送信 XML メッセージを特定の形式に適合させるには

Web サービスが特定の送信 XML メッセージ形式を生成する必要がある場合、Web サービスの特定の Java 型と、対応する送信メッセージの間の変換レイヤとして XML マップを作成できます。XML マップは、開発する Web サービスがユーザ側で制御できない形式のメッセージを生成する必要がある場合に特に役立ちます。XML マップを使用すると、クラスの実装を変更せずにこれらのメッセージの形式を制御できます。

注意 : XML マップの基礎については、XML マップを使用する理由を参照してください。

送信メッセージがどのように Web サービスから送られるかによって、parameter-xml マップまたは return-xml マップのいずれかを作成します。次に、送信 XML メッセージが Web サービスから送られる 4 つのケースを示し、それぞれのケースでどの種類のマップを使用する必要があるのかを説明します。

注意 : このトピックで説明する送信メッセージ ソースに対しては、それぞれ関連する受信メッセージ ソースが存在します。マップによる受信メッセージの処理については、特定の形式の受信 XML メッセージを処理するにはを参照してください。

送信メッセージは、以下のソースに送られます。

Web サービスのメソッドの return-xml マップを使用します。ここでは、メソッドの戻り値から目的の送信メッセージ形式にデータをマップする必要があります。

コントロールのコールバック用のコールバック ハンドラの return-xml マップを使用します。Web サービスがコールバック ハンドラを実装してコントロール(別のサービスを含む)によって送られたコールバックに応答する場合、そのハンドラが返す値を送信メッセージにマップする必要があります。

注意 :コントロールに関連付けられているマップを編集する場合、そのコントロールを定義する CTRL ファイルを修正します。CTRL ファイルは、他の Web サービスによって使用される場合があります。他の Web サービスに影響を与えずにコントロールのマップを編集するには、共有されないコントロールを新しく作成する必要があります。

コールバックの詳細については、コールバックを使用してイベントのクライアントに通知するを参照してください。

一部のコントロール タイプでは、そのコントロールに対するメソッド呼び出に適用される XML マップを指定できます。通常、これは別の Web サービスを表すサービス コントロールで使用されます。

コントロールのメソッドの parameter-xml マップを使用します。Web サービスが別のサービスのメソッドを呼び出す場合、そのメソッド呼び出しで必要なパラメータ値を受け渡す必要があります。パラメータの Java 型を目的のメッセージ形式にマップできます。

注意 :コントロールに関連付けられているマップを編集する場合、そのコントロールを定義する CTRL ファイルを修正します。CTRL ファイルは、他の Web サービスによって使用される場合があります。他の Web サービスに影響を与えずにコントロールのマップを編集するには、共有されないコントロールを新しく作成する必要があります。

コールバックの parameter-xml マップを使用します。このようなコールバック(サービスからクライアントに送信されるもの)が Web サービスが定義するインタフェースの側面である場合、メッセージ形式を制御して XML マップを不要にできます。しかし、必要な場合は、コールバックのパラメータの Java 型を目的の送信メッセージ形式にマップできます。

[マップおよびインタフェースの編集] ダイアログを使用すると、XML マップを簡単に作成できます。

詳細については、[マップおよびインタフェースの編集] ダイアログで XML マップを追加または編集するにはを参照してください。

関連トピック

XML マップを使用する理由

特定の形式の受信 XML メッセージを処理するには

[マップおよびインタフェースの編集] ダイアログで XML マップを追加または編集するには

コールバックを使用してイベントのクライアントに通知する