このチュートリアルでは、Workshop を使用して、訪問者追跡アプリケーションの構成部品をモデル化するエンタープライズ JavaBean を使用する非常に単純なアプリケーションを構築しました。また、テスト クライアントとして使用するページ フローを作成しました。
このチュートリアルで説明した概念とタスク
- Workshop では、EJB ソース コードは単一の Java ファイルに含まれています。サポート ファイル (EJB インタフェースを実装するためのファイルなど) は、ソース コードで使用するアノテーションに基づいて自動的に生成されます。
- EJB を開発する場合、ソース コードにアノテーションを追加して、自動生成されるソースの詳細を指定します。たとえば、
@FileGeneration
アノテーションの属性は、ファイルを生成するかどうか、および生成されるファイルの名前を指定します。
- ビルド時にデプロイメント記述子の値を生成するために使用されるソース コード アノテーションもあります。たとえば、
@Entity
アノテーションの primKeyClass
属性値は、Bean のデプロイメント記述子の <prim-key-class>
要素で使用されます。
- EJB ソース コード中のほとんどのアノテーションは、WebLogic Server EJBGen ツールによって定義されます。このツールは、ビルド時にアノテーションを処理するために呼び出されます。Workshop ソース コードを処理するために EJBGen を別途実行する必要はありません。EJBGen の詳細については「EJBGen リファレンス」を参照してください。
- EAR プロジェクトは、複数のプロジェクト (単一のアプリケーションを構成するプロジェクトなど) の出力を収めた単一のエンタープライズ アーカイブ ファイルを生成するための特殊なプロジェクトです。EAR プロジェクトは、アプリケーション全体を表します。
- EAR プロジェクトのライブラリ モジュールを使用すると、開発アーティファクトの間で共有されるクラスパスの依存関係を収集できます。このため、同じ JAR ファイルを各プロジェクトのプロジェクト階層にコピーする必要はありません。
- EJB コントロールは、EJB をクライアント コードから呼び出すための便利な手段です。EJB コントロールは、そのコントロールが表す EJB を示すアノテーション値をユーザが指定することによって、EJB クライアントの一般的な作業を処理します。
- 開発中の EJB をテストする手段としては、ページ フローが適しています。EJB を表す EJB コントロールを作成し、ページ フロー コードでコントロール メソッドを呼び出します。