』のSQL文に関する章を参照してください。
ユーザーの管理は、システム・データ・ストアとの接続を確立し、ユーザーを作成および変更するためにSQLコマンドを使用してインスタンス・レベルで行われます。これらのコマンドは、トランザクション・コマンドではないため、ロールバックすることはできません。
ttUsers組込みプロシージャを使用すると、現行のインスタンス・ユーザーおよびその権限を表示できます。
ttSchemaユーティリティを使用すると、ユーザー定義および権限情報をSQL文の形式で出力できます。このSQL文は、別のインスタンス内にユーザー環境を再作成するために使用できます。