XML ドキュメントを直接操作するには
XML マップを使用すると、XML メッセージを Java 引数とメソッドの戻り値にマップする方法を設定できます。しかし、マップをまったく使用せずに直接 XML を取得したい場合もあります。
メソッドの入力を生 XML として受け取るには
ソース ビューで、Web サービスの最上位に XML ドキュメント オブジェクト モデル(DOM) クラスのインポートを追加します。
import org.w3c.dom.*;
XML を受け取るメソッドを編集して、XML を保持するパラメータを org.w3c.dom.Node オブジェクトにします。
これにより、Web サービスに送信される XML に直接アクセスできるようになります。このデータにアクセスするには、DOM プログラミング API を使用します。API の詳細については、Xerces API のドキュメントを参照してください。
メソッドの戻り値用の生 XML を生成するには
ソース ビューで、Web サービスの最上位に XML ドキュメント オブジェクト モデル(DOM) クラスと Xerces ドキュメント実装のインポートを追加します。
import org.w3c.dom.*; import org.apache.xerces.dom.DocumentImpl;
メソッドでは、まず Document オブジェクトを作成する必要があります。このオブジェクトは、XML ツリーにノードを作成するためのファクトリとして使用されます。
Document doc = new DocumentImpl();
createElement を呼び出すことによって、返される XML のルート タグを作成します。
Element root = doc.createElement("myTag");
setAttribute を呼び出すことによって、タグに属性を設定できます。
root.setAttribute("myAttr", "value");
appendChild を呼び出すことによって、子タグを作成できます。
Element child = // ... root.appendChild(child);
Text オブジェクトの子ノードを付加することによって、タグの本体にテキストを追加できます。
child.appendChild(doc.createTextNode("some text"));
メソッドの最後に、XML のルート タグを返します。
return root;