手順 1 : システム要件を確認する
手順 2 : BEA WebLogic Server をダウンロードおよびインストールする
手順 3 : Sun Microsystems から Java Pet Store をダウンロードする
手順 4 : WebLogic Server Pet Store 1.1.2 パッチをダウンロードする
手順 5 : 開発環境を設定する
手順 6: WebLogic Java Pet Store をビルドする
手順 7 : WebLogic ホーム ディレクトリに EAR ファイルをコピーする
手順 8 : サンプル コンフィグレーションで WebLogic Server を起動する
手順 9 : WebLogic Administration Console を起動する
手順 10 : Cloudscape データベースの接続プールを作成する
手順 11 : 新しい JDBC データ ソースを 3 つ作成する
手順 12 : Oracle または Sybase データベース用の設定を行う(省略可能)
手順 13 : WebLogic Pet Store を起動する
注意
手順 1 : システム要件を確認する
WebLogic Server のバージョン 6.1 をインストールする必要があります。J2EE 1.2 認定のバージョンまたは J2EE 1.3 の機能を備えたバージョンのいずれかを使用できます。
WebLogic Pet Store は基本的に Sun の Java Pet Store と同じですが、WebLogic Server 6.1 に固有の追加のデプロイメント記述子、Ant 1.2、および Ant 用に修正されたビルド スクリプトが含まれています。
WebLogic Server をインストールする前に、システムに以下の必要なソフトウェアがあるかどうか確認してください。
Java 2 Platform, Standard Edition 1.3.1(JDK 1.3.1)は、WebLogic Server と共に自動的にインストールされます。
WebLogic Pet Store パッチでは、Jakarta プロジェクトで作成された Java ベースのビルド ツール、Ant 1.2 もインストールされます。
手順 2 : BEA WebLogic Server をダウンロードおよびインストールする
サーバをインストールするには、以下の手順に従います。
- http://www.beasys.co.jp/evaluation/index.html からバージョン 6.1 をダウンロードします。
- 未登録の場合は、BEA WebLogic Developer として登録します。
- WebLogic Server をインストールするディレクトリは WebLogic ホームとなります(ここでは weblogic と呼びます)。
- クイック インストール : 実行可能ファイルをクリックして、インストーラの手順を進みます。
- または、http://edocs.beasys.co.jp/e-docs/wls61/install/index.html に示された詳細な手順に従います。
- インストール中にパスワードを指定します。パスワードは覚えておきます。
手順 3 : Sun Microsystems から Java Pet Store をダウンロードする
- Sun Java Developer Connection から Java Pet Store をダウンロードします.
- まだ登録していない場合は、Java Developer Connection に登録して、ユーザとパスワードを入力します。
- Java Pet Store のバージョン 1.1.2 をダウンロードします。ダウンロード ファイル名は jps-1_1_2.zip です。
- WebLogic ホーム ディレクトリの外部に Pet Store 用のディレクトリを作成します。
- システムで利用可能なツールを使用して、Pet Store のホーム ディレクトリ(ここでは petStoreHome と呼びます)に jps-1_1_2.zip を解凍します。
これは、weblogic\samples\petStore に含まれている、WebLogic Server に付属の Pet Store とはバージョンが異なります。
手順 4 : WebLogic Server Pet Store 1.1.2 パッチをダウンロードする
- Windows または Unix 用の WebLogic Pet Store パッチをダウンロードします。
- Pet Store ファイルより上の petStoreHome ディレクトリにパッチを解凍します(Pet Store ファイルは petStoreHome\jps1.1.2 にあります)。
- zip ユーティリティでファイルの上書きを確認するメッセージが表示されたら、[Yes] または [Yes to All] をクリックします。
- petStoreHome\jps1.1.2\src\petstore\src\docroot で、changeaddressform.jsp と changepreferencesform.jsp を削除します。
これらのファイルは、パッチの changeaddressform と changepreferencesform で置き換えられます。
手順 5 : 開発環境を設定する
- コマンド ウィンドウを開きます。
- WebLogic の examples ドメインに移動します。
cd weblogic\config\examples
- 開発環境を設定するスクリプトを実行します。
- Windows の場合 : setExamplesEnv
- UNIX Bourne シェルの場合 : . setExamplesEnv.sh
これで、このコマンド ウィンドウが開発環境になります。
- env と入力して、CLASSPATH 変数の値を確認します。
WebLogic Server の J2EE 1.2 バージョンを使用している場合、CLASSPATH の最初の項目は j2ee12.jar へのパスになります。
ただし、WebLogic Server の J2EE 1.3 バージョン の場合は、CLASSPATH に j2ee12.jar は含まれません。
手順 6: WebLogic Java Pet Store をビルドする
- 開発環境ウィンドウで、Pet Store ソース ディレクトリに移動します。
cd petStoreHome\jps1.1.2\src\petstore\src
- パッチによってインストールされたビルド スクリプトを実行します。
- Windows の場合 : build
- UNIX Bourne シェルの場合 : sh build.sh
- build ディレクトリ に移動します。 cd ..\build
- petstore.ear ファイルを見つけます。
手順 7 : WebLogic ホーム ディレクトリに EAR ファイルをコピーする
- examples ドメインの applications ディレクトリに EAR ファイルを配置します。
- Windows の場合 : copy petstore.ear weblogic\config\examples\applications、または Windows のエクスプローラを使用します。
- Solaris の場合 : cp petstore.ear weblogic/config/examples/applications
