Oracle® Application Express

リリース・ノート

リリース19.2

F24970-02(原本部品番号:F18078-03)

1.1 このリリース・ノートについて

このリリース・ノートでは、Oracle Application Expressのドキュメントに記載されていない重要な情報を示します。

2.1.1 Oracle Databaseの要件

Oracle Application Expressリリース19.2には、Oracle Databaseリリース11.2.0.4以降が必要です(Enterprise EditionおよびExpressエディション(Oracle Database XE)を含む)。

2.1.2 リリース番号の規則について

Oracle Application Expressの新規リリースは、カレンダ年に対応しています。

2018年のリリース18.1および18.2以降では、Oracle Application Expressのリリース番号はカレンダ年に対応しています。

また、Application Expressでは完全リリースしか提供されなくなり、パッチ・セット・リリース(5.1.1など)は提供されなくなりました。パッチ・セットのリリースを消去すると、既存のインストールを更新する際の停止時間が短縮されます。Application Expressアーキテクチャでは、必要に応じて開発者がリリースを元に戻すこともできます。

大きい欠陥については、今後もパッチ・セットの例外(PSE)が提供される場合があります。PSEの詳細は、Oracle Application Expressの既知の問題を参照してください。

2.1.3 最新リリースのチェックについて

Oracle Application Expressは、Oracle Databaseよりも頻繁にリリースされます。最新のリリースに関する情報またはダウンロードについては、次の場所を参照してください。

http://www.oracle.com/technetwork/developer-tools/apex/downloads/index.html

2.1.4 最新のOracle Application Expressリリースへのアップグレードについて

Oracle Application Expressをすでにインストールしている場合は、入手可能な最新バージョンに定期的にアップグレードすることをお薦めします。

詳細は、Oracle Application Expressインストレーション・ガイド以前のOracle Application Expressリリースからのアップグレードを参照してください。

2.1.5 リリース・バージョンの確認について

現在実行しているOracle Application Expressのリリースを確認するには、次のいずれかを実行します。

  • ワークスペースのホームページで、リリース番号を表示します:

    • Oracle Application Expressにサインインします。

      ワークスペースのホームページが表示されます。現在のリリース・バージョンが右下隅に表示されます。

  • 「Application Expressについて」ページを表示します。

    1. Oracle Application Expressにサインインします。

      ワークスペースのホームページが表示されます。

    2. ページ上部の「ヘルプ」メニューをクリックし、「バージョン情報」を選択します。

      Application Expressのバージョン情報ページが表示されます。

関連項目:

『Oracle Application Expressアプリケーション・ビルダー・ユーザーズ・ガイド』開発環境へのアクセスの概要に関する項

2.1.7 Oracle Databaseバージョン12c CDBからアップグレードする場合の重要情報

Oracle Database 12c リリース1 (12.1)マルチテナント・コンテナ・データベース(CDB)をアップグレードする場合は、My Oracle SupportからOracle Bug#20618595用のパッチをダウンロードして、データベースに適用する必要があります。このパッチを検索するには、「パッチ」タブで「20618595」を検索します。

3.1 構成要件

mod_plsqlデータベース・アクセス記述子(DAD)を構成するときには、基になるデータベース文字セットに関係なく、PlsqlNLSLanguageの文字セット部分の値をAL32UTF8に設定する必要があります。

現在、データベース・アクセス記述子には、PlsqlRequestValidationFunction用のパラメータが含まれています。このパラメータは、mod_plsqlによって起動可能なプロシージャの数を制限するために使用されます。デフォルトでは、起動可能なプロシージャはOracle Application Expressのパブリック・エントリ・ポイントのみです。これは、Oracle Application Expressに付属の検証機能を使用して拡張できます。 

データベース・アクセス記述子に対してPlsqlRequestValidationFunctionを有効にすると、パブリックに実行可能なプロシージャに依存している既存のアプリケーションで障害が発生します。データベース・アクセス記述子の定義からPlsqlRequestValidationFunctionを省略するか、または推奨される方法(提供されている検証機能の拡張)を実行できます。

4.1.1 新しいJavaScript API

新しいキーボード・キー名:

  • Keypad =
  • Keypad Clear
  • F13 - F15がapex.actionsキーボード・ショートカット機能に追加されました

新しい関数:

  • apex.actions.getKeyCaps
  • apex.actions.setKeyCaps

新しいパラメータ:

  • pWithMarkupactions.listShortcutsメソッドおよびactions.shortcutDisplayメソッドに追加されました。

新しいウィジェット:

  • グリッド・ウィジェットのオプション:
    • allowSelectHidden
    • skipReadonlyCells
  • グリッド・ウィジェットのメソッド:
    • finishEditing
  • iconList widget options:
    • noNavKeyContent
    • tabbableContent
  • interactiveGridViewのプロパティ:
    • cssClass
    • icon
    • singleRowMode
    • singleRowView$
  • interactiveGridViewのメソッド:
    • getContextRecord
  • メニュー・ウィジェットのオプションのコールアウト
  • recordViewウィジェットのメソッドfinishEditing
  • tableModelViewウィジェットのオプションconstrainNavigation
  • tableModelViewウィジェットのメソッドfinishEditing

また、リリース19.1では、次のAPIがさらにサポートされています。

  • グリッド・ウィジェットのオプションcollapsibleControlBreaks
  • interactiveGridウィジェットのオプション:
    • saveLoadingIndicator
    • saveLoadingIndicatorPosition
    • trackParentSelection
  • interactiveGridウィジェットのメソッドsetMasterRecord
  • recordViewウィジェットのメソッドgetFields

4.1.2 ユニバーサル・テーマ

ユニバーサル・テーマでは、UIの改善、アクセシビリティの改善、新しいテンプレート・オプション、テーマ・ローラーの拡張が行われており、アプリケーションの外観がこれまでより良くなります。

ダーク・モード
「ユニバーサル・テーマ」に、アプリケーションにダーク・モードを追加できる新しいテーマ・スタイルが追加されました。「Vita - ダーク」テーマ・スタイルを選択するだけで準備は完了です。
完全に縮小可能なナビゲーション・メニュー
テンプレート・オプションを介して、サイドのナビゲーション・メニューを完全に縮小できるようになりました。
新しいログイン・ページのスタイル
自分のアプリケーションのログイン・ページ用に、新しい様々なレイアウトと背景の中から選択できるようになりました。
新しいコンテンツ行テンプレート
書式設定されたコンテンツを選択内容やアクションなどと一緒に簡単に表示できる、新しい「クラシック・レポート」テンプレートがあります。
テーマ・ローラーのロゴ・エディタ
テーマ・ローラーを使用して、アプリケーションのロゴを簡単にアップロードまたは定義できます。

4.1.3 ファセット検索

新しいファセット検索ページには、データをフィルタ処理して表示するための新しい効果的な方法が用意されています。ファセット検索ページにはファセット化されたリージョンがあり、そこでユーザーが検索結果を絞り込むことや結果をレポートまたはカード・ビューで表示することができます。

4.1.4 新しい「チーム開発」

新しい「チーム開発」では、チームがコミュニケーションをとるための簡単な会話型の方法が提供されます。問題を作成して、すべてを1箇所で追跡できます。ラベル・グループおよびラベルを使用して分類を適用することや、問題とコメントの始めのテキストをユーザーに提供するためのテンプレートを作成することや、マイルストンを割り当てて進行状況を追跡することができます。

個々のユーザーは、自分が特定の問題に関心があることを登録し、監視する属性を一般的なレベルで定義できます。また、ユーザーは、通知の受取方法として、アプリケーションでの表示、電子メールでの受信、またはその両方を選択できます。

4.1.5 外部データ・ソースの対話グリッド・サポート

対話グリッドに、指定した外部データ・ソース(ローカル・データベース、REST対応SQLサービスまたはWebソース・モジュール)のサポートが組み込まれるようになりました。

4.1.6 既存の表へのデータ・ロード

データ・アップロード機能は、既存の表へのネイティブのExcel、CSV、XMLおよびJSONドキュメントのアップロードをサポートするように拡張されました。

4.1.7 実行時開発者ツールバーからのデフォルト・デバッグ・レベルの指定

実行時開発者ツールバーで「開発者ツールバー・オプション」からデフォルト・デバッグ・レベルを指定します。「デフォルト・デバッグ・レベル」のオプションとしては、「情報」、「アプリケーション・トレース」または「完全トレース」があります。

4.1.8 レポートの「追加テキスト」属性

対話グリッド、対話モード・レポートおよびクラシック・レポートの「属性」に、新しい「追加テキスト」属性が含まれています。この属性を使用して、ダウンロード・ファイルの先頭にテキストを含めます(たとえば、データ分類のため、またはファイル内のデータに関する法的メッセージまたは警告メッセージを含めるため)。

