ユーザ プロファイル プロパティを作成する

ユーザ プロファイル プロパティとは、ユーザに付加され、ユーザ (およびグループ) に関する個人情報を入力するのに使用される、名前と値のペアです。たとえば、「性別」、「雇用日」、および「社会保障番号」などのプロパティを含む、「ヒューマン リソース」と呼ばれるプロパティ セットを作成できます。ユーザ プロファイル プロパティは、ユーザのプロファイル値を編集するときに、WebLogic Administration Portal 内の入力フィールドとして表示されます (また、グループにユーザ プロファイル プロパティ値を割り当てることができます)。作成したプロパティは、パーソナライゼーション、委託管理または訪問者資格のルールを定義するためにも使用されます。ユーザとグループは、複数のプロファイルを持つことができます。

注意 : ユーザ プロファイル プロパティのトピックは、ユーザ管理に関するさまざまな事項の一部です。詳細については、BEA e-docs ページの「ユーザ管理ガイド」を参照してください。

WebLogic Portal には、CustomerProperties.usr というデフォルトのユーザ プロファイル プロパティ セットが用意されています。このプロパティ セットには、使用できる数多くの一般的なプロパティが含まれています。

このトピックの内容は以下のとおりです。

ユーザ プロファイル プロパティ セットを作成するには

プロパティ セットにプロパティを追加するには

プロパティおよびその値を修正するには

プロパティを削除するには

外部データ ストアのプロパティを表面化するには

ユーザ プロファイル プロパティ セットを作成するには

  1. WebLogic Workshop の [アプリケーション] ウィンドウで data¥userprofiles フォルダを右クリックし、[新規作成ユーザ プロファイル プロパティ セット] を選択します。
  2. [新しいファイル] ウィンドウで [ファイル名] フィールドにユーザ プロファイル プロパティ セットの名前を入力します。.usr ファイル拡張子は必ず維持してください。
  3. [作成] をクリックします。User Profile Property Set Designer が表示されます。
  4. プロパティ セットにプロパティを追加するには、次の手順を使用します。

プロパティ セットにプロパティを追加するには

プロパティ セットを作成したら、必要に応じてプロパティを追加します。

  1. [パレット] ウィンドウで、デザイナ ウィンドウにプロパティのタイプのうち 1 つをドラッグします。

    このタイプにより、プロパティについて入力できる値の数が定義されます。以下は各タイプの説明です。

    単値かつ制限なし - 単値かつ制限なしのプロパティには 1 つしか値を指定できませんが、任意の値を入力できます。

    単値かつ制限付き - 単値かつ制限付きのプロパティには 1 つしか値を指定できず、その値の選択範囲はあらかじめ定義されたリスト内に制限されています。

    多値かつ制限なし - 多値かつ制限なしのプロパティには複数の値を指定でき、任意の値を入力できます。

    多値かつ制限付き - 多値かつ制限付きのプロパティには複数の値を指定でき、その値の選択範囲はあらかじめ定義されたリスト内に制限されています。
  2. [プロパティ エディタ] ウィンドウで、次の手順を実行します。

    注意 : [データ型]、[選択モード]、または [値の範囲] に変更を加えると、それまでに [値] フィールドに入力していた値はすべて削除されます。

  3. 必要なプロパティをすべて追加し終わったら、ファイルを保存します。

注意 : プロパティをプログラム的に作成して管理するには、プロパティ コントロールも使用できます。しかし、このコントロールで作成したプロパティは、WebLogic Administration Portal において表面化されません。これらはプログラム的に修正および更新される必要があります。

プロパティおよびその値を修正するには

プロパティおよびその値を修正するには、[アプリケーション] ウィンドウでプロパティ セット ファイルをダブルクリックし、修正したいプロパティをクリックし、[プロパティ エディタ] ウィンドウで値を変更します。

JSP の <profile:setProperty> JSP タグ、またはページ フローのプロパティ コントロールを使用して、ユーザの既存のプロパティ値を変更することもできます。

プロパティを削除するには

プロパティ セットから個々のプロパティを削除したり、プロパティ セットを削除したりできます。

プロパティ セットからプロパティを削除するには、プロパティ セット ファイルを開き、プロパティを選択し、〔Delete〕キーを押します。

プロパティ セットを削除するには、[アプリケーション] ウィンドウでプロパティ セット ファイルを選択し、〔Delete〕キーを押します。

JSP の <profile:removeProperty> JSP タグ、またはページ フローのプロパティ コントロールを使用して、ユーザの既存のプロパティ値を削除することもできます。

外部データ ストアのプロパティを表面化するには

外部ユーザと外部グループのプロパティにアクセスするために統合ユーザ プロファイルを作成し、これらのプロパティを使用してパーソナライゼーション、委託管理または訪問者資格のルールを定義する場合は、この手順を使用します。

外部ユーザ ストア (LDAP サーバなど) に格納されたユーザとグループのプロパティにアクセスするために統合ユーザ プロファイルを作成した後は、WebLogic Portal の JSP タグ、コントロールまたは API のみを使用して、これらの外部プロパティにアクセスできます。WebLogic Administration Portal では、まだこれらの外部プロパティにアクセスできません。

パーソナライゼーション、委託管理または訪問者資格のルールの定義にこれらの外部プロパティを使用するには、WebLogic Administration Portal でこれらのプロパティを表面化する必要があります。

注意 : 外部ユーザ ストアから表面化したプロパティは読み込み専用です。これらの値は WebLogic Administration Portal で更新できません。これらのプロパティを書き込み可能にするには、カスタムの統合ユーザ プロファイルで、書き込み可能プロパティを実装する必要があります。

パスワードはプロパティではありません。

  1. 外部データ ストアの統合ユーザ プロファイルを作成します。BEA のドキュメント Web サイトの「ユーザ管理ガイド」の「統合ユーザ プロファイル」を参照してください。
  2. 外部データ ストアのユーザ プロファイル プロパティ セットを作成します。プロパティ セットに指定する名前は重要です。

    作成するプロパティ セットの名前を見つけます。エンタープライズ アプリケーションのルート ディレクトリで、p13N_ejb.jarMETA-INF/ejb-jar.xml を開きます。<!-- ユーザ プロファイル マネージャ --> セクションで、外部ストアの名前エントリ (<env-entry-name>PropertyMapping/ldap</env-entry-name><env-entry-name>PropertyMapping/MyExternalStore</env-entry-name> など) を見つけます。PropertyMapping/ の後に続く名前を、新しいプロパティ セットに指定する必要があります。名前では大文字と小文字が区別されます。たとえば、上記の 2 つの例では、プロパティ セット名が ldap.usr または MyExternalStore.usr になります。

    WebLogic Portal で提供される LDAP の統合ユーザ プロファイルを使用している場合、プロパティ セット名は ldap.usr に指定します。
  3. プロパティ セットに、表面化する外部ストアのプロパティ名と一致するプロパティを追加します。
  4. プロパティ セット ファイルを保存します。

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