手順 8 : サンプル コンフィグレーションで WebLogic Server を起動する
- WebLogic ホーム ディレクトリの examples ドメインに移動します。 cd weblogic\config\examples
- スクリプトを使用してサーバを起動します。
- Windows の場合 : startExamplesServer
- UNIX Bourne シェルの場合 : sh startExamplesServer.sh
- 要求されたら、WebLogic Server をインストールしたときに指定したパスワードを入力します。
手順 9 : WebLogic Administration Console を起動する
- Web ブラウザを開きます。
- http://localhost:7001/console という URL に移動するか、以下のようにします。
- WebLogic Server をインストールしたときに指定したホスト名を使用します。
- WebLogic Server をインストールしたときに指定したリスン接続ポートを使用します。
- 要求されたら、WebLogic Server をインストールしたときに指定したパスワードを入力します。
手順 10 : Cloudscape データベースの接続プールを作成する
Oracle または Sybase データベースを使用している場合も、以下を参照してください。
- 左ペインで、[サービス|JDBC] を展開します。
- [接続プール] をクリックします。
- 右ペインで、[新しい JDBC Connection Pool のコンフィグレーション] をクリックします。
- 以下の値を入力します。
- [名前]: petstorePool
- [URL]: jdbc:cloudscape:petStore
- [ドライバ クラス名]: COM.cloudscape.core.JDBCDriver
- [プロパティ]: user=none
password=none
server=none
[プロパティ] では、各値ごとに改行してください。
- [作成] をクリックします。
- [対象] タブをクリックします。
- examplesServer を [選択済み](右側)カラムに移動します。
- [適用] をクリックします。
手順 11 : 新しい JDBC データ ソースを 3 つ作成する
1 つ目のデータソース :
- Administration Console の右上にある[ホーム] アイコンをクリックします。
- 左ペインで、[サービス|JDBC] を展開します。
- [データ ソース] をクリックします。
- 右ペインで、[新しい JDBC Data Source のコンフィグレーション] をクリックします。
- [名前] に EstoreDB と入力します。
- [JNDI 名] に jdbc.EstoreDB と入力します。
- [プール名] に petstorePool と入力します。
- [作成] をクリックします。
- [対象] タブをクリックします。
- examplesServer を [選択済み](右側)カラムに移動します。
- [適用] をクリックします。
- データソースの現在のリストを確認するには、[ホーム] をクリックしてから、[JDBC|データソース] をクリックします。
2 つ目のデータソース :
- [名前] に eInventoryDB と入力します。
- [JNDI 名] に jdbc.InventoryDB と入力します。
- [プール名] に petstorePool と入力します。
- [作成] をクリックします。
- [対象] タブをクリックします。
- examplesServer を [選択済み](右側)カラムに移動します。
- [適用] をクリックします。
3 つ目のデータソース :
- [名前] に SignOnDB と入力します。
- [JNDI 名] に jdbc.SignOnDB と入力します。
- [プール名] に petstorePool と入力します。
- [作成] をクリックします。
- [対象] タブをクリックします。
- examplesServer を [選択済み](右側)カラムに移動します。
- [適用] をクリックします。
手順 12 : Oracle または Sybase データベース用の設定を行う(省略可能)
Oracle または Sybase などの Cloudscape 以外のデータベースを使用している場合は、データベースを構築してから、customer_ejb.xml の値を変更する必要があります。
データベースを構築する場合、以下のようにデータベースを自動的に作成することができます。
- WebLogic Server を起動します。
- Web ブラウザを開きます。
- http://localhost:7001/estore/index.html に移動します。
Windows では、ブラウザが開いて自動的に正しい URL に移動している場合もあります。
- [Enter the Store] をクリックします。 サーバでは、データベース テーブルが正しく設定されているかどうかをチェックします。設定されていない場合は、リンクが表示されます。
- リンクをクリックして、テーブルを自動的に作成します。
または、utils.Schema データベース ユーティリティを使用します。
- weblogic\samples\petStore\src\petstore\src\docroot\WEB-INF\sql に移動します。
- DBMS に対応する SQL ファイルを選択します。
- データベース ユーティリティ utils.Schema を使用して、データをアップロードします。
データベースを構築したら、以下のように customer_ejb.xml を変更します。
- テキスト エディタを開きます。
- テキスト エディタで、customer_ejb.xml ファイルを開きます。
cd petStoreHome\jps1.1.2\src\components\customer\src
- customer_ejb.xml ファイルで、com.sun.j2ee.blueprints.customer.order.dao.OrderDAOCS を検索します。
- OrderDAOCS を OrderDAOOracle(Oracle の場合)または OrderDAOSybase(Sybase の場合)に変更します。
手順 13 : WebLogic Pet Store を起動する
- Web ブラウザ ウィンドウを開きます。
- http://localhost:7001/estore/index.html に移動します。
- [Enter the Store] をクリックします。
注意
WebLogic Pet Store パッチでは、以下のことが行われます。
- WebLogic Server 用にデプロイメント記述子が更新されます。
- Ant ビルド スクリプトが追加されます。
- Sun の Pet Store の CatalogDAOImpl.java におけるバグが修正されます。このバグを修正すると、1 つの WebLogic Server で複数の Pet Store クライアントを実行できます。
- JSP ファイルを一部変更して、JSP のコンパイルからその部分を除外します。
質問がある場合は、j2ee-blueprints-interest にメールを送信するか、weblogic.developer.interest.examples ニュースグループに投稿してください。