手順 3 : Web サービスに Web メソッドを追加する

この節では、Web サービスの中に単純な Web メソッド (Web 経由で呼び出し可能なメソッド) を作成します。 このオペレーションは顧客データを返すことを目的としています。 実際のアプリケーションでは、このメソッドは何らかのデータベース検索を実行しますが、この簡単な例では、すべての顧客照会に対して単に「John Smith」という名前を返します。

始める前に、Workshop for WebLogic で MailingListService.java が [デザイン ビュー] で編集できるように開かれていることを確認します。 ファイルが編集用に開いていることを確認するには、[パッケージ・エクスプローラー] ビューで MailingListService.java をダブルクリックします。

1. [デザイン ビュー] で、hello メソッドのアイコン (矢印またはリンク テキスト) を右クリックし、[シグネチャの編集] を選択します。
   
   
2. 表示された編集領域で、void hello() を String getCustomers() に変更して〔Enter〕を押します。

   
   
   この時点では、メソッドはコンパイル エラーを示す赤色の下線でマークされています。 次の手順で、このエラーを訂正します。

3. [デザイン ビュー] で、hello メソッドのアイコンを右クリックし、[ソースの編集] を選択します。

   

4. メソッド本体に次のような return 文を入力します。

   return "John Smith";

   最終的なメソッドは次のようになります。

       @WebMethod
       public String getCustomers() {
           return "John Smith";
       }

5. [ファイル｜保管] コマンドを使用するか、〔Ctrl〕+〔S〕を押して、ファイルを保存します。

[ソース ビュー] では、クラスが次のようになっているはずです。

package services;

import javax.jws.*;
		
@WebService
public class MailingListService {


   @WebMethod()
   public String getCustomers() {
       return "John Smith";
   }
}