「期間」タブ - 「管理プリファレンス」ダイアログ・ボックス(P6 Professionalのみ)

期間稼働時間

P6 Professionalでは、工数値が時間単位で計算されて保存されます。ただし、各ユーザーは、工数値の表示を、時間、日、週、月または年単位にするように、「ユーザー・プリファレンス」で選択できます。時間以外の増分で単位や期間を表示する場合、P6 Professionalでは、「期間稼働時間」の設定に基づいてデータが変換されます。逆に、時間以外の増分で工数を入力すると、「期間稼働時間」の設定を使用して入力値が時間に変換されてデータベースの計算や保存に使用されます。

管理者は、変換ファクタをこのタブにグローバルに指定することも、「割り当てられたカレンダを使用して期間ごとの作業時間数を指定」チェック・ボックスをオンにすることもできます。組織が、時間以外の期間単位でプロジェクトの計画と管理を行うのが一般的であり、リソースおよびアクティビティに異なる期間稼働時間を設定する必要がある場合は、このチェック・ボックスをオンにして、定義されているすべてのカレンダに期間稼働時間を設定する必要があります(「エンタープライズ」、「カレンダ」を選択してください)。

割り当てられたカレンダを使用して期間ごとの作業時間数を指定: このタブに指定した「期間作業時間」の設定を常に使用して単位と期間を変換してデータベースに保存する場合は、このチェック・ボックスをオフにします。

このタブの「期間稼働時間」の設定を無視するには、このチェック・ボックスをオンにします。このチェック・ボックスをオンにすると、P6 Professionalでは、各アクティビティまたはリソースに割り当てられたカレンダに定義されている「期間稼働時間」の設定を使用して工数と期間が変換されて保存されます。たとえば、タスク依存アクティビティを使用する場合、モジュールでは、そのアクティビティに割り当てられたカレンダに定義されている設定を使用してアクティビティの工数と期間が変換されます。

ヒント

たとえば、次のようになります。

「ユーザー・プリファレンス」、「工数」=日

「管理プリファレンス」、「期間稼働時間」 = 8h/d

「アクティビティ・カレンダ」、「日次作業時間」= 10h/d

ユーザーが入力したアクティビティ期間 = 30h

実際の期間表示 = 3d6h (「管理プリファレンス」に設定されている変換ファクタに基づいて、期間の30hを日次稼働時間の8hで割る)

予期される期間の表示 = 3d (アクティビティ・カレンダで設定されている変換ファクタに基づいて、期間の30hを期間稼働時間の10hで割る)

予期しない結果が表示されないようにするには、「割り当てられたカレンダを使用して期間ごとの作業時間数を指定」チェック・ボックスをオンにします。次に、定義されている各カレンダに「期間稼働時間」の設定を指定して、これらのカレンダを適切なアクティビティとリソースに割り当てることができます。

期間略称

各期間の増分に対して、工数値を表示する際に使用する略称を指定します。



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最終発行 2021年7月1日