- インストレーションおよび構成ガイド
- XMLファイルから共有接続へのアクセス
- 共有接続XMLファイルの設定
共有接続XMLファイルの設定
共有接続XMLファイルの設定には、このファイルをユーザーに配布するXMLファイルを用意することが含まれます。
XMLファイルで共有接続を設定するには:
- 任意のテキスト・エディタを使用して空のXMLファイルを作成し、Oracle Smart View for Officeクライアント・マシンに保存します。
ファイルに意味のある名前(
SmartViewProviders.xml
など)を付け、.xml
拡張子が付いていることを確認します。注意:
XMLファイルでは、ASCII文字のみがサポートされています。このファイルに作成するエントリでは、非ASCII文字を使用しないでください。
- 次の行をファイル先頭に追加します。
<?xml version="1.0" encoding="UTF-8"?>
- 次に、開始res_GetProvisionedDataSourcesタグを追加します。
<res_GetProvisionedDataSources>
- 該当するプロバイダのエントリを追加します。
Oracle Hyperion Provider Services (Oracle Essbase)、Oracle Hyperion Planning、Oracle Hyperion Financial Management、Oracle Hyperion Reporting and Analysis、Oracle Hyperion Strategic