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Oracle Real User Experience Insightユーザーズ・ガイド
リリース5.0 for Linux x86-64
B54832-01
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用語集

C I K S W X

この用語集では、RUEIで使用される用語を説明します。

C

Cookie
Webサイトの参照中にユーザーのコンピュータに格納される小さなファイル。これはビジターの追跡に使用される。RUEIでは、ユーザーのWebサイトが使用しているCookie技術を把握し、認識する必要がある。Cookieテクノロジは標準的なテクノロジ(ASPやColdFusionなど)かカスタム実装のいずれかである。

I

ITユーザー(IT users)
ユーザーの識別に使用するCookieの構成など、RUEIによってWeb環境の監視に必要とされるIT情報のサポートに従事するユーザー。一般に、未達成のSLAやKPIをより深く分析することを担当する。たとえば、特定のネットワーク・ドメインのユーザーのセッションのみが失敗していることを突き止める。

K

KPI
キー・パフォーマンス・インディケータ。組織の業績の特定項目を測定およびベンチマーキングするための手段。これはメトリックをベースとする。KPIはSLAとは無関係に設定できる。SLAとKPIの違いは、SLAにはターゲットを関連付ける必要があるのに対して、KPIの場合はターゲットが任意であることである。

S

SLA
品質保証契約。顧客に対するプロバイダの責任および顧客が期待するサービス・レベルの各条件を明確にする、プロバイダと顧客間の合意。たとえば、特定サービスのSLAでは、99.99%の稼働時間を約束する場合がある。これは監視されるため、KPIをベースにする必要がある。
SSO
シングル・サインオン(SSO)とは、1回ログインすれば、ログインすることを再度求められることなく、複数のソフトウェア・システムのリソースにアクセスできるようになるアクセス制御方法である。アプリケーションとリソースが異なれば、サポートされる認証メカニズムも異なるため、シングル・サインオンでは、様々な資格証明を内部的に変換および格納して、初期認証で使用された資格証明と照合する必要がある。

W

Webサービス(web service)
明確に規定されたビジネス機能で、他のサービスの状態に依存しないで稼働する。Webサービスには、その消費者との間で明確に規定された契約がある。サービスの公開は、サービスの説明を通じて行われる。サービスの説明には、サービスのコール方法および、サービスをリクエストしてレスポンスを得るために必要な情報が記述されている。

X

XPath
XML Path言語(XPath)は、XMLからノードを選択するための言語である。

値リスト(value lists)
デフォルトでは、レポートのセクション内のデータは、グラフ形式で表示される。ただし、データを表形式で表示するよう選択することもできる。また、表示する表に含める値の数を指定することもできる。
アプリケーション(application)
ページを識別するメカニズム。アプリケーションとは、Webページの集合である。通常、Webサイトのページは特定のアプリケーションにバインドされているためである。各アプリケーションには、アプリケーションの有効範囲を指定するページ・ネーミング・スキームが定義されている。指定にはドメイン名またはURL構文、あるいはその両方の一部分が使用される。
アラート(alert)
KPIが、定義されているターゲット範囲の外になったときに発行される自動生成通知。アラートの構成の際には、KPIが範囲内(または範囲外)にある期間がどれだけ続くとアラートが発行されるか、インシデントの重大度、および設定されたターゲット範囲にKPIが戻ったときに追加の通知を作成する必要があるかどうかを指定する必要がある。
アラート・スケジュール(alert schedule)
「Business」と「Technical」の2つのタイプのアラート・スケジュールがある。組織がアラートを使用して、サービス・レベルに影響のあるインシデントをスタッフ・メンバーに通知する場合、通知する必要のあるユーザーとタイミングをこれらのスケジュールに指定する。
アラート・プロファイル(alert profile)
アラートの生成に必要な指定期間、ビジネスまたはテクニカルのKPIが範囲外(または範囲内)にあった場合に、どのユーザーに(どのような方法で)通知するかを定義する。KPIの定義方法によっては、設定済のターゲット範囲内にKPIが戻ったときにも、ユーザーは達成通知を受信する。
アラーム(reminder)
KPIの未達成が続く場合に、アラート・プロファイルに定義されたユーザーが定期的な追加通知を受け取る機能。「エスカレーション」も参照。