4.1.9 拡張されたアプリケーション・ロゴ

イメージ、テキスト、イメージとテキスト、またはカスタムHTMLを指定することで、アプリケーション・ロゴを追加します。

4.1.10 拡張された「共有LOV」

「共有LOV」の機能強化には、追加のデータ・ソース、宣言的列マッピング、および複数の表示列のサポートが含まれています。

4.1.11 拡張された「ポップアップLOV」

「ポップアップLOV」で、複数の表示列、入力逐次検索、改善された複数値選択、および簡略化されたユーザー・インタフェースがサポートされるようになりました。

4.1.12 Oracle JETおよびjQueryライブラリの更新

このリリースでは、Oracle JETおよびjQueryライブラリに次の更新が行われています。

  • JET 7.2.0
  • jQuery 3.4.1
  • jQuery UI 1.12.1
  • FullCalendar 3.3.10

4.1.13 「対話モード・レポート」でのOracle Text索引のサポート

「対話モード・レポート」の行検索では、「Oracle Text索引列」の使用時にファジー検索や言語分析検索などの高度な検索機能を利用できます。

4.1.14 「対話モード・レポート」、「対話グリッド」および「ポップアップLOV」の検索をRESTサービスに渡すことができる

この機能を使用するには、「Webソース・モジュール」パラメータの行検索に使用スイッチを有効にします。

4.1.15 SQLワークショップ・データ・ロードおよびAPEX_DATA_PARSERパッケージでのCLOB列サポート

SQLワークショップ・データ・ロードおよびAPEX_DATA_PARSERパッケージでは、CLOB列が20個までサポートされています。

4.1.16 実行時開発者ツールバーでのデバッグ・レベル

実行時開発者ツールバーでデフォルト・デバッグ・レベルが維持されるようになりました。アプリケーション・ビルダーから再度実行したときにそのデバッグ・レベルが維持されています。

4.1.17 新しいコールアウトおよびポップアップ・テンプレート・オプションAPI

このリリースでは、次の2つの新しいテンプレート・オプションAPIが導入されています。

  • calloutテンプレート・オプション
  • popupウィジェット

関連項目:

Oracle Application Express JavaScript APIリファレンスcallout

5.1.1 ブラウザ要件

Oracle Application ExpressにはJavaScript対応のブラウザが必要であり、Google Chrome、Mozilla Firefox、Apple Safari、Microsoft Internet ExplorerおよびMicrosoft Edgeの現在のリリースおよび以前のメジャー・リリースをサポートしています。

注意:

 Microsoft Internet Explorer 11は以前のメジャー・リリースで、Microsoftの現在のブラウザはMicrosoft Edgeです。

5.1.2 互換性モード

アプリケーション属性「互換性モード」は、Application Expressランタイム・エンジンの互換性モードを制御します。特定のランタイム動作は、リリース間で異なります。互換性モード属性を使用して、特定のアプリケーション動作を取得できます。この項では、互換性モードの変更内容をリリース別に示します。すべてのモードでの変更内容は包括的であること、つまり、古いリリースでのすべての変更内容が新しいリリースに含まれることに注意してください。

互換性モードの変更内容(モード4.1)

Oracle Application Expressリリース4.1では、アイテムのソースの列名が無効である場合、ページのレンダリング時にAutomatic DMLフォームによってエラーが生成されます。Oracle Application Expressリリース4.1以前では、アイテムのソースの列名が無効であっても、ページのレンダリング時にエラーが生成されませんでしたが、アイテムのセッション・ステートも設定されませんでした。

また、Oracle Application Expressリリース4.1では、「キャッシュ」および「フレームへの埋込み」という2つの新しいアプリケーション・セキュリティ属性があり、ブラウザ・セキュリティを制御できます。Cache属性を有効にすると、ブラウザでアプリケーションのページ・コンテンツをメモリー内とディスク上の両方のキャッシュに保存できます。Embed in Frames属性は、ブラウザのフレーム内にアプリケーションのページを表示させるかどうかを制御します。4.1より前の互換性モードで実行中のアプリケーションは、キャッシュが有効化され、「フレームへの埋込み」が許可に設定されているかのように機能します。互換性モード4.1以上で実行中のアプリケーションでは、特定のブラウザ・セキュリティ属性が考慮されます。

また、Oracle Application Expressリリース4.1では、Oracle Bug#12990445のため、行の自動処理(DML)のプロセス・タイプに次の変更が実装されました。列をINSERT文に含める必要があるかどうかを判断するように、INSERTを実行するコードが変更されました。これらは、UPDATEの前のチェックと同じチェックであることに注意してください。新しいチェックは次のとおりです。

  • ソース・タイプは「DB列」であるか。

  • ページ・アイテムはPOSTリクエストに含まれているか。たとえば、ページ・アイテムが条件付きで、ページのレンダリング中に条件がFALSEと評価された場合、POSTリクエストには含まれません。

  • ページ・アイテムは、「状態の保存」が「いいえ」に設定されている「表示のみ」タイプでないか。

これらの動作を有効化するには、「互換性モード」を4.1以上に設定します。前のリリースと一致する動作の場合は、「互換性モード」を「4.1前」に設定します。

互換性モードの変更内容(モード4.2)

Oracle Application Expressリリース4.2では、新規グリッド・レイアウトが変更されたため、ページのレンダリング時、特定の表示ポイントのすべてのリージョンが、その表示ポイントのレンダリング前に評価され、そのリージョンを表示するかどうかが特定されます(このため、グリッド・レイアウトでレンダリングする列数を決定できます)。評価の戻り値がtrueのリージョンは実行および表示されます。ただし、PL/SQLベース・リージョンがセッション・ステートを設定し、それがリージョンを表示するかどうかを決定するために後続のリージョン条件で使用されている場合には、これは機能しません。そのような状況の場合、表示ポイントがレンダリングされる前に、条件はすでにチェックされています。計算またはPL/SQLプロセスを使用して、リージョンが表示される前にセッション・ステートを設定します。前のバージョンでは、各リージョンが表示される直前に条件が評価されていました。

Oracle Application Expressリリース4.2では、プロセス・ポイントが「リージョンの前」の計算およびプロセスは、リージョンがレンダリングされる前に実行されます。プロセス・ポイントが「リージョンの後」の計算およびプロセスは、すべてのリージョンのレンダリング後に実行されます。前のバージョンでは、計算およびプロセスは、リージョン表示ポイントの「ページ・テンプレート・ボディ」(1-3)の前後に実行されていました。

Oracle Application Expressパッチ・セット4.2.2では、互換性モード4.2のために2つの新規互換性モード変更が追加されました。

  • テキスト領域が、テキスト入力を制限する「最大幅」属性を常に使用するように変更されました。

  • レポート列リンクに対してセキュリティが拡張され、リンクにJavaScriptと他のレポート列置換への参照の両方が含まれ、次のようになります。

    javascript:alert( 'Delete #NAME#' );

    前述の例で、NAMEはレポート内の列名です。

Oracle Application Expressリリース4.2.1以前では、クロスサイト・スクリプティングの脆弱性から保護するために、レポート・ソースの列値を明示的にエスケープして、JavaScriptリンクで安全に使用できるようにする必要がありました。互換性モード4.2で実行する場合、列が特殊文字をエスケープするように定義されていると、Oracle Application ExpressはJavaScriptリンクで参照されている列名置換をJavaScriptで自動的にエスケープします。

これを修正するために、Oracleでは、JavaScriptで手作業で記述したエスケープをレポート・ソースから削除し、ネイティブ・エスケープを使用することをお薦めします。

互換性モードの変更内容(モード5.0)

Oracle Application Expressリリース5.0では、#WORKSPACE_IMAGES#を使用して静的アプリケーション・ファイルを参照した場合に、アプリケーション・ファイルが返されなくなりました。かわりに、#APP_IMAGES#を使用します。

wwv_flow_custom_auth_std.logout、wwv_flow_custom_auth_std.logout_then_go_to_pagewwv_flow_custom_auth_std.logout_then_go_to_urlおよびapex_custom_auth.logoutのAPIコールはサポートされなくなり、Oracle Application Expressセッションからログアウトするかわりに実行時エラーが生成されます。apex_authentication.logoutエントリ・ポイントをかわりに使用します。

リリース5.0以前では、データのアップロードを使用する開発者には、日付書式を選択するオプションが提供されていませんでした。かわりに、パーサーがユーザーのエントリに最適な書式を選択していたか、エンド・ユーザーがユーザー独自の書式を入力できました。Oracle Application Expressリリース5.0に含められた新しいアイテムにより、ユーザーは、アプリケーションの日付書式か、ユーザーが入力した書式を選択できます。リリース5.0より前に作成されたアプリケーションにはアイテムがないため、5.0の互換性モードでは、ユーザーがデータを入力したかどうかがチェックされます。データが入力されていない場合は、アプリケーションの日付書式が適用されます。

セッション・タイムアウトが発生し、タイムアウトURLが指定されていない場合、Oracle Application Expressはアプリケーションのホームページにリダイレクトするかわりにエラーを生成します。Ajaxリクエストのセッション設定が失敗した場合も、Oracle Application Expressはエラーを生成します。JSONを想定するAjaxリクエストの場合、応答は、エラーについて説明するメンバーを含むJSON文字列となります。他のリクエストの場合、エラーはエラー・ページに表示されます。

属性「使用されるソース」が「セッション・ステートの値がNULLの場合のみ」に設定されているデータベース列に基づくページ・アイテムは、そのページ・アイテムがレンダリングされるとエラーを生成します。複数のレコードを表示および保存する場合、この設定をデータベース列に使用することは非常に危険であり、誤ってデータを上書きする可能性があります。常に「使用されるソース」属性を「セッション・ステートの既存の値を常に置換」に設定してください。

互換性モードの変更内容(モード5.1/18.1)

Oracle Application Expressリリース18.1では、「検証の実行」属性が「はい」に設定されているボタンをクリックすると、クライアント側の検証(必須アイテム・チェックなど)がいくつか実行され、すべての問題を修正するまでページは送信されません。以前のバージョンでは、このフラグは単にサーバー側の検証を実行するかどうかを決定するために使用されていました。

ヒント:

互換性モードを5.1/18.1に変更するときには注意してください。「取消」、「前へ」などのボタンで、「検証の実行」フラグが「はい」に誤って設定されており、「送信後」ブランチを使用している場合、このようなボタンをユーザーがクリックしても検証が実行されることはありません。この問題に対処するには、新しいクライアント側の検証を使用するか、「検証の実行」を「いいえ」に設定します。

