スキンは、ボタン画像、テキスト スタイル、マウスオーバ アクションなど、ポータルの外観における要素を定義する、グラフィック、カスケーディング スタイル シート (CSS)、および JavaScript 動作です。スキンは、スケルトンと組み合わせて、ポータル デスクトップのルック アンド フィールを構成します。ポータル デスクトップのルック アンド フィールを選択すると、そのルック アンド フィールは、使用されるスケルトンおよびスキンを指し示します。
スキンとは、親スキン ディレクトリに格納された、グラフィック、CSS ファイル、および JavaScript ファイルの統合されたコレクションです。必要な数だけスキンを作成することが可能です。また、スキンには、個別のモバイル機器ごとにスキン サブディレクトリがあります。
スキンには、テーマを含めることもできます。スキン テーマとは、ブック、ページ、およびポートレットを、ポータル デスクトップの他の部分とは異なる外観にすることができる、グラフィック、CSS スタイル、JavaScript 動作のサブセットです。
このトピックには、以下の手順が含まれます。
Portal Designer でデスクトップのルック アンド フィールを選択すると、ポータルでデフォルトのルック アンド フィール設定が行われます。ポータル管理者およびエンド ユーザは、デスクトップに使用されるルック アンド フィールを変更できます。
テーマは、スキンおよびスケルトン間で共有される単一の .theme ファイルで表されます。たとえば、ポートレットに対して「alert」というテーマを選択すると、ポータル フレームワークは「alert」というスキンおよびスケルトン サブディレクトリを探します。
name | 必須。テーマのリソースをブック、ページ、またはポートレットに適用するときにポータル フレームワークによって検索されるテーマ ディレクトリの名前。 |
title | 必須。Portal Designer や WebLogic Administration Portal で、ブック、ページ、およびポートレットのプロパティに表示される [テーマ] ドロップダウン リストに値を入力するために使用。 |
description | テーマの説明 (省略可能)。 |
markupName | 必須。markupName は、ポータル Web プロジェクト内の他のテーマ間で固有である必要がある。markupName は名前と同じにすることを推奨。 |
次に、テーマのリソースを作成します。
使用できるテーマ (.theme ファイルによって識別) はすべて、スキンに含まれているかどうかに関係なく、ブック、ページ、およびポートレット用に選択可能です。デスクトップ用に選択されたルック アンド フィールが上記の手順でまとめたように skin.properties ファイルで選択されたテーマを含まないスキンを参照している場合は、使用されるテーマはありません。
独自のスタイル シート クラスを作成する
独自の CSS スタイルをスキンに追加するには、次の手順に従います。
ポートレットのタイトルバーで使用されるアイコンは、スキンまたはテーマの /images ディレクトリに格納されています。ポータル フレームワークはポータル Web プロジェクトの WEB-INF/netuix-config.xml ファイルを読み込んで、ポートレットのさまざまな状態とモード (最小化、最大化、ヘルプ、編集) でこれらのグラフィックのどれを使用するかを決定します。ポートレット タイトルバーのアイコンに使用されるグラフィックの名前を変更する場合は、netuix-config.xml でこれらのグラフィックのファイル名と対応するエントリを変更します。
WebLogic Workshop Portal Extensions には、WebLogic Workshop Platform Edition で表示できるスキンおよびテーマ ファイルを含むサンプル ポータルがあります。サンプル ポータルを表示する手順については、「ポータルのサンプル」を参照してください。
また、ポータル Web プロジェクトを作成すると、プロジェクトの <project>¥framework¥skins ディレクトリと <project>¥framework¥markup¥theme ディレクトリに複数の定義済みスキンとテーマが追加されます。