11. アプリケーションをテストする

この手順では、DAO クラス、JSP、サーブレットなどの Web コンポーネントをインポートして、Web プロジェクトを完成させます。また、サーバ コンフィグレーションを作成して、Hibernate Web アプリケーションをデプロイおよび実行します。

この手順のタスクは以下のとおりです。

• Web コンポーネント (JSP、DAO など) をインポートおよび編集する
• Faces デプロイメント記述子を編集する
• サーバ コンフィグレーションを作成する
• Hibernate Web アプリケーションをデプロイする
• アプリケーションを実行する

Web コンポーネント (JSP、DAO など) をインポートおよび編集する

以下のタスクでは、必要なパッケージ、JSP、および DAO を追加して、このチュートリアルの Hibernate Web アプリケーションを完成させます。

1. 以下の Java パッケージを作成します。
   • com.bea.dao
   • com.bea.util
2. workshop-hibernate-tutorial/web/Resources/dao-classes フォルダにあるすべてのクラスを、com.bea.dao パッケージにコピーします。このパッケージに属するクラスは、Hibernate によるオブジェクト永続性の管理に使用されます。
3. 同じように、workshop-hibernate-tutorial/web/Resources/util フォルダにある MessageFactory クラスを com.bea.util パッケージにコピーします。
4. workshop-hibernate-tutorial/web/Resources/JSPs フォルダにあるすべての JSP を、workshop-hibernate-tutorial/web/pages フォルダにコピーします。
5. この手順では [プロジェクト エクスプローラ] ビューに切り替えます。workshop-hibernate-tutorial/web/Resources/stylesheet.css ファイルを、web フォルダにコピーします。
6. [AppXplorer] ビューに切り替えて、workshop-hibernate-tutorial/web/Resources/application.properties ファイルをコピーし、[workshop-hibernate-tutorial｜web/WEB-INF/src/java ｜resources] フォルダにある application.properties を上書きします。
7. com.bea.beans パッケージに、新しいクラス CustomerManagedBean を作成します。
8. CustomerManagedBean クラスに以下のコードを追加します。

   private com.bea.beans.Customer customer;
   
   public com.bea.beans.Customer getCustomer() {
       return customer;
   }
   
   public void setCustomer(com.bea.beans.Customer customer) {
       this.customer = customer;
   }

9. CustomerManagedBean クラスに以下のインポート文を追加します。

   import javax.faces.application.FacesMessage;
   import javax.faces.context.ExternalContext;
   import javax.faces.context.FacesContext;
   import com.bea.dao.CustomerDAO;
   import com.bea.dao.DAOException;
   import com.bea.dao.DAOFactory;
   import com.bea.dao.OrderDAO;
   import com.bea.util.MessageFactory;

10. メソッドを workshop-hibernate-tutorial/web/Resources/BackingBean_Customer_Methods.txt ファイルから CustomerManagedBean クラスにコピーします。
11. CustomerManagedBean.java ファイルを保存します。

Faces デプロイメント記述子を編集する

1. 管理対象 Bean とナビゲーション ルールは、faces-config.xml ファイルで定義する必要があります。
2. web/Resources フォルダに、この Web アプリケーション用の管理対象 Bean とナビゲーション ルールを定義した faces-config.xml ファイルがあります。web/Resources/faces-config.xml を web/WEB-INF/config フォルダにコピー (および上書き) してください。

WebLogic Server をコンフィグレーションする

この手順では、Workshop で使用する WebLogic Server ドメインを追加します。 このサーバ ドメインには、アプリケーションで必要なランタイム ライブラリが含まれており、アプリケーションはこのサーバにデプロイされます。

• Workshop for WebLogic ユーザは、手順に従って、WebLogic Server をコンフィグレーションする必要があります。

• Workshop Studio および Workshop for JSP ユーザは、手順に従って、WebLogic Server をダウンロード、インストール、およびコンフィグレーションする必要があります。

Hibernate Web アプリケーションをデプロイする

1. アプリケーションを実行するには、[パッケージ エクスプローラ] ビューで、[workshop-hibernate-tutorial] を右クリックし、[実行｜サーバで実行] を選択します。
2. [サーバで実行] ダイアログで [終了] をクリックします。
3. サーバが正常に起動すると、テスト ブラウザ ペインが表示されます。テスト ブラウザ ペインのアドレス行に、 http://localhost:7001/pages/addCustomer.jsf というアドレス (Tomcat 5.5 を実行している場合は http://localhost::8080/pages/addCustomer.jsf) を入力します。
4. デプロイメントを正常に行うために、hsqlDB フォルダを更新する必要がある場合があります。hsqlDB フォルダを更新するには、[AppXplorer] ビューに切り替えて、workshop-hibernate-tutorial/web/hsqlDB を右クリックして [更新] を選択します。

アプリケーションを実行する

1. addCustomer JSF ページがロードされると、以下のような画面が表示されます。
   
   
2. 新しい顧客を追加するには、名前として Bob と入力し、[送信] をクリックします。
   
   Customer 管理対象 Bean の addCustomer( ) アクション メソッドがアプリケーションによって呼び出され、リクエストが viewAllCustomers.jsp に転送されます。viewAllCustomers.jsp は、<h:dataTable> コンポーネントを使用して顧客リストを取得し、次の図のように表示します。
   
   
3. また、Workshop の [コンソール] ビューでデバッグ メッセージを確認することもできます。注意 : SQL 文が表示されるように、hibernate.show_sql プロパティを有効にしています。
   
   
4. 顧客名「JOHN」に対する [View Orders] ボタンをクリックして、顧客「JOHN」による注文の一覧を表示します。
   
5. [戻る] をクリックして前のページに戻り、その他の顧客による注文の一覧を確認します。
6. 作業が完了したら、サーバを停止します。

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