複数のマシンに対するインストールを簡単にするために、Workshop インストーラの処理をカスタマイズしてサイレント インストールを使用できます。
多様なサイレント モード オプションを使用してデフォルトの設定をオーバーライドし、Workshop インストールをカスタマイズできます。用意されているオプションは以下のとおりです。
BEAHOME: インストールの対象とするディレクトリのルートを指定します。デフォルトは C:/bea です。
WLW_INSTALL_DIR: Workshop の製品ディレクトリのルートを指定します。これは通常、BEAHOME のサブディレクトリですが、別の場所にすることもできます。デフォルトは C:/bea/workshop_10.3 です。
WLWIDE_ORDER_ID: Workshop の注文 ID を指定します。デフォルトは空白です。
WLWIDE_SERIAL_NO: Workshop のシリアル番号を指定します。デフォルトは空白です。
BEA_BUNDLED_JVMS: BEA バンドル JVMS の選択オプション (たとえば、Windows および Linux プラットフォーム の jrockit_160_05 または jdk160_05 )。デフォルト値は、選択されたプラットフォームの全ての BEA バンドル JVM です。
LOCAL_JVMS: すでにインストールされているサポートされた JVM の選択オプション。
注意 : これらのどちらか (BEA_BUNDLED_JVMS または LOCAL_JVMS) または両方のトークンの存在は、任意のデフォルト セレクションを無効にし、これらのトークンにアサインされた値のみをユーザ セレクションとして設定します。トークンの値はパイプ ('|') で分けられた JavaHome です。USE_EXTERNAL_ECLIPSE : 正しいバージョンの Eclipse がすでにインストールされている場合、この変数は無視されます。デフォルト値は FALSE。
EXTERNAL_ECLIPSE_DIR : 既存の Eclipse インスタンスがインストールされているディレクトリです。正しいバージョンの Eclipse がすでにインストールされている場合、この変数は無視されます。USE_EXTERNAL_ECLIPSE が「TRUE」に設定されている必要があります。
ECLIPSE32_HOME: Eclipse のディレクトリのルートを指定します。これは、Oracle から提供されるもの以外の既存の Eclipse ディレクトリにインストールする場合に使用します。詳細については、「既存の Eclipse インストールへの Workshop の追加」を参照してください。デフォルトは C:/bea/tools/eclipse_pkgs/2.0/eclipse_3.3.2 です。
注意 : ECLIPSE32_HOME の使用はお勧めしません。変数 USE_EXTERNAL_ECLIPSE および EXTERNAL_ECLIPSE_DIR を設定した場合、これらを優先します。
サイレント モード オプションの詳細なリストと、サイレント モードでのインストールの実行に関するこれ以外の情報については、WebLogic Server ドキュメントの「サイレント モードでのインストール プログラムの実行」を参照してください。
また、WebLogic Server ドキュメントの silent.xml ファイルの例を参照してください。
Workshop Studio を購入し、F: ドライブへのインストールを検討しているとします。また、注文 ID およびシリアル番号をインストール時に指定して、こうした情報を求める Workshop の初回起動時のプロンプトを省略することを考えているとします。この場合、以下の手順を実行します。
<?xml version="1.0" encoding="UTF-8" ?> <bea-installer> <input-fields> <data-value name="BEAHOME" value="F:/bea"/> <data-value name="WLWIDE_ORDER_ID" value="your_order_id"/> <data-value name="WLWIDE_SERIAL_NO" value="your_serial_number"/> </input-fields> </bea-installer>
WebLogic Server ドキュメントの「サイレント モードでのインストール プログラムの実行」
WebLogic Server ドキュメントの silent.xml ファイルの例