リリース5.1では、「結果を待機」属性が「はい」に設定されているAjaxベースの動的アクションによって、非同期Ajaxコールが実行されます。5.1より前では、そのようなコールは同期的に行われます。

互換性モードの変更内容(モード19.1)

Oracle Application Express 19.1では、リッチ・テキスト・エディタによって、Max Lengthアイテム属性の検証が強制されます。HTMLマークアップの長さがMax Length値を超えると、エラー・メッセージが生成されます。

互換性モードの変更内容(モード19.2)

Oracle Application Express 19.2の「クラシック・レポート」では、空の列値は、改行なしの空白文字( )を使用するのではなく空のセルとしてレンダリングされます。

5.1.3 Oracle Database 11g以上のネットワーク・サービスの有効化

Oracle Application Expressでアウトバウンド・メールを送信したり、Webサービスを使用したり、PDFレポートの印刷を使用するには、Oracle Database 11g以上のバージョンでネットワーク・サービスを有効にする必要があります。

5.1.3.1 ネットワーク・サービスを有効化する場合と理由

ネットワーク・サービスを有効化すると、Oracle Application Expressでのアウトバウンド・メールの送信、Oracle Application ExpressでのWebサービスの使用、PDFレポートの出力に対するサポートが有効になります。

Oracle Database 11gリリース2以上では、ネットワーク・サービスとの通信機能が、デフォルトで無効化されています。このため、Oracle Database 11gリリース2以上でOracle Application Expressを実行している場合は、新しいDBMS_NETWORK_ACL_ADMINパッケージを使用して、APEX_190200データベース・ユーザーにすべてのホストに対する接続権限を付与する必要があります。これらの権限の付与に失敗すると、次の場合に問題が発生します。

  • Oracle Application Expressにおけるアウトバウンド・メールの送信

    ユーザーは、APEX_MAILパッケージのメソッドをコールできますが、アウトバウンド電子メールの送信時に問題が発生します。

  • Oracle Application ExpressにおけるWebサービスの使用

  • PDFレポートの印刷

注意:

古いApplication Expressバージョンの構成に基づいて、データベース12c以上のデータベース上でApplication Expressをアップグレードすると、アップグレードによってネットワーク・サービスが自動的に構成されます。

ヒント:

このセクションで示されている例を実行するには、データベースのcompatible初期化パラメータが11.1.0.0.0以上に設定されている必要があります。11gまたは12cのデータベースでは、デフォルトではパラメータは事前に適切に設定されますが、以前のバージョンから11gまたは12cにアップグレードされたデータベースではそうでない場合があります。データベース初期化パラメータの変更の詳細は、『Oracle Database管理者ガイド』Oracle Databaseの作成と構成に関する項を参照してください。

5.1.3.2 Oracle Database 12c以前での接続権限の付与

APEX_190200データベース・ユーザーに対して、任意のホストへの接続権限を付与する方法を示します。

次の例は、APEX_190200データベース・ユーザーに対して、任意のホストへの接続権限を付与する方法を示しています。この例では、Oracle Application Expressがインストールされているデータベースに、SYSDBAロールが指定されているSYSとして接続するとします。

DECLARE
  ACL_PATH  VARCHAR2(4000);
BEGIN
  -- Look for the ACL currently assigned to '*' and give APEX_190200
  -- the "connect" privilege if APEX_190200 does not have the privilege yet.
 
  SELECT ACL INTO ACL_PATH FROM DBA_NETWORK_ACLS
   WHERE HOST = '*' AND LOWER_PORT IS NULL AND UPPER_PORT IS NULL;
 
  IF DBMS_NETWORK_ACL_ADMIN.CHECK_PRIVILEGE(ACL_PATH, 'APEX_190200',
     'connect') IS NULL THEN
      DBMS_NETWORK_ACL_ADMIN.ADD_PRIVILEGE(ACL_PATH,
     'APEX_190200', TRUE, 'connect');
  END IF;
 
EXCEPTION
  -- When no ACL has been assigned to '*'.
  WHEN NO_DATA_FOUND THEN
  DBMS_NETWORK_ACL_ADMIN.CREATE_ACL('power_users.xml',
    'ACL that lets power users to connect to everywhere',
    'APEX_190200', TRUE, 'connect');
  DBMS_NETWORK_ACL_ADMIN.ASSIGN_ACL('power_users.xml','*');
END;
/
COMMIT;

次の例は、ローカル・ネットワーク・リソースへのアクセス権について、より少ない権限を付与する方法を示しています。この例では、電子メール・サーバーやレポート・サーバーなど、ローカル・ホストのサーバーへのアクセスのみを有効にします。

DECLARE
  ACL_PATH  VARCHAR2(4000);
BEGIN
  -- Look for the ACL currently assigned to 'localhost' and give APEX_190200
  -- the "connect" privilege if APEX_190200 does not have the privilege yet.
  SELECT ACL INTO ACL_PATH FROM DBA_NETWORK_ACLS
   WHERE HOST = 'localhost' AND LOWER_PORT IS NULL AND UPPER_PORT IS NULL;
   
  IF DBMS_NETWORK_ACL_ADMIN.CHECK_PRIVILEGE(ACL_PATH, 'APEX_190200',
     'connect') IS NULL THEN
      DBMS_NETWORK_ACL_ADMIN.ADD_PRIVILEGE(ACL_PATH,
     'APEX_190200', TRUE, 'connect');
  END IF;
  
EXCEPTION
  -- When no ACL has been assigned to 'localhost'.
  WHEN NO_DATA_FOUND THEN
  DBMS_NETWORK_ACL_ADMIN.CREATE_ACL('local-access-users.xml',
    'ACL that lets users to connect to localhost',
    'APEX_190200', TRUE, 'connect');
  DBMS_NETWORK_ACL_ADMIN.ASSIGN_ACL('local-access-users.xml','localhost');
END;
/
COMMIT;
5.1.3.3 Oracle Database 12c以上での接続権限の付与

DBMS_NETWORK_ACL_ADMINのプロシージャCREATE_ACLASSIGN_ACLADD_PRIVILEGEおよびCHECK_PRIVILEGEは、Oracle Database 12cでは非推奨です。APPEND_HOST_ACEを使用することをお薦めします。

次の例は、APEX_190200データベース・ユーザーに対して、任意のホストへの接続権限を付与する方法を示しています。この例では、Oracle Application Expressがインストールされているデータベースに、SYSDBAロールが指定されているSYSとして接続するとします。

BEGIN
    DBMS_NETWORK_ACL_ADMIN.APPEND_HOST_ACE(
        host => '*',
        ace => xs$ace_type(privilege_list => xs$name_list('connect'),
                           principal_name => 'APEX_190200',
                           principal_type => xs_acl.ptype_db));
END;
/

次の例は、ローカル・ネットワーク・リソースへのアクセス権について、より少ない権限を付与する方法を示しています。この例では、電子メール・サーバーやレポート・サーバーなど、ローカル・ホストのサーバーへのアクセスのみを有効にします。

BEGIN
    DBMS_NETWORK_ACL_ADMIN.APPEND_HOST_ACE(
        host => 'localhost',
        ace => xs$ace_type(privilege_list => xs$name_list('connect'),
                           principal_name => 'APEX_190200',
                           principal_type => xs_acl.ptype_db));
END;
/
5.1.3.4 無効なACLエラーのトラブルシューティング

問合せを実行して、無効なACLエラーがある場合に特定する方法を理解します。

前述のスクリプトを実行した後にORA-44416: 無効なACLのエラーが表示された場合は、次の問合せを使用して、無効なACLを特定します。

REM Show the dangling references to dropped users in the ACL that is assigned
REM to '*'.

SELECT ACL, PRINCIPAL
  FROM DBA_NETWORK_ACLS NACL, XDS_ACE ACE
 WHERE HOST = '*' AND LOWER_PORT IS NULL AND UPPER_PORT IS NULL AND
       NACL.ACLID = ACE.ACLID AND
       NOT EXISTS (SELECT NULL FROM ALL_USERS WHERE USERNAME = PRINCIPAL);

次に、次のコードを実行してACLを修正します。

DECLARE
  ACL_ID   RAW(16);
  CNT      NUMBER;
BEGIN
  -- Look for the object ID of the ACL currently assigned to '*'
  SELECT ACLID INTO ACL_ID FROM DBA_NETWORK_ACLS
   WHERE HOST = '*' AND LOWER_PORT IS NULL AND UPPER_PORT IS NULL;

  -- If just some users referenced in the ACL are invalid, remove just those
  -- users in the ACL. Otherwise, drop the ACL completely.
  SELECT COUNT(PRINCIPAL) INTO CNT FROM XDS_ACE
   WHERE ACLID = ACL_ID AND
         EXISTS (SELECT NULL FROM ALL_USERS WHERE USERNAME = PRINCIPAL);

  IF (CNT > 0) THEN

    FOR R IN (SELECT PRINCIPAL FROM XDS_ACE
               WHERE ACLID = ACL_ID AND
                     NOT EXISTS (SELECT NULL FROM ALL_USERS
                                  WHERE USERNAME = PRINCIPAL)) LOOP
      UPDATE XDB.XDB$ACL
         SET OBJECT_VALUE =
               DELETEXML(OBJECT_VALUE,
                         '/ACL/ACE[PRINCIPAL="'||R.PRINCIPAL||'"]')
       WHERE OBJECT_ID = ACL_ID;
    END LOOP;

  ELSE
    DELETE FROM XDB.XDB$ACL WHERE OBJECT_ID = ACL_ID;
  END IF;

END;
/

REM commit the changes.