印刷レイアウト・モード(print layout mode)
レポートのこのレイアウトは、レポートのテンプレートとして考えることができ、レポートの構造と外観を定義するものである。これは、レポートを変更または新規作成するときに使用するモードである。「インライン・モード」も参照。
インライン・モード(inline mode)
レポートを開くと、インラインモードで表示される。このモードでは、レポートのコンテンツの概要が表示され、レポートで入手可能な他の詳細情報にすばやくアクセスできる。「印刷レイアウト・モード」も参照。

エクスポート(export)
データ・ブラウザに現在表示されているデータは、スプレッドシートなど、様々なアプリケーションにエクスポートできる。また、データのエクスポート方法もカスタマイズできる。データ列の順序変更、Microsoft Excelエクスポートに表示する追加列の指定、データのエクスポートの書式指定が可能。
エスカレーション(escalation)
指定された期間を超えてKPIの未達成が継続する場合に、別のユーザー・グループに通知が自動送信されるよう、アラート・スケジュールを使用して定義できるオプション機能。「アラーム」も参照。
エラー・ログ(error log)
RUEIは、すべてのシステム・イベントの記録を含むエラー・ログを保持する。通常、エラー・ログは空である必要がある。ファイル内にエラーがレポートされた場合は、Oracleサポート・サービスに連絡する必要がある。

お気に入り(favorites)
よく使用するレポートへのショートカットを作成して、そのレポートに簡単にアクセスできるようにする機能。

カテゴリ(categories)
KPISLAをグループ化するための手段。カテゴリは関連するパフォーマンス・インディケータを含むようにカスタマイズできる。通常、各カテゴリには組織の業務の特定項目に関連したKPIとSLAが含まれる。たとえば、パフォーマンス、ページの可用性、ビジターのトラフィックなど。
カレンダ(calendar)
データ・ブラウザ内のレポートや情報には、特定の日付または期間に関する情報が提供される。「Calendar」内の「From」および「To」セクションは、目的の期間を指定するための手段である。期間は日付単位、週単位または月単位で指定できる。
管理者(administrator)
RUEIインストール環境のメンテナンスを担当するユーザー。メンテナンス作業には、システムの状態ステータスの監視、構成バックアップの実行および監視対象となるネットワーク操作の範囲の定義が含まれる。管理者は、ユーザー権限のメンテナンスも担当する。

キー・ページ(key pages)
監視対象のうち、特に注目されるWebページ。通常、これは特に重要なページである。たとえば、組織のホームページや、注文入力などのトランザクション内の一連のページなどがある。これらのページに関しては、追加情報が記録される。追加情報には、クライアント情報(ISP、アクセス元の国など)やビジターのブラウザ情報(オペレーティング・システム、ブラウザ・バージョンなど)がある。
切替えフィルタ(toggle filters)
作成済のレポートを開くユーザーが参照する情報を選択することを許可する。
たとえば、クライアントの場所情報を(「All sessions」グループで)参照している場合、ユーザーがクライアントの場所に基づいて選択を行うことを可能にするレポートを作成できる。「包含フィルタ」「除外フィルタ」も参照。

クライアント(client)
ビジターのIPアドレスで得られる情報を増大できるファシリティ。特に、イントラネットのトラフィックを監視しているときに、独自のビジター分類を使用する必要がある場合に役立つ。「サーバー」も参照。

権限(permissions)
管理者を除くすべてのユーザーのビジネス・アクセス権限とITアクセス権限には、それらのユーザーが使用することを認可されたシステム機能が定義される。
詳細は、表1-1「ロール」を参照。

サーバー(server)
監視対象Webサイトのビジターの状況を詳細に把握できるファシリティ。ビジターの一連のIPアドレス範囲をWebサーバー・グループおよび個別のWebサーバーに割り当てることができる。「クライアント」も参照。
サービス・レベル・スケジュール(service level schedules)
組織に対して定義されたサービス・レベルを適用する期間を指定する。通常、組織ではコア・タイム(月曜日〜金曜日の9:00AM〜5:00PMなど)が設定されており、このコア・タイムでは、約束したサービス・レベルを達成する必要がある。 ただし、場合によって、休日や計画メンテナンス期間などの例外を設定する必要もある。
サンプリング間隔(sample interval)
KPIの値を確認するための監視間隔を指定する。監視レベルは、選択した値には影響されない。ただし、トラフィック・レベルの低いWebサイトでは、サンプリング時間を5分にしても何も測定されないことがよくあるため、長い期間(15分など)を選択すると有用である。

