その他の MIME タイプをサポートする

コンテンツを表示するため、プレースホルダはドキュメントの MIME タイプを参照してから、特定のドキュメント タイプについてブラウザが必要とする HTML タグを生成します。たとえば、画像タイプのドキュメントを表示するには、広告プレースホルダはブラウザが画像について必要とする <img> タグを生成する必要があります。デフォルトでは、広告プレースホルダは次の MIME タイプについてのみ、適切な HTML を生成できます。

基本的な Java プログラミングに精通していれば、プレースホルダでその他の MIME タイプ用の HTML を生成できるようにするクラスを書くことも可能です。その他の MIME タイプをサポートするには、次のタスクを完了させる必要があります。

Java クラスを作成およびコンパイルして HTML を生成する

新しいクラスを登録する

Java クラスを作成およびコンパイルして HTML を生成する

ブラウザが MIME タイプの表示に必要とする HTML を生成するには、WebLogic Workshop を使用して、アプリケーション内に Java プロジェクトを作成し、その後 com.bea.p13n.ad.AdContentProvider インタフェースを実装するその Java プロジェクト内に Java クラスを作成およびコンパイルします。このインタフェースの詳細については、「WebLogic Portal Javadoc」を参照してください。

新しいクラスを登録する

クラスを、クラスパス内にあるディレクトリに保存した後は、WebLogic Portal にその存在を知らせる必要があります。

  1. サーバを停止します。
  2. アプリケーションの META-INF\application-config.xml ファイルのバックアップ コピーを作成します。
  3. application-config.xml をテキスト エディタで開き、<AdService> 要素を探します。
  4. 以下を、<AdService> のサブ要素として追加します。
    <AdContentProvider
    Name="MIME-type"
    Provider="YourClass.class"
    Properties="optional-properties-for-your-class"
    >
    <AdContentProvider>
    以下の値を、AdContentProvider 要素の属性として指定します。
    Name - サポートする MIME タイプの名前。
    Provider - コンパイルされた Java ファイルの名前。CLASSPATH 環境変数で指定されるディレクトリより下の階層のファイルを保存した場合は、クラスパスのディレクトリより 1 レベル下げたディレクトリから開始するファイルのパス名を含める必要があります。
    Properties - オブジェクトに渡す、任意の追加プロパティまたはパラメータ。たとえば、システムのクラスパスに <PORTAL_APP>/classes を追加した場合、AVI ファイルをサポートするため、クラスを <PORTAL_APP>/classes/myclasses/MimeAvi.class として保存します。

    以下に例を示します。

    <AdContentProvider
    Name="video/x-msvideo" 
    Provider="myclasses.MimeAvi" 
    Properties="" 
    >
    <AdContentProvider>
  5. application-config.xml への修正を保存します。
  6. サーバを再起動します。
  7. WebLogic Administration Portal Service Administration ツールでコンテンツ プロバイダをアクティブ化します。
    1. ブラウザに URL http://<server>:<port>/<portal_app>Admin を入力することにより、WebLogic Administration Portal を起動します。たとえば、次のように入力します。http://localhost:7001/myPortalAppAdmin。ポータルまたはシステムの管理者ユーザ名およびパスワードでログインします。デフォルトのログインは weblogic、weblogic です。
    2. WebLogic Administration Portal で、[サービス管理] をクリックします。
    3. 左側のリソース ツリーで [コンフィグレーション項目の追加/削除] をクリックします。
    4. 表示されたコンフィグレーション可能な項目のリストで、追加したコンテンツ プロバイダの横のチェックボックスを選択します。
    5. ウィンドウ下部の [Update] をクリックします。

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