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BEA WebLogic Server 9.0 の互換性について

BEA では、永続的データ、生成されるクラス、および API の互換性について、現在のバージョンの WebLogic Server と WebLogic Server 6.1sp2 以降の全バージョンの、バイナリおよびソースレベルでの互換性をサポートしようと考えています。ただし、完全な互換性を維持することができない場合もあります。そのような場合について、『WebLogic のアプリケーション環境のアップグレード』で詳しく説明しています。

J2EE 1.4 に関する互換性

BEA WebLogic Server は J2EE 1.4 に完全に準拠しており、その互換性は特定の WebLogic Server リリースに対応したすべてのオペレーティング システム プラットフォームにわたって有効です。したがって、あるオペレーティング システム プラットフォーム (Windows など) で J2EE 1.4 に準拠したアプリケーションを開発し、そのアプリケーションを別のプラットフォーム (UNIX、Linux、Tru64、OpenVMS、または HP NonStop など) にプロダクション環境としてデプロイできます。その際、J2EE アプリケーションのコードを変更する必要はありません。BEA はこのような J2EE アプリケーションの移植に関する互換性を WebLogic Server の 1 つのリリース レベルの範囲内で保証しています。

永続的データの互換性

WebLogic Server 9.0 にアップグレードする場合、コンフィグレーション ファイル、デプロイメント記述子、トランザクション ログ、および JMS メッセージなどの WebLogic Server 6.1、7.0、または 8.1 の永続データ ストレージを変更する必要はありません。

生成されるクラスの互換性

WebLogic Server 9.0 にアップグレードする場合、アプリケーションを再コンパイルしてクラスを新しく生成する必要はありません。

API の互換性

WebLogic Server 9.0 にデプロイされる WebLogic Server 6.1、7.0、および 8.1 のアプリケーションは変更しなくても動作します。ただし、仕様への準拠や不具合の修正を目的として API の動作が変更されている場合があります。特定の状況では、これらの変更によってアプリケーションの動作が変わる可能性があります。

プロトコルの互換性

WebLogic Server 9.0 と WebLogic Server 6.1、7.0、および 8.1 の間の相互運用性は、以下のシナリオでサポートされています。

  • WebLogic Server 6.1、7.0、または 8.1 クライアントは、IIOP、T3、T3S、HTTP、および HTTPS を使用して WebLogic Server 9.0 サーバがホストする RMI ベースのアプリケーションを呼び出すことができます。JMS アプリケーションは、T3、T3S、HTTP、および HTTPS を使用して呼び出すことができます。
  • WebLogic Server 9.0 クライアントは、IIOP、T3、T3S、HTTP、および HTTPS を使用して WebLogic Server 6.1、7.0、または 8.1 サーバがホストする RMI ベースのアプリケーションを呼び出すことができます。JMS アプリケーションは、T3、T3S、HTTP、および HTTPS を使用して呼び出すことができます。
  • WebLogic Server 9.0 Web サーバ プラグインは、6.1、7.0、または 8.1 の最新のサービス パック リリースのサーバにプロキシできます。

注意 :

  • 1 つの管理ドメインで複数のバージョンの WebLogic Server を使用することはサポートされていません。