重大度(severity)
KPIが、定義されている範囲の外になったときに組織が受ける深刻度を指定する。指定可能な値は、「Harmless」、「Warning」、「Minor」、「Critical」または「Fatal」。
情報画面(information screen)
情報画面は各レポートに含まれる。この画面には、レポートで使用される用語の用語集が表示される。これは、レポートで使用されるメトリックの説明が必要な場合に役立つ。
除外フィルタ(exclusive filters)
フィルタ内のデータ値とは一致しないデータ・アイテムのみを表示することを指定する。「包含フィルタ」も参照。

スイート(suite)
事前定義済アプリケーションの集合。現在提供されているスイートは、E-Business Suite(EBS)、Siebel、PeopleSoftの3つである。これらを使用すれば、アプリケーションの構成にかかる時間が短縮され、スイート内のアプリケーションの互換性が保証されて、アプリケーションが正しく監視されるようになる。

セキュリティ担当者(security officer)
セキュリティに関連する問題の管理を担当するユーザー。セキュリティ関連の問題には、ロギングから除外する機密情報(クレジット・カードの詳細など)の定義、および暗号化したデータを監視するためのSSL鍵のインストールと管理が含まれる。「ブラインディング」および「KPI」も参照。
セクション(sections)
通常、レポートにはいくつかのセクションが含まれる。たとえば、日次トラフィック・レポートには、リクエストした期間のページ・ビュー数によってトラフィックをレポートするセクションと、バイト数によってトラフィックをレポートするセクションの2つがある。
セッション(session)
Webサイトのビジターのアクティビティ期間。CookieのIPアドレスによって一意のユーザーが特定される。通常、ユーザーの非アクティブ時間が15分を超えると、ユーザー・セッションは終了する。

ターゲット(target)
KPIおよび関連するSLAには、ターゲットを指定する必要がある。ターゲットを固定範囲(たとえば、80〜100など)として定義したり、上限または下限からの偏差(小、中、大)に応じてKPIをサンプリングする日数を指定できる。
ダッシュボード(dashboard)
重要なすべてのメトリックを1つの場所で表示する。ダッシュボードは組織の特定の要件を反映するよう自由に構成でき、各ダッシュボードには関連するパフォーマンス・インディケータを含めることができる。たとえば、可用性の問題、パフォーマンス、またはビジターのトラフィックなどを別々のダッシュボードに構成できる。
達成通知(up notification)
KPIがその定義されたターゲット範囲に戻ったときに、アラート・プロファイルに指定されたユーザーが受信する自動生成通知。「アラート」も参照。

中止(abandonment)
ビジターがWebサイトでトランザクション処理を終了し、その後セッションに戻らない場合のこと。

データ・ブラウザ(data browser)
監視中に取得された情報は、多次元のデータ構造として格納される。データ・ブラウザを使用すれば、より詳細なレベルを次々にクリックするだけでWebデータを探索でき、様々なディメンション(期間、リファラ、ビジター・タイプなど)別にWebデータを表示できる。これを使用して、レポートに表示されるデータのコンテキストを把握できる。

ドメイン(domain)
URLアドレスに指定された、インターネット内の領域。最上位レベルのドメインは末尾(ドットの後)に指定され、第2レベルのドメインはそのドットの前に指定される。第2レベルのドメインは、最上位レベルのドメイン内のどこでアドレスを見つけることができるかを示す。たとえば、www.webtrends.comの場合、.comが最上位レベルのドメインで、"webtrends"が第2レベルのドメインである。
トランザクション(transaction)
論理タスクを定義した一連のページ。たとえば、フェリーの予約アプリケーションでは、取引の記帳用に、航路と日付の詳細、乗客と船舶の詳細、支払いの詳細、確認書などの各ページが定義される場合がある。