COMMIT;

ACLを修正したら、このセクションにある最初のスクリプトを実行して、APEX_190200ユーザーにACLを適用する必要があります。

5.1.4 「Oracle Forms移行」ユーティリティからサンプル・ファイルが削除された

以前のリリースでは、開発者が「Oracle Forms移行」ユーティリティ(アプリケーション4400)で使用するためのサンプル・ファイルが含まれていました。

このリリース以降では、それらのサンプル・ファイルはすべてのインスタンスから削除されています。削除されたサンプル・ファイルは、まだ次の場所からダウンロードできます。

http://www-content.oracle.com/content/groups/public/@otn/documents/digitalasset/5654921.zip

5.1.5 APEX_INSTANCE_ADMIN_USERは新規インストール後にロックされる

REST管理インタフェースが使用されていない場合、APEX_INSTANCE_ADMIN_USERはアップグレード中にロックされます。REST管理インタフェースを使用するには、まずこのユーザーのロックを解除する必要があります。

関連項目:

Oracle Application Express管理ガイドREST管理インタフェースを使用して使用統計を表示

5.1.6 オブジェクト・ブラウザ内の「統計」タブ

オブジェクト・ブラウザの新しい「統計」タブには、従来の分析アルゴリズムに加えて、表統計のための最新のオプションが用意されています。

関連項目:

Oracle Application Express SQLワークショップ・ガイド表の統計の分析

5.1.7 ポップアップLOVアイテムのgetValue APIで配列が返される

このリリースより前のapex.item().getValue() APIでは、複数値アイテムに対して1つの文字列が返されていました。

このリリース以降のgetValueでは、「複数の値」が「はい」に設定されたポップアップLOVアイテムに対して1つの配列が返されるようになっており、複数値を返す他のアイテムとの一貫性が保たれています。

5.1.8 値リストの内部エンジンが変更された

値リストに関する変更点とは、無効なSQLが実行エンジンで受け入れられなくなったということです。以前は、このエンジンでは、無効なSQLは無視されていました。現在は、無効なSQLによって実行時エラーが発生するため、開発者はそのアプリケーション・ロジックを修正する必要があります。

  • 無効な値リストへの参照。たとえば、存在しなくなった値リストを参照するレポート列がある場合です。現在は、これによって実行時エラーが発生するため、無効な参照を削除する必要があります。
  • 列に重複する名前が付いている場合。列の定義が不明瞭というエラーが表示されます。さらに、列名は有効なSQL識別子である必要があります。Oracle Database 12.2以上では、列名は128文字以内で指定できます(旧バージョンでは、30文字)。

    たとえば、次のLOV問合せを考えてみます。

    select ename, ename from emp

    この問合せは、以前のバージョンのApplication Expressでは正常に実行されますが、現在は実行時エラーになります。また、その問合せを個別に実行した場合は、問合せが無効であるため、同じエラーが発生します。

    この例では、列の別名が一意になるように問合せを更新する必要があります。

    select ename d, ename r from emp

    そのようなケースを識別するには、次のスクリプトを実行して、問題がありそうなインラインLOVまたは共有LOVを出力します。

    apex/utilities/check_lovs_for_errors.sql

5.1.9 JETバインディング・プロバイダ

JETバインディング・プロバイダは、ノックアウトを含めずにJET要素を使用できるように、Application Expressで生成されたすべてのページでnoneに設定されています。具体的には、属性data-oj-binding-provider="none"<form>要素に追加されています。

Application ExpressページまたはプラグインでノックアウトありのJETコンポーネントを使用している場合は、必要に応じて、DOMサブツリー内のノックアウト・バインディング・プロバイダをオンにする必要があります。属性data-oj-binding-provider="knockout"を追加します。詳細は、JETのドキュメントを参照してください。

5.1.10 プロパティ・エディタで複数のプロパティを編集できる

以前は、プロパティ・エディタで複数のコンポーネントを選択しているときに「テンプレート・オプション」ボタンは表示されませんでした。

現在は、ページ・デザイナで複数のコンポーネントを選択しているときに、それらのテンプレート・オプションを編集できます(有効になっている場合)。

5.1.11 切替えアイテムのタイプが変更された

以前は、切替えアイテムは、「はい」と「いいえ」のペアのボタンとして表示されていました。

このリリース以降では、切替えアイテムは、「オン」/「オフ」、または「有効」/「無効」と示された最新のスライダ・アイコンとして表示されるようになりました。

5.1.12 FontAwesomeがフォントAPEXに移行された

このリリース以降では、FontAwesomeはなくなりました。FontAwesomeを使用するアプリケーションは、自動的にフォントAPEXに移行されます。

6.1 非推奨となった機能

非推奨となった機能は、今後のリリースのOracle Application Expressでサポートを終了するか、削除する予定の機能です。機能がアプリケーション・メタデータまたはAPIに関連する場合、既存のアプリケーションはこの機能を引き続き使用できますが、この項の説明に従って開発者がアプリケーションを変更することをお薦めします。Oracle Application Express Advisorを使用して、非推奨となった属性に関して既存のアプリケーションをスキャンします。

関連項目:

Oracle Application Expressアプリケーション・ビルダー・ユーザーズ・ガイドアプリケーション整合性のチェックのためのアドバイザの実行

6.1.1 非推奨となった生産性アプリケーション

次の生産性アプリケーションは、このリリース以降では非推奨となっています。

  • バグ・トラッキング
  • チェックリスト・マネージャ
  • 競合分析
  • デシジョン・マネージャ
  • インシデント・トラッキング
  • ライブ投票
  • 議事メモ
  • スクリプト・プランナ

これらのアプリケーションは、今後のリリースで削除される予定です。

6.1.2 非推奨となったサンプル・アプリケーション

次のサンプル・アプリケーションは、このリリース以降では非推奨となっています。

  • Brookstrut
  • サンプル・プロジェクト
  • サンプルWebシートの「AnyCo IT部門」
  • サンプルWebシートの「Big Cats」

これらのアプリケーションは、今後のリリースで削除される予定です。

6.1.3 ページ・アイテムの計算後操作は非推奨

ページ・アイテムの計算後機能は非推奨となっています。

この機能は、それが使用されていた既存のページ・アイテムでは引き続き使用できますが、新規ページ・アイテムに設定することや、過去にそれが使用されていなかった既存のページ・アイテムに追加することはできません。

6.1.4 「同じ行のすべてのページ・アイテムを表示」属性と「同じ行のすべてのページ・アイテムを非表示」属性は非推奨

「動的アクション」の「表示」アクションと「非表示」アクションには、それぞれ「同じ行のすべてのページ・アイテムを表示」属性と「同じ行のすべてのページ・アイテムを非表示」属性があります。これらの属性は、表ベースのレイアウトを使用するフォーム用に設計されています。「ユニバーサル・テーマ」では表ベースのレイアウトは使用されなくなったため、これらの属性は非推奨になりました。

この機能は、それが「はい」に設定されていた既存の動的アクションでは引き続き使用できますが、開発者が新規動的アクションに対して選択することはできません。

6.1.5 apexrefreshイベントは非推奨

apexrefreshイベントの使用によるリージョンのリフレッシュは非推奨になりました。

このリリースより前は、次のようなコードでリージョンをリフレッシュできました。

apex.event.trigger( "#myRegionStaticID", "apexrefresh" );

このリリース以降では、apex.region().refresh()メソッドを使用します。たとえば、前述のコードを次のように置き換えることができます。

apex.region("myRegionStaticID").refresh();

6.1.6 レガシーの「チーム開発」は非推奨

このリリース以降では、「チーム開発」のレガシー・バージョンは非推奨になりました。これは、将来のリリースでは削除される予定です。

フィードバック、問題およびマイルストンを追跡する、新しいバージョンの「チーム開発」に置き換えられました。

6.1.7 AnyChart、AnyMapおよびAnyGanttの各チャートは非推奨

AnyChart、AnyMapおよびAnyGanttのレガシーのチャート作成コンポーネントは、このリリースでは非推奨となっており、今後のリリースで削除されます。かわりにJETチャート作成ソリューションを使用してください。

6.1.8 カレンダPDFの出力は非推奨

「CSSカレンダ」リージョンの「PDFにエクスポート」機能は非推奨になりました。

既存のカレンダ・リージョンのために残されています。新しいCSSカレンダ・リージョンには追加できなくなりました。

6.1.9 apex.serverプラグインおよび処理関数の非同期オプションは非推奨

今後のリリースでは、非同期オプションは無視され、すべてのAjaxリクエストが非同期になります。

6.1.10 apex.widget.initPageItemファンクションは非推奨

apex.widget.initPageItemファンクションは非推奨です。かわりに、アイテム・プラグインの作成者はapex.item.createを使用する必要があります。

6.1.11 APEX_ERROR.GET_ARIA_ERROR_ATTRIBUTESは非推奨

APEX_ERROR.GET_ARIA_ERROR_ATTRIBUTESは非推奨になっており、Oracle Application Expressの次のメジャー・リリースで使用できなくなります。開発者は、この機能を、より優れたサポートをネイティブ機能に提供するapex_plugin_util.get_element_attributesに置き換える必要があります。

6.1.12 APEX_UTIL.STRING_TO_TABLEファンクションは非推奨

Oracle Application Express 5.1で、APEX_UTIL.STRING_TO_TABLEは非推奨になりました。

かわりにAPEX_STRING.STRING_TO_TABLEを使用してください。

6.1.13 APEX_UTIL.TABLE_TO_STRINGファンクションは非推奨

Oracle Application Express 5.1で、APEX_UTIL.TABLE_TO_STRINGは非推奨になりました。

かわりにAPEX_STRING.TABLE_TO_STRINGを使用してください。

6.1.14 非推奨のJavaScript関数

次の関数は、このリリースでは非推奨となっています。

テーマ固有のグローバル関数:

