この手順では、新しいアプリケーション用のフレームワークを作成します。この手順のタスクは以下のとおりです。
Workshop では、アプリケーションのファイルやコンポーネントが次のように編成されます。
- 最上位のフォルダをワークスペースと呼びます。
- ワークスペース フォルダ内の最上位フォルダはプロジェクトです。プロジェクトは、エンタープライズ アプリケーション プロジェクトか、J2EE モジュールのコンポーネント ファイルのどちらかになります。通常のエンタープライズ アプリケーションは、複数のプロジェクトで構成されます。
- プロジェクト内のファイルおよびフォルダには、プロジェクトのコンポーネントが格納されます。
エンタープライズ アプリケーションの標準的な開発手順は次のとおりです。
- アプリケーション用の新しいワークスペースを作成します。
- アプリケーションのすべてのプロジェクト (Web アプリケーション、EJB など) にリンクするエンタープライズ アプリケーション プロジェクトを作成します。
- アプリケーション内にモジュール用のプロジェクトを作成します。
- プロジェクトのコンテンツを作成します。
Workshop では、以下に示すプロジェクト タイプを使用します。
動的 Web プロジェクトと EAR プロジェクトを作成するには
- [ファイル|新規|プロジェクト] をクリックします。
- [Web] を展開し、[動的 Web プロジェクト] を選択して [次へ] をクリックします。
- [新規動的 Web プロジェクト] ダイアログで以下を行います。
- [プロジェクト名] フィールドに「MyWebProject」と入力します。
- [EAR にプロジェクトを追加] チェック ボックスをオンにします。
- [終了] をクリックします。
![alt](images/project1.gif)
- [プロジェクト・ファセット] のページで、[構成] ドロップダウンをクリックし、[WebLogic Web プロジェクト ファセットおよび Beehive (v10.3)] を選択します。
[終了] をクリックします。
![alt](images/project2.gif)
動的 Web プロジェクトを作成すると、プロジェクトの最上位にフォルダが作成され、プロジェクト ファイルが初期化されます。作業ファイル セットには、2 つのファイル (src フォルダの controller.Java と WebContent フォルダの index.jsp) を保持するデフォルト ページ フローが含まれています。
![pkg](images/PkgExplorerWebProject.gif)
エンタープライズ アプリケーション プロジェクトも作成されています。
エンタープライズ アプリケーション プロジェクトの特徴は以下のとおりです。
- アプリケーション内のプロジェクトで共有する JAR ファイルを含む
- アプリケーション内のすべてのプロジェクトへのリンクを含む
- 複数のプロジェクトを含むエンタープライズ アプリケーションのテストおよびデプロイメントに使用される
- EAR (Enterprise ARchive) ファイルの作成に使用される
エンタープライズ アプリケーション プロジェクトは、ワークスペース内の他のプロジェクトの兄弟プロジェクトのようなものですが、機能的にはプロジェクト間をリンクさせるだけで、アプリケーションのコンテンツは一切保持しません。単一の Web プロジェクト (Web サービスを含まない Web プロジェクト) はエンタープライズ アプリケーション プロジェクトなしでもデプロイできますが、複雑なアプリケーションを正しくデプロイするにはエンタープライズ アプリケーション プロジェクトが必要です。エンタープライズ アプリケーション プロジェクトは EAR プロジェクトとも呼ばれます。これは、リモート デプロイメント用のエンタープライズ アーカイブ (EAR) ファイルの生成に使用されることがあるためです。
アプリケーションとプロジェクト