ECMAScript(JavaScript)を使用して XML メッセージを処理するには
受信または送信 XML メッセージの処理に必要なトランスフォーメーションは、静的 XML マップを実現するより複雑な場合があります。こうしたケースでは、WebLogic Workshop の ECMAScript の拡張バージョンを使用して XML マッピングを実行できます。そのためには、スクリプトを保持するためのスクリプト ファイル(拡張子は JSX)をプロジェクトの中に作成しておく必要があります。
スクリプト ファイルを作成するには
[ファイル] メニューをクリックし、[新規作成] にポインタを会わせ、次に [新しい JavaScript クラス] をクリックします。[新しいファイルの作成] ダイアログが表示されます。
[JavaScript] が選択されていることを確認します。
[ファイル名] フィールドに新しいスクリプト ファイルの名前を入力します。
[OK] をクリックします。
新しく作成される JSX ファイルには、myScriptFromXML と myScriptToXML という 2 つの関数が含まれます。これらは、XML から Java 型に、および Java 型から XML にマップするために使用されます。新しく作成される JSX ファイルには、マップからスクリプトを使用する方法に関する基本的な説明も含まれます。
マップ内からスクリプトを呼び出すには、以下の構文を使用します。
{ScriptFileName.myScript(parameters)}
この呼び出しの関数名には、「ToXML」または「FromXML」は含まれません。 JavaScript ファイル内のどちらのメソッドを呼び出すかどうかは、実行されるマッピングの方向に基づいて自動的に決定されます。
parameters は、Java 宣言のパラメータまたは戻り値のどちらをマップするかによって決まります。parameter-xml マップでスクリプトを呼び出す場合、parameters はこのスクリプト メソッドで値を格納するメソッドまたはコールバックの引数です。return-xml マップでスクリプトを呼び出す場合、「type return」と入力します。ここで type はメソッドまたはコールバックの宣言された戻り値型です。
ECMAScript の拡張機能で XML を処理する