  • openModal

  • closeModal

apex.itemネームスペース:

  • afterModify

apex.page.confirmパラメータ:

  • pMessageデフォルト値

その他:

  • apex.navigation.dialog.fireCloseHandler

  • $d_Find

  • $d_LOV_from_JSON

  • $dom_JoinNodeLists

  • $dom_Replace

  • $f_Enter

  • $f_First_field

  • $s_Split

  • $tr_RowMoveFollow

  • $u_ArrayToString

  • $u_js_temp_drop

  • $u_SubString

  • $x_Check_For_Compound

  • $x_object

  • $x_Show_Hide

  • addLoadEvent

  • ajax_Loading

  • base_disableItem

  • confirmDelete2

  • dhtml_ShuttleObject

  • doMultiple

  • findPosX

  • findPosY

  • flowSelectAll

  • getScrollXY

  • hideShow

  • html_GetTarget

  • html_ReturnToTextSelection

  • html_RowDown

  • html_RowUp

  • html_StringReplace

  • htmldb_ch

  • htmldb_ch_message

  • htmldb_doUpdate

  • htmldb_goSubmit

  • htmldb_item_change

  • ie_RowFixFinish

  • ie_RowFixStart

  • json_SetItems

  • lc_SetChange

  • selectString

  • setCaretToBegin

  • setCaretToEnd

  • setCaretToPos

  • setSelectionRange

  • setValue2

  • widget.util.disableIcon

  • wiget.util.enableIcon

6.1.15 「ポップアップLOV」テンプレートは非推奨

「ポップアップLOV」テンプレート・タイプは非推奨になりました。今後リリースされるApplication Expressでは、「ポップアップLOV」ダイアログのレンダリングにこのテンプレートは使用されません。

6.1.16 APEX_PAGE.IS_JQM_SMARTPHONE_UIは非推奨

PL/SQLファンクションAPEX_PAGE.IS_JQM_SMARTPHONE_UI is Deprecatedは非推奨になり、今後のリリースで削除される予定です。

6.1.17 openModalとcloseModalは非推奨

ドキュメントに記載されていないテーマ固有の関数openModalおよびcloseModalは非推奨になりました。

解決方法

apex.theme.openRegion関数およびapex.theme.closeRegion関数、または対応する動的アクション「リージョンを開く」および「リージョンを閉じる」を使用してください。

6.1.18 afterModifyは非推奨

apex.itemのコールバックafterModifyは非推奨になりました。主にjQuery Mobileのために使用されていましたが、これはサポートされなくなっています。

6.1.19 apex.page.confirm pMessageパラメータは非推奨

apex.page.confirmのパラメータpMessageは、デフォルト値がなくなりました。今後は、必須のパラメータになる予定です。

6.1.20 apex.navigation.dialog.fireCloseHandlerファンクションは非推奨

apex.navigation.dialog.fireCloseHandlerファンクションは非推奨です。これは、将来のリリースでは削除される予定です。

7.1 サポートが終了した機能

サポートが終了した機能は使用できなくなりました。サポートが終了した機能がアプリケーション・メタデータまたはAPIに関係している場合、既存のアプリケーションが以前のように機能しないことがあります。機能を置き換えるようにアプリケーションを変更することをお薦めします。

7.1.1 jQuery FlotおよびFlotプラグインはサポートが終了

jQuery Flotバージョン0.7、0.8、0.8.2および0.8.3は、Oracle Application Expressでは使用されなくなりました。パッケージ・アプリケーションも、Flot折れ線グラフ、Flot棒グラフおよびFlot円グラフのプラグインを削除するように更新されました。アプリケーション・コードで参照を削除し、Oracle JETデータ視覚化に基づいて宣言的チャート・ソリューションを使用してください。

7.1.2 クラシック・レポートの外部処理はサポートが終了

クラシック・レポートの外部処理機能はサポートされなくなりました。

外部処理機能を使用するには、アプリケーションに非推奨またはサポート対象外のJavaScriptファイルを含める必要があります。このファイルを含めるには、アプリケーションを選択し、「ユーザー・インタフェースの詳細」を編集します。「非推奨またはサポート対象外になったJavascript関数を含む」で18.xより前を選択します。

7.1.3 Oracle REST Data Services (ORDS)ベースの印刷はサポートが終了

Oracle REST Data Services (ORDS)ベースの印刷は、このリリース以降ではサポート対象外となります。

8.1 修正されたバグ

次の項では、このリリースで修正されたバグの一覧を示します。

表 - 19.2で修正されたバグ – 対話グリッド

バグ番号 説明
25245887 対話グリッド: 編集モードではボタンを含むセルをアクティブ化できない
25675608 対話グリッド: 別の列でソートした後に強調表示されなくなる
25954729 編集モードでは対話グリッドのチェック・ボックスが機能しない
26963177 対話グリッドの列でリストを選択したときに、フォーカスが外れないと値が保存されない
27448471 対話グリッドのポップアップLOVで表示値ではなく戻り値が表示される
28320226 行をリフレッシュした後の対話グリッドのフォーカスおよび選択内容が正しくない
28320226 行をリフレッシュした後の対話グリッドのフォーカスおよび選択内容が正しくない
28528879 対話グリッドにおいて集計ですべて選択解除が機能しない
28612385 対話グリッドにおいて、右から左に表示されるテキスト編集領域のポップアップは、位置合せされた状態で起動される必要がある
28617699 対話グリッド: 何も選択していない場合でも「クリップボードにコピー」が有効になる
28625264 対話グリッドの「行アクション」メニューの「削除」で、許可された操作が反映されない
28780403 対話グリッド: 情報の強調表示には色が使用される必要がある
29132960 対話グリッドで断続的にデータが保存されなくなる
29416629 対話グリッド: 「列」ダイアログで「すべて」と「表示」とを変更すると内容が点滅する
29554336 対話グリッドで保存アクションのキーボード・ショートカットを使用すると例外が発生する
29612553 フォーム・リージョンのDMLプロセスで、対話グリッドのDMLプロセスが同じページにある場合に内部エラーがスローされる
29616169 対話グリッド: IEでのみ、名前に/が含まれている列名をフィルタ処理するとエラーが返される
29682219 対話グリッドのHTMLダウンロードで全体の合計が複数行に表示される
29748567 対話グリッド: 既存のパブリック・レポートの変更が機能しないことがある
29877747 対話グリッドを含むファイルからアプリケーションを作成して新しい行を追加するとORA-3279が発生する
29971373 対話グリッドのCSVダウンロードに「コントロール・ブレーク」列が含まれていない
30031698 対話グリッド: カスケードLOV列ではソート、集計、コントロール・ブレークを実行できないようになっている必要がある
30145966 複数の対話グリッド列が指定されている場合に「値の設定」動的アクションの動作に一貫性がない

表 - 19.2で修正されたバグ – 生産性アプリとサンプル・アプリ

バグ番号 説明
29602269 サンプル・データ・ロードがパッケージ化されたアプリケーションでTABLE()式なしでAPEX_DATA_PARSER.PARSEが呼び出される
29614358 サンプル・データベース・アプリケーションのページ29 (ORDER DETAILS)でエラーが発生する
30315285 ATP/ADWでサンプル・ジオロケーション・ショーケースが機能しない