ネットワーク・フィルタ(network filters)
ネットワーク・フィルタを使用すると、監視するトラフィックの有効範囲を管理できる。また、監視対象を特定のサーバーやサブネットに制限したり、パケットの取得レベルを制限できる。「有効範囲」も参照。

パラメータ(parameters)
パラメータはURL内で疑問符の直後に置かれる。パラメータの後には等号と戻り値が続く。形式は、name=value

ビジネス・ユーザー(business users)
事業目標に照らしてビジターの行動の評価に取り組むユーザー。このため、ビジネス・ユーザーは、RUEIに用意されているビジネス・インテリジェンスを使用して、Webサイトにたどり着くまでに最も多いパスの特定や、特定のページやセクションにアクセスするビジターの関心度の特定など、様々な点を監視できる。「ITユーザー」も参照。

フィルタ(filter)
レポートの有効範囲、KPIの有効範囲、またはデータ・ブラウザに表示されるデータの有効範囲を絞り込むための手段。「包含フィルタ」「除外フィルタ」「切替えフィルタ」も参照。
ブラインディング(blinding)
コレクタは機密情報をログに記録しないように構成できる。これをブラインディングと呼ぶ。これによって、パスワード、クレジット・カード情報などの機密情報をディスクに記録しないようにできる。

ページ(page)
RUEIで監視するページは、すべてRUEIに定義しておく必要がある。システムに定義されていないページの情報は廃棄される。ページ識別はアプリケーションに基づいて行われる。
ページ・タグ(page tag)
Webページに埋め込まれる1つのJavaScriptコードで、ページが表示されるときにブラウザによって実行される。RUEIでは、標準スキーム(Coremetricsなど)またはカスタム・スキームの使用がサポートされる。
ページ・ビュー(page view)
Webページの1回の参照。
ヘッダー(header)
表示中のレポートについての一般情報が含まれる。一般情報には、レポートのタイトル、レポートされるメトリック、レポートの対象となる日付または期間が含まれる。

包含フィルタ(inclusive filters)
フィルタのデータ値と一致するデータ・アイテムのみを表示することを指定する。「除外フィルタ」も参照。

メッセージ(messages)
システムのユーザーに送信して、重要なシステム・イベントや運用上の問題を知らせることができる。たとえば、スケジュールされたメンテナンス期間やレポートされた問題など。これらの情報は「Home」タブの「Message」領域に表示される。
メトリック(metric)
KPIの基礎となるベンチマーク。これは、監視対象のWeb環境の測定対象となる項目のパラメータまたは定量的評価である。メトリックには測定内容を定義する。たとえば、現在のセッション数や、1分当たりのページ・ビュー数など。
メーリング機能(mailing facility)
自動電子メールで受信するレポートの概要と、そのレポートの受信頻度(毎日、毎週または毎月)を確認できるようにする機能。「お気に入り」も参照。

有効範囲(scope)
RUEIでは、監視対象とするTCPポートを指定して、トラフィック監視の有効範囲を制御する。監視対象外のポートについては、何の情報も表示されない。
ユーザー(users)
RUEIでは、事前定義済のロールと権限を使用して、ユーザーが実行できるアクションを判別する。ロールには管理者セキュリティ担当者ITユーザーおよびビジネス・ユーザーの4つがある。

要件(requirements)
KPIに指定する任意の追加条件。この機能を使用すれば、複合KPI条件を構築できる。

リターン・コード(return code)
転送が成功したかどうかとその理由を指定する、リクエストのリターン状態。リクエストに対する応答としてビジターに送信できるHTTP結果コードについては、付録E「エラー・コードの説明」を参照。

レポート(report)
ネットワーク・インフラストラクチャのパフォーマンスの評価に必要な状況の把握が可能になる。RUEIには、豊富な事前定義済(標準)レポートのライブラリが付属する。レポートはグループ化され、監視対象の各項目のトラフィックを表すカテゴリに入れられる。各レポートは、ヘッダー情報画面、およびいくつかのセクションで構成される。

ロール(role)
RUEIでは、管理者セキュリティ担当者ITユーザーおよびビジネス・ユーザーの4つの事前定義済ロールを使用できる。