リソース

リソースには、全プロジェクトにわたってアクティビティの作業を実施する人員や機器が含まれます。リソースは、通常、複数のアクティビティやプロジェクトで再使用されます。P6 Professionalでは、組織のリソース構造を反映し、アクティビティへのリソース割当をバックアップするリソース・プールを作成することができます。また、P6 Professionalでは労務、資材、および非労務の各リソースを識別することもできます。労務および非労務リソースは常に時間をベースにしており、消費財などの資材リソースは指定可能な計量単位を使用します。リソース・カレンダを作成して割り当てたり、リソースのロール、連絡先情報、および時間変動価格を定義したりできます。

組織のプロジェクトを完了するために必要なリソースで構成されるリソースのマスター・リストを定義します。次に、リソースをグループ化して利用しやすいプールを作成し、リソースをプロジェクトに割り当てる際はこのプールから引き出せるようにします。各リソースに利用制限、単価、および標準的な作業時間と非作業時間を定義するカレンダを設定し、アクティビティに必要なリソースを割り当てます。リソース・コードを設定してコード値を割り当て、組織全体にわたるリソースのグループ化と集計を行います。

リソースは経費とは異なります。リソースは時間ベースであり、一般に複数のアクティビティとプロジェクトに適用できるのに対して、経費はアクティビティに必要で再使用不可能なアイテムに1回のみ支払われるものです。P6 Professionalでは、リソースを平準化するときに経費は含まれません。

プライマリ・リソース

P6 Professionalでは、アクティビティにプライマリ・リソースを割り当てることができます。アクティビティのプライマリ・リソースは、通常、アクティビティの作業を連係させる責任を持つリソースです。

リソース・セキュリティ

管理者は、リソース・セキュリティを使用してリソース階層構造内のノードにユーザーを割り当てることにより、ユーザーのリソース・アクセス権を制限できます。このノードをユーザーの最上位ノードと言います。リソース・ノードに割り当てられたユーザーは、ユーザーの最上位ノードおよびそのすべての子ノードのみにアクセス権があります。「リソース割当」ウィンドウでは、ユーザーの最上位ノード以下に含まれていない場合でも、現行プロジェクトのリソースにアクセス権があります。

関連トピック

リソース・セキュリティについて

最上位ノード

現行プロジェクトのリソース



法律上の注意点 | プライバシの権利
Copyright © 1999, 2021

最終発行 2021年7月1日