表 - 19.2で修正されたバグ — その他

バグ番号 説明
25064831 カラー・ピッカー、リスト・マネージャ、ポップアップLOVで、使用不可のアイテム上のボタンが使用可能になっている
27578212 ポップアップLOVで、変更内容が保存されていないことが警告され破損が無視される
28329516 ポップアップLOVを無効にしても、関連するボタンが無効にならない
29390638 APEXではカスタム・プラグイン・コードの再解析とカーソル再利用が不可になっている必要がある
29427751 リッチ・テキスト・エディタで、HTMLソースに切り替えてすぐにページを送信した場合にコンテンツ・ルールが適用されない
29439454 無効なXLSXファイルのアップロードについて、より適切なエラー処理が必要である
29459820 ORA-01031 APEX_COLLECTIONSで作成されたビューを更新しようとしている
29460678 ソーシャル・サインイン: 資格証明を格納するときにデッドロックが発生する
29493545 APEX_LDAP.AUTHENTICATIONは先頭にCN=またはUID=が付かないLDAPユーザー名を使用すると必ず失敗する
29515220 複数の「オブジェクト・タイプ」列を含む表に関するレポートで、ORA-06553「PLS-306: CONVERTOBJECTのコールで引数の数または型が正しくありません」が発生することがある
29522426 マルチバイト・ヘッダーを含むデータ・ロードで接頭辞がCの列が作成される
29534207 APEX_COLLECTION.CREATE_OR_TRUNCATE_COLLECTION: コレクションが存在する場合にのみ切り捨てられる
29552099 APEX_STRING.SPLIT(CLOB): 末尾の空の要素が無視される
29557175 JETチャート: ページ・デザイナで「nullデータ・ポイントの接続」のアイテムレベルのヘルプが表示されない
29619958 18.2: 中国語のコンテンツがChromeとFirefoxでは正しくIEでは正しくない
29633683 APEX_EXPORT: 分割モードではAPPLICATION_PROCESSES.SQLファイルが複数ある
29645898 条件付きアイテムを含むフォーム・リージョンではDMLの更新アクションまたは削除アクションでチェックサム・エラーがスローされることがある
29645950 Webソース・モジュールのDMLでモジュールまたは操作のパラメータが考慮されない
29645964 フォーム・リージョンのDMLプロセスで、フォームに変更がないときにはSQL UPDATEが抑止される必要がある
29655510 APEX_INSTANCE_ADMIN.SET_PARAMETER: HTTP_RESPONSE_HEADERSを設定できない
29675449 APEX_INSTANCE_ADMIN_USERは期限切れになりロックされる必要がある
29678171 対話モード・レポート: 「セッション・レポート」列の長さが、許容されている最大長である4000に達したかそれに近い場合に、レポート問合せで新しい列を追加するとエラーが発生する
29687766 APEX_ERROR: フォーム・リージョンでエラーが発生した場合にORA_SQLCODE、ORA_SQLERRMが設定されない
29705177 「TABLE」が指定されUIのデフォルトが存在する場合に、ウィザードでフォーム・リージョンが正しく作成されない
29708546 APEX_AUTHENTICATION.LOGOUT: ヘッダーより前にコールされた場合はエンジンが停止しない
29738514 SQLワークショップのXMLデータ・ロードおよびAPEX_DATA_PARSER APIで、15文字を超えるXMLタグが検出されない
29748577 マウスを使用している場合はエラー・ダイアログにフォーカスを合わせ続けることができない
29765107 APEX_JSON.WRITE(XMLTYPE): 数値の末尾が改行の場合にエンクォートされる
29773277 フォーム・リージョンで使用可能な、編集のヘルプが正しくない
29802395 APEXアップグレード: 破損したACLをアップグレードするときにエラーが発生する
29835807 JETチャート: 円グラフ/ドーナツ・グラフでの「表示形式」ラベルのサポートが拡張された
29836728 SQLワークショップで、ロードする列がファイルに含まれていなくてもデータ・ロード・ジョブを作成できる
29850482 書式マスクが使用されている場合に、IR PDFエクスポートで計算される列数が正しくない
29858797 非表示の許可が「いいえ」に設定されている場合でも「アクション・メニュー」→「列」でIR列を非表示にできる
29861534 APEX_MAIL.SEND: P_BODYに絵文字が含まれているとORA-22921が発生する
29878493 Application Expressの「ビュー」ページにAPEX_DEBUG_MESSAGESビューがない
29883102 ナビゲーション・メニューまたはナビゲーション・バーに使用されるリストの名前を変更すると正しくないエラーが発生する
29906019 APEX_AUTHENTICATION.SEND_LOGIN_USERNAME_COOKIE: Cookieが永続的でない
29912558 同じアプリケーションIDとソーシャル認証スキームでのアプリケーション・インポート: WWV_FLOW_AUTHN_FK_CREDに関するエラーが発生する
29919685 Chrome 75でのクラシック・レポートのダウンロードでは、正常にダウロードされるが空白のウィンドウにダウンロードURLが出力される
29921635 RESTfulサービスへのアクセスにアプリケーション・ビルダーへのアクセスが必要になる
29930290 レガシーの表形式フォームで列のソートがアクティブになっている場合は検証エラーにより「データが古すぎます」がスローされることがある
29932313 JETチャート: ページ・デザイナでの軸レベルの最小属性および最大属性ではIntegerではなくNumberがサポートされている必要がある
29937651 DBのアップグレード後にDBA_OBJECTSにSDO_GEOMETRYが複数存在する場合はAPEXがインストールされない
29954525 UIのインポートによって解析エラー「WHITELISTED_EXECUTE_IMMEDIATE_EXPRESSIONが必要です」がスローされる
29956504 APEX_MAIL: 約900文字ごとに次に出力される文字が重複する
29961980 フォーム・リージョンで、更新後に主キー値をアイテムに戻すことができない
29994776 AJAXコールで、一部のDBバージョンのヘッダーAPEX-DEBUG-IDが設定されない
29999272 DMUを使用してデータベース文字セットをWE8ISO8859P1からAL32UTF8に変換しようとすると「表現が無効です」と表示される
30000866 JETチャート: 多系列の積上げ棒グラフでは、1つの積上げのみで合計が示される
30008282 「アプリケーションのアップグレード」ユーティリティでは、アプリケーション・アイテムがPKアイテムとして使用されている場合にはフォーム・ページがアップグレードされてはならない
30015164 APEX_DATA_PARSERおよびSQLワークショップ・データ・ロードで、インライン文字列を含むXLSXファイルがサポートされていない
30021285 フォーム・リージョンのDMLプロセスでOUTパラメータの戻り値が取得されない
30022034 フォーム・リージョンでアイテムの書式マスクに置換が適用されない
30022610 12.1.0.2のデータベースではWebソースの検出でORA-40499がスローされることがある
30025405 列を大量に含むレポートではIR行のフィルタ処理でORA-920 (「リレーショナル演算子が無効です」)がスローされる
30031425 ソーシャル・サインイン: 検出URLにパラメータが必要なためAzure AD B2Cでエラーが発生する
30037404 ソーシャル・サインイン: コールバックURL内のポートが正しくない
30052988 APEX_INSTANCE_ADMINを使用してSWAGGER_UI_URLを設定できない
30056871 Webソースの検出およびJSONデータのロードがORA-40597「JSONパス式の構文エラー」によって失敗することがある
30070194 先頭にカンマが付いたエンクォートされたマルチバイトデータを解析するときにAPEX_DATA_PARSERエラーが発生する
30071351 APEX_MAIL: ORA-29279「SMTP永続エラー: 504 5.5.4認識できない認証タイプCRAM-MD5 (メカニズム使用不可)」
30121397 ソーシャル・サインイン: OpenIDの場合にはEND_SESSIONエンドポイントがないとログアウト後のリダイレクトが正しくなくなる
30141154 APEX_MAIL: OCIではエンベロープの「MAIL FROM」と「FROM:」のアドレスが異なっている必要がある
30148420 スペイン語とデンマーク語のキーボードでキーボード・ショートカット[Ctrl]+[/]が機能しない
30149096 内部エラーの場合にはより適切なHTTPステータス・コードが返される
30159004 データベースからAPEXを削除した後もシノニムAPEX_SPATIALが残る
30183085 JETチャート: ボックス・プロットのシリーズ名の設定によりORA-00904「無効な識別子AJAXエラー」が発生する
30191816 開発と本番でオフセットが異なる場合にコンポーネントのインポートが失敗する
30201311 ORA-29270: APEX_WEB_SERVICEの起動時にオープンされているHTTPリクエストが多すぎる
30212425 クラシック・レポート: 非表示の列にソート順序属性を指定する必要がある
30233361 管理者がワークスペースをロックまたはエクスポートできまない
30246023 JETチャート: ガント・チャートで主軸の非表示をサポートする必要がある
30249205 APEX_JSON.WRITE(XML): 空白を伴う負数はJSONでは無効
30250398 APEX_UTIL.GET_BUILD_OPTION_STATUSでランタイムAPIのセキュリティ設定がトリガーされてはならない
30254864 APEX_WEB_SERVICE: HEADER.VALUE属性のサイズを大きくする必要がある
30302268 Oracle Cloud Applications (SaaS) Webソース・モジュールで、検出後にデータ・プレビューが表示されない
30332804 HTML5棒グラフ・プラグインでIMG SRCのURLが正しくない
30335321 コンポーネントのエクスポートで、データ・プロファイルなしでWebソース・モジュールがエクスポートされ、データ・プロファイルのエクスポートが許可されない
30350991 1つのボタンに対して多数のテンプレート・オプションが有効になっている場合にPL/SQLの文字列バッファのサイズが非常に小さくなる
30357188 レポート問合せとレポート・レイアウトにAPEXビューがない
30369983 翻訳されたアプリケーションで#CUSTOMIZE#置換が機能しない
30374270 サイズなしのVARCHAR2に対してVCのSHORTを使用するクイックSQLで、無効な列名を含むチェック制約が生成される
30375663 データ・ロード・ページ作成ウィザードで、生成されたブランチの定義名において引用符がエスケープされない
30386750 OAuthアクセス・トークンが4000バイトよりも長いWebソース・モジュールで、使用時に「文字列バッファ小さすぎます」がスローされる
30389001 複数のシリーズがあり、リージョン・レベルで問合せが定義されているJETチャートでは、シリーズごとに問合せが実行される
30389001 複数のシリーズがあり、リージョン・レベルで問合せが定義されているJETチャートでは、シリーズごとに問合せが実行される
30403473 データ・ロードでMM/DD/YYデータ書式が正しく処理されない
30406428 SQLワークショップ・データ・ロードおよびAPEX_DATA_PARSERで先頭のエスケープされた囲み文字が無視される
30429735 WWV_FLOW_CREDENTIAL.GET_CREDENTIAL: セッション・レベルで格納されたクライアント・シークレットを復号化するときにエラーが発生する

9.1 オープン・バグおよび既知の問題

この項では、Oracle Application Expressリリース19.2のバグおよび既知の問題について説明します。

ヒント:

このセクションは、このドキュメントを作成していた時点での最新です。変更された動作の最新のリストについては、次の場所の「Known Issues」ページを参照してください。

https://www.oracle.com/technetwork/developer-tools/apex/downloads/apex-192-known-issues-5811831.html

9.1.1 イメージ・フォルダからのAnyChart Flashコンポーネントの削除

前のリリースで、AnyChartおよびAnyGantt Flash .swfファイルは/imagesフォルダから削除されました。これにより、AnyChartマップ・チャートおよびガント・チャートはレンダリングされなくなりました。エラー・メッセージは表示されず、かわりにリージョンが空白になります。

