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Smart Ticket デモ

ここでは、WebLogic Server で Java Smart Ticket デモを設定および実行する手順について説明します。

  1. Sun の Web サイト http://developer.java.sun.com/developer/releases/smarticket/ で Smart Ticket デモ アプリケーションのソース コードをダウンロードします。新しいディレクトリにソース コードを解凍します。このドキュメントではこれ以降、このディレクトリを SMARTICKET_HOME と呼びます。
  2. http://java.sun.com/products/j2mewtoolkit/download.html から Sun Wireless Toolkit をダウンロードします。ツールキットをインストールします。インストール中に JDK を指定するように要求されたら、BEA_HOME/jdk131 ディレクトリに格納されている JDK を選択できます。
  3. BEA のサイトから smarticket-patch.zip をダウンロードします。このパッチでは、WebLogic Server で Smart Ticket デモを実行するための WebLogic 記述子が提供されています。この zip ファイルを SMARTICKET_HOME/smarticket ディレクトリに解凍します。
  4. 開発環境を設定します。 WL_HOME/samples/server/config/examplessetExamplesEnv スクリプトを実行します。WL_HOME は WebLogic インストール先のホーム ロケーションです。デフォルトでは、WL_HOMEC:/bea/weblogic81 です。
  5. Wireless Toolkit のホームを指定する J2MEWTK_HOME 変数も含まれるように環境を設定します。ツールキットをインストールしたルート ディレクトリを指定します。たとえば、次のように入力します。

    set J2MEWTK_HOME=c:\j2mewtk

  6. 開発シェルで SMARTICKET_HOME/smarticket ディレクトリにある Ant ビルドスクリプトを実行します。このディレクトリで、次のように入力してビルドスクリプトを実行します。

    localant

  7. WebLogic Server にはデモ用の PointBase データベースが付属しています。このデータベースに必要なデータをアップロードするには、まず PointBase を実行する必要があります。 Examples Server を起動すると PointBase は自動的に起動されます。SMARTICKET_HOME/smarticket/populate.bat スクリプトで、正しい POINTBASEHOME が指定されていることを確認します。WL_HOME/samples/server/eval/pointbase ディレクトリに設定されている必要があります。次に、開発シェルで SMARTICKET_HOME/smarticket ディレクトリから次のように入力して、SMARTICKET_HOME/smarticket/populate.bat スクリプトを実行します。

    populate

  8. Smart Ticket アプリケーションが使用する 4 つの EJB のそれぞれに対してデータソースをコンフィグレーションする必要があります。WebLogic Examples Server を起動します。実行したら、ブラウザに http://localhost:7001/console と指定して Administration Console を開きます。
  9. Administration Console のホーム ページにある [JDBC] という見出しの下で、 [トランザクション データソース] をクリックし、[新しい JDBC Tx Data Source のコンフィグレーション] タブに移動します。データ ソースの名前を入力します。最初の名前は MovieInfoData です。次に、[JNDI] フィールドに MovieInfoDataSource と入力します。プール名として demoPool と入力します。これは、WebLogic サンプルが使用するデフォルトの接続プールです。[作成] をクリックします。[対象] タブをクリックします。[選択可] カラムの examplesServer を選択し、右矢印をクリックして割り当てます。[適用] をクリックします。
  10. アプリケーションに必要な他の 3 つのデータソースについても上記の手順を繰り返します。残りの 3 つのデータソースの名前は、TicketSalesDataCustomerData、および LocaleInfoData です。これに対応する JNDI 名は TicketSalesDataSourceCustomerDataSource、および LocaleInfoDataSource です。それぞれがプール名として demoPool を使用します。
  11. ここで WebLogic Server に Smart Ticket アプリケーションをインストールする必要があります。Administration Console のトップ ページにある家のアイコンをクリックして Console ホームに戻ります。[デプロイ済みリソース] の下の [アプリケーション] をクリックします。[新しいアプリケーションのコンフィグレーション] リンクをクリックします。SMARTICKET_HOME/ smarticket/bin ディレクトリを参照して smarticket.ear ファイルを選択します。
  12. examplesServer を選択し、右矢印をクリックして、examplesServer にアプリケーションを割り当てます。[作成] をクリックします。アプリケーションのコンポーネントがデプロイされるまで多少時間がかかります。新しくインストールしたアプリケーションの [コンフィグレーション] タブが表示されます。[適用] を再度クリックします。
  13. Smart Ticket クライアントを編集して、WebLogic Server が動作する適切なホスト名とポートを指すようにする必要があります。エディタで SMARTICKET_HOME/smarticket/bin ディレクトリにある smarticket.jad ファイルを編集し、サーバの正しい場所を指すように次の 3 行を変更します。

    SMARTicket-Poster-URL: http://localhost:7001/SmarTicketApp/
    SMARTicket-Servlet-URL: http://localhost:7001/SmarTicketApp/servlet/
    SMARTicket-Splash-URL: http://localhost:7001/SmarTicketApp/

  14. SMARTICKET_HOME/bin ディレクトリの smarticket.jad ファイルを開きます。
  15. サインインします。Smart Ticket デモを実行する手順の詳細については、SMARTICKET_HOME/doc ディレクトリにあるドキュメントを参照してください。

メモ

Smart Ticket アプリケーション用のユーザ アカウントを作成する際には、郵便番号として 95130 または 95054 を入力します。また、パスワードの長さは 6 文字とする必要があります。アカウント作成時には [Poster] モードを選択してみてください。このモードでは、電話やエミュレータで選択した映画の画像を表示できます。

エミュレータを使うための複数のオプションがあります。J2ME Wireless Ticket で、デフォルトのデバイスとプリファレンスを設定してください。

クライアント Smart Ticket アプリケーションを既に実行していて、WebLogic にアプリケーションを再デプロイする場合、既存のユーザ情報のデータベースを消去する必要があります。そのためには、Windows の [スタート] メニューから J2ME Wireless Ticket Utility を実行します。[Clean Database] をクリックします。次に、Smart Ticket クライアントを再起動します。