しきい値

しきい値はプロジェクト管理技法として使用します。しきい値は、開始日差異のようなパラメータを選択し、しきい値に上限値および下限値を設定して作成します。次に、しきい値をプロジェクト計画の特定のワーク・ブレークダウン・ストラクチャ(WBS)要素または領域に適用します。

WBS要素のしきい値を定義する場合、WBS要素をモニターする詳細レベルを指定できます。しきい値のモニターは、アクティビティ・レベルおよびWBSレベルで実施できます。しきい値をアクティビティ・レベルでモニターする場合、しきい値に違反する各アクティビティに対して課題が生成されます。しきい値をWBSレベルでモニターする場合、指定したWBS要素に含まれる各アクティビティがテストされます。生成された課題は、各アクティビティではなくWBS要素に集計されます。

しきい値を定義したら、しきい値をモニターして関連する課題を特定することができます。たとえば、合計フロート・パラメータを使用してしきい値を設定するとします。下限しきい値が1d、上限しきい値が10dの場合、合計フロートが1d以下または10d以上のアクティビティに対して課題が生成されます。しきい値によって生成された課題に責任者を割り当てることができます。しきい値のトラッキング・レイアウトを指定したり、しきい値に優先度レベルを割り当てることもできます。しきい値のトラッキング・レイアウトの割当では、しきい値の問題領域を最も的確に表すトラッキング・レイアウトを指定します。



法律上の注意点 | プライバシの権利
Copyright © 1999, 2021

最終発行 2021年7月1日