9.1.2 IE11のオートコンプリートでアイテム・タイプ「テキスト」の幅の問題

問題

オートコンプリートのアイテム・タイプが「テキスト」の場合に、IE11では、Oracle JETを使用して幅が正しくレンダリングされません。これは、JET CSSのクラス.oj-inputsearch-choiceflexプロパティを使用していることが原因です。

解決方法

アプリケーション・ページのinline CSS属性に次のコードを追加してください。

.oj-inputsearch-input { flex: 1 1 auto; }

9.1.3 jQuery UIおよびjQueryアップグレードの既知の問題

jQuery 3.1.1は、以前の2.xバージョンとの互換性がなくなりました。アプリケーションが削除された2.x機能に依存している場合は、jQuery移行プラグインを使用できます(このプラグインを含めるには、デスクトップ・ユーザー・インタフェースの詳細属性「jQuery移行を含める」「はい」に設定します)。

アプリケーションが削除された1.x jQuery APIに依存している場合、その機能はOracle Application Expressリース18.1では機能しなくなります。jQuery 3.1 APIのみを使用するようにJavaScriptを更新する必要があります。詳細は、次のjQuery移行ガイドを参照してください。

jQuery UI 1.12.xは、バージョン1.10.4と比較してライブラリを構成するフォルダ構造およびファイルが変更されています。古いファイル名への直接参照がある場合は、新しい名前に更新する必要があります。たとえば、以前に#JQUERYUI_DIRECTORY#ui/#MIN_DIRECTORY#jquery.ui.tabs#MIN#.jsでタブ・ウィジェットを参照していた場合は、#JQUERYUI_DIRECTORY#ui/widgets/#MIN_DIRECTORY#tabs#MIN#.jsに変更する必要があります。

Application ExpressデスクトップUIページに対して(jquery-ui-apex.jsとして、またはdesktop[_all].min.jsの一部として)デフォルトでロードされるOracle Application Express固有のバンドルjquery-ui-apex[.min].jsには、すべてのコア・ファイル、ドロップ効果および次のウィジェットが含まれます。

  • button

  • checkboxradio

  • controlgroup

  • datepicker

  • dialog

  • draggable

  • droppable

  • resizable

  • selectable

  • sortable

  • tooltip

これは、基本的に1.10.4と同じセットですが、sortableが追加されています。sortableへの別の参照がある場合は、削除できます。

jquery-ui-apex[.min].cssファイルはデフォルトでロードされ、すべてのjQuery UI CSSファイルが含まれています。個々のjQuery UI cssファイルへの参照が含まれていた場合は削除できます。

9.1.4 RESTfulサービスおよびOracle REST Data Services (ORDS)の既知の問題

Oracle Application Express 18.1およびOracle REST Data Services 18.1を使用している場合、RESTfulサービスの開発およびデプロイ時に次の問題が発生する可能性があります。

9.1.4.1 ワークスペース名が最初にプロビジョニングされたスキーマ名とは異なる場合の問題

問題

この問題は、17.4.1と18.2以上を除くすべてのOracle REST Data ServicesリリースおよびApplication Expressのすべてのリリースに影響します(ORDSサービスは、SQL DeveloperまたはAPIで作成できます)。この問題は、ワークスペース名とスキーマ名が異なる場合に、ワークスペースの最初に配分されたスキーマで作成されたサービスで発生します。

Oracle REST Data Servicesの以前のリリースでは、Application Express環境に関する情報を取得するときにエラーが発生したため、指定されたワークスペース名が最初にプロビジョニングされたスキーマ名と一致しない場合、Oracle REST Data Servicesは、ORDSベースのRESTfulサービスを提供できません。このエラーは、Oracle REST Data Services 17.4.1で修正されましたが、Oracle REST Data Services 18.1でまた発生しました。

次の例でこの問題について説明します。

  • ユーザーには、既存のAPEXベースのRESTfulサービスがあり、Oracle REST Data Servicesに移行して、ORDSベースのRESTfulサービス定義を変更します。ユーザーがサービスをコールし、新しいロジックの実行を期待しても、かわりに古いAPEXベースのRESTfulサービスがコールされます。ユーザーがAPEXベースのRESTfulサービス・ページに移動し、元のサービスを削除して、ORDSサービスのコールを期待するサービスを実行すると、404エラーが発生します。

  • ユーザーが最初にプロビジョニングされたスキーマで新しいORDSベースのRESTfulサービスを作成したが、対応するAPEXベースのRESTfulサービスがない場合は、サービスをコールするときに404エラーが発生します。

現時点ではサポートされている解決策はありません。

9.1.4.2 NULL URIを持つApplication Express RESTfulサービスをORDSに移行する場合の問題

問題

5.1より前では、Application Express RESTfulサービス・インタフェースで、NULL URI接頭辞を持つRESTfulサービス・モジュールを作成できました(NULL URI接頭辞を持つ複数のモジュールを作成することもできました)。すべてのモジュールのURIテンプレートは、サービス間でNULL URI接頭辞を共有するために一意である必要がありました。

例: NULL URI接頭辞を使用したモジュール定義

次の定義があるとします。

モジュール1
Name:          MyMod1
URI Prefix:    NULL

URI Templates: /Template1
               /Template2
モジュール2
Name:          MyMod2
URI Prefix:    NULL

URI Templates: /Template3
               /Template4
実際には、これらの定義により、URI接頭辞がNULLの4つのテンプレートを持つ1つの仮想サービスが作成されます。これらは、次の方法でコールできます。
http://server.com/ords/mySchema/Template1
http://server.com/ords/mySchema/Template2
http://server.com/ords/mySchema/Template3
http://server.com/ords/mySchema/Template4

変数の意味は次のとおりです。

  • http://server.com: サーバーURL
  • ords: ORDS別名
  • mySchema: パス接頭辞
  • null: nullのモジュールURI接頭辞。コールには表示されませんが、サービスによって処理されます。
  • Template1: URIテンプレート

NULL URI接頭辞を作成する機能は、Application Express 5.1で無効になっていましたが、以前のリリースで定義されたレガシー・サービスは移行され、削除されないかぎり機能しました。ただし、これらのサービスをOracle REST Data Servicesに移行する場合、ORDSベースのデータ・モデルは、URI接頭辞(NULL接頭辞を含む)が重複する複数のモジュールを受け入れません。

Application Express 18.1でAPEXベースRESTfulサービスをOracle REST Data Servicesに移行するためのロジックは、(Oracle REST Data Services 17.4.1で導入された) Oracle REST Data Servicesプロシージャへの単純なパススルーです。ただし、そのプロシージャのロジックは、NULLベース・パスの複数のモジュールを処理できません。この状況でOracle REST Data Servicesに移行しようとすると、「重複値」が発生し、ORA-0001エラーがスローされます(Oracle Bug 27916570)。

解決方法

移行プロシージャに追加されたロジックは、NULL URI接頭辞を持つすべてのモジュールをマージします。この規則は次のとおりです。

Oracle REST Data Services 18.2

影響を受けるすべてのモジュールは、merged.apex.rest.servicesという名前の1つのORDSベースのモジュールにまとめられます

マージ対象のAPEXベース・モジュールのいずれかが公開されている場合、新しくマージされたモジュールは公開されます。

マージ対象のAPEXベース・モジュールのいずれも公開されていない場合、新しくマージされたモジュールは公開されません。

マージ対象のAPEXベース・モジュールに関連付けられているすべてのロールは、新しくマージされたモジュールに割り当てられます。

マージされたモジュールのページ区切りサイズは、マージ対象モジュール内の最大のページ区切りサイズに設定されます。

NULL URI接頭辞を持つAPEXベース・モジュールに重複するURIテンプレートもある場合は、次のようになります。
  • 最近更新されたテンプレートは重複URIを保持します。
  • 他のすべてのテンプレートには、接頭辞dup001_*が指定されます
  • テンプレートのコメントには、1) 移行元のモジュール名、および2) 元のテンプレートURIが含まれます。
Oracle Application Express 18.1

NULL URI接頭辞を持つモジュールが1つまたはまったくない場合、サービスは、Oracle REST Data Servicesのリリースに関係なく正常に移行されます(移行は、Oracle REST Data Services 17.4.1以上でのみ可能です)。

NULL URI接頭辞を持つモジュールが2以上ある場合は、次のいずれかになります。
  • Oracle REST Data Services 18.2以上を使用している場合、モジュールは前述のルールに従って移行されます。

  • Oracle REST Data Servicesのリリースが18.2より古い場合は、警告メッセージが表示され、18.2以上にアップグレードするまでは、Oracle REST Data Servicesにサービスを移行できません。

9.1.4.3 SQL DeveloperまたはSQLスクリプトを使用して、Application Express 18.1以降のスキーマでORDSを有効にするときの問題

問題

この問題は、ORDS 17.4以前およびOracle Application Express 18.1以降を実行しているシステムに影響します。

この問題は、Application Expressのワークスペースに割り当てられたスキーマにのみ影響します。

この問題は、SQL DeveloperまたはSQLスクリプト(ただし、SQLワークショップでのRESTfulサービスではない)を使用してスキーマに対してORDSを有効にするときに、そのスキーマがApplication Expressのワークスペースにも割り当てられている場合に発生します。

RESTfulサービスにより、ORDS SCHEMA ALIASAPEX PATH PREFIXが確実に同期されます。ただし、ORDSが別の方法を使用してスキーマを有効にした場合、APEX PATH PREFIXは同期されません。これらの2つのアイテムが同期されていない場合、スキーマ内に定義されているORDSサービスにアクセスしようとすると、ORDSは404エラーを返します。

