BEA WebLogic Server 9.1 の互換性について
BEA では、永続的データ、生成されるクラス、および API の互換性について、現在のバージョンの WebLogic Server と WebLogic Server 7.0 以降の全バージョンの、バイナリおよびソースレベルでの互換性をサポートしようと考えています。ただし、完全な互換性を維持することができない場合もあります。そのような場合について、『WebLogic のアプリケーション環境のアップグレード』で詳しく説明しています。 J2EE 1.4 に関する互換性 BEA WebLogic Server は J2EE 1.4 に完全に準拠しており、その互換性は WebLogic Server 9.1 に対応したすべてのオペレーティング システム プラットフォームにわたって有効です。この互換性があるため、あるオペレーティング システム プラットフォーム (Windows など) で J2EE 1.4 に準拠したアプリケーションを開発し、そのアプリケーションを別のプラットフォーム (UNIX、Linux、Tru64、OpenVMS、または HP NonStop など) にプロダクション環境としてデプロイできます。その際、J2EE アプリケーションのコードを変更する必要はありません。BEA はこのような J2EE アプリケーションの移植に関する互換性を WebLogic Server の 1 つのリリース レベルの範囲内で保証しています。 永続的データの互換性 WebLogic Server 9.1 にアップグレードする場合、コンフィグレーション ファイル、デプロイメント記述子、トランザクション ログ、および JMS メッセージなどの WebLogic Server 7.0、8.1、または 9.0 の永続データ ストレージを変更する必要はありません。 生成されるクラスの互換性 1 つの例外を除き、WebLogic Server 9.1 にアップグレードする場合、アプリケーションを再コンパイルしてクラスを新しく生成する必要はありません。 バージョン 9.1 の EJBGen ユーティリティは、JDK 5.0 メタデータ アノテーションスタイルの EJBGen タグのみを認識し、以前の Javadoc スタイルによるタグは認識しません。つまり、Javadoc スタイルのタグを使用するソース ファイルは、同等のアノテーションを使用するようにアップグレードしてから、バージョン 9.1 の EJBGen を使用して再コンパイルする必要があります。 API の互換性 WebLogic Server 9.1 にデプロイされる WebLogic Server 7.0、8.1、および 9.0 のアプリケーションは変更しなくても動作します。ただし、仕様への準拠や不具合の修正を目的として API の動作が変更されている場合があります。特定の状況では、これらの変更によってアプリケーションの動作が変わる可能性があります。 プロトコルの互換性 WebLogic Server 9.1 と WebLogic Server 7.0、8.1、および 9.0 の間の相互運用性は、以下のシナリオでサポートされています。
ドメイン内での互換性
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