解決方法

APEX PATH PREFIXORDS URI PREFIXを同期するには、次の手順に従います。

  1. Application Expressで、「SQLワークショップ」「RESTfulサービス」の順にクリックします。

  2. 「構成」ボタンをクリックして、「ORDSスキーマ属性」モーダル・ダイアログを起動します。

  3. スキーマ別名の場合は、別名を選択します。

  4. 「スキーマ属性の保存」ボタンをクリックします。

これにより、ORDS SCHEMA ALIASAPEX PATH PREFIXの両方に同じ値が設定されます。

9.1.5 REST対応SQLでの対話グリッド・サポート

問題

Oracle REST Data Services (ORDS)のREST対応SQLでは、REST対応SQLリクエストでのバインド変数は1000個までに制限されています。その結果、対話グリッドのDMLで1000個を超える列値が送信されると、次のエラーが表示されます。「内部ORDS OUTバインド制限を超えました。

解決方法

DML行の総数を減らしてください。」

9.1.6 省略されたJavaScript API

次のAPIは、現在のOracle Application Express JavaScript APIリファレンスから省略されましたが、引き続きサポートされています。

  • gridウィジェットのrefreshメソッド。
  • modelインタフェースのmoveRecordsメソッドおよびtransformメソッド。

これらのAPIは、将来は再び含まれる予定です。

9.1.7 レガシー・チーム開発のワークスペース属性の問題

ワークスペース管理者がレガシー・チーム開発セクションの下のワークスペース・レベル属性「チーム開発の有効化」「いいえ」に設定すると、新しいチーム開発アプリケーションも無効になります。

10.1 ドキュメントの追加

このセクションでは、Oracle Application Expressドキュメントの追加について説明します。

10.1.1 Oracle Application Express JavaScript APIリファレンス

「JavaScript API」の章の内容は、Oracle Application Express JavaScript APIリファレンスに移動しました。

10.1.2 Oracle Application Express JavaScript API

このリファレンスでは、Oracle Application Expressアプリケーションで使用できるJavaScript APIについて説明します。これらのファンクションを使用することで、ページ要素の表示/非表示、Ajax (非同期JavaScriptおよびXML)リクエストの作成などクライアント側の機能を提供できます。interactiveGridウィジェットとinteractiveGridViewは不完全であり、今後のドキュメント更新で強化されます。

11.1 ドキュメントのアクセシビリティについて

Oracleのアクセシビリティについての詳細情報は、Oracle Accessibility ProgramのWebサイト(http://www.oracle.com/pls/topic/lookup?ctx=acc&id=docacc)を参照してください。

Oracle Supportへのアクセス

サポートを購入したオラクル社のお客様は、My Oracle Supportを介して電子的なサポートにアクセスできます。詳細情報は(http://www.oracle.com/pls/topic/lookup?ctx=acc&id=info)か、聴覚に障害のあるお客様は(http://www.oracle.com/pls/topic/lookup?ctx=acc&id=trs)を参照してください。

12.1 プライバシに関する通知

このプライバシに関する通知では、作成またはインストールするアプリケーションのユーザーに関する情報がOracle Application Expressによって直接収集されるときに予想されることについて説明します。すべてのApplication Express内部アプリケーション(アプリケーション・ビルダーなど)はApplication Expressで記述されているため、これらのアプリケーションを使用している開発者および管理者にも同じことが当てはまります。オラクル社は、お客様が開発したアプリケーションの情報収集については責任を負いません。

イベントのログ記録

Application Expressは、ユーザーがトリガーしたイベントの拡張可能なログ記録を提供します。たとえば、開発者および管理者は、このデータを使用して、セキュリティやパフォーマンスの問題を調べることができます。ログ・データには、ユーザーのIPアドレス、アプリケーションのユーザー名およびイベント固有の情報が含まれます。次に、イベント・ログ・タイプの簡単なリストを示します。

  •   アクティビティ・ログ: ページ・ビューおよびAjaxリクエスト。開発者およびインスタンス管理者が無効にできます。

  •   ログイン・アクセス・ログ: 成功および失敗したログイン試行。

  •   デバッグ・ログ: アプリケーション固有のインストゥルメンテーション(内部変数値など)。デフォルトでは無効になっており、エンド・ユーザーと開発者がデバッグ・ログを有効にできます。

  •   クリック・カウント・ログ: アプリケーション内での外部リンクのクリック。

  •   Webサービス・アクティビティ・ログ: データベース内からの外部Webサービスへのリクエスト。

  •   開発者アクティビティ・ログ: アプリケーション・コンポーネントに対する変更。

  •   SQLワークショップ・ログ: 開発環境のSQLワークショップのSQL文の履歴。

Cookieおよび関連テクノロジ

Application Expressではサード・パーティのCookieを使用しませんが、ログイン・セッションの維持およびパーソナライズのために機能Cookie (トラッキングなし)とブラウザのSessionStorageおよびLocalStorageを使用します。これは、アプリケーション・セキュリティ、パフォーマンスおよび使い勝手のために重要です。次に、Application Expressが使用するCookieと記憶域名およびその使用目的に関する詳細を示します。

セッションCookie
  • ORA_WWV_USER_instance id: アプリケーション・ビルダーなどの内部アプリケーションのセキュリティのCookie。

  • ORA_WWV_APP_application id、ORA_WWV_APP_workspace cookie idcustom name: アプリケーションのセキュリティCookie。開発者は、アプリケーションの認証スキームでカスタムCookie名を選択できます。

  • ORA_WWV_RAC_INSTANCE: Webサーバーにノードを固定するためのReal Application Cluster (RAC)ノード・インスタンス番号のセッションCookie。複数のRACノードが検出された場合にのみ送信されます。

永続Cookie
  • ORA_WWV_REMEMBER_LANG: ユーザーが選択したアプリケーション言語。

  • ORA_WWV_REMEMBER_UN: (オプション)開発環境ログイン・ページに前回ログインしたときのワークスペースとユーザー名。詳細は、開発環境ログイン・ページのチェック・ボックス「ワークスペースとユーザー名を記憶」を参照してください。

  • LOGIN_USERNAME_COOKIE: (オプション)開発したアプリケーションに前回ログインしたときのユーザー名。詳細は、新しいアプリケーションのログイン・ページのチェック・ボックス「ユーザー名を記憶」を参照してください。既存アプリケーションのログイン・ページでこのCookieをオプションにするには、ページに「ユーザー名を記憶」チェック・ボックスを追加します。APEX_AUTHENTICATION.GET_LOGIN_USERNAME_COOKIEおよびAPEX_AUTHENTICATION.SEND_LOGIN_USERNAME_COOKIEのAPIドキュメントには、チェック・ボックスの値を設定し、チェック・ボックスが選択されている場合にのみCookieを送信するPL/SQLプロセス・コードの例があります。

セッション記憶域
  • ORA_WWV_apex.builder.devToolbar.grid: 開発ツールバーの「レイアウト列の表示」の現在の設定が格納されます。

  • ORA_WWV_apex.builder.themeRoller.application id.*: 開発ツールバーの「テーマ・ローラー」ポップアップの設定が格納されます。

  • .4000.4500.*: ページ・デザイナの各タブ・セットのカレント・タブが格納されます。

  • APEX.userHasTouched: ユーザーがタッチを使用してアプリケーションと通信した(touchstartイベントが表示された)かどうかを記憶するために使用されます。タッチ・デバイスを使用する場合は、一部のコンポーネントでユーザー・エクスペリエンスをカスタマイズするために使用されます。

  • .application id.page.*.activeTab: カレント・タブを保存するオプションが有効化されたタブ・コンテナ・テンプレートを使用して、「リージョン表示セレクタ」リージョンで選択された最後のタブを記憶します

  • ORA_WWV_apex.Calendar.application id.page.region id.lastview: 最後に表示されたカレンダ期間を記憶します。

  • .application id.page.*.preferenceForExpanded: 縮小可能なリージョンの展開状態を記憶します。

  • ORA_WWV_apex.MED_*.splitterPosition: 様々な「対話グリッド」設定ダイアログのスプリッタ・バーの位置が格納されます。

ローカル記憶域
  • ORA_WWV_apex.builder.devToolbar.options: 開発者ツールバーのユーザー・プリファレンス設定の「自動非表示」、「アイコンのみの表示」および「表示位置」が格納されます。

  • ORA_WWV_apex.builder.pageDesigner.useComponentView: ページ・デザイナの「コンポーネント・ビュー」タブのユーザー・プリファレンスが格納されます。

  • ORA_WWV_apex.builder.pageDesigner.model.componentIds: ページ・デザイナの新規コンポーネント用の未使用IDのプールが格納されます。

更新のチェック

開発者がApplication Express開発環境にログインすると、新しいバージョンが使用可能になったときに通知を受け取ります。このバージョン情報を取得するには、Application Expressが隔週でoracle.comサーバーにリクエストを送ります。Application Express製品開発チームが製品の今後に関する決定を行うために使用する開発サーバーに関する匿名統計情報(データベース・バージョン、Application Expressコンポーネントの使用状況など)を渡します。このチェックはデフォルトで有効になっていますが、インスタンス管理者が無効にできます。詳細は、Oracle Application Express APIリファレンスAPEX_INSTANCE_ADMINCHECK_FOR_UPDATESパラメータを確認してください。


Oracle Application Expressリリース・ノート, リリース19.2

F24970-02

Copyright © 2003, 2019, Oracle and/or its affiliates. All rights reserved.

原本著者: Terri Jennings、John Godfrey、Christian Neumueller、Anthony Rayner、Patrick Wolf

原本協力著者: Christina Cho、Jason Straub

原本協力者: Hilary Farrell、Marc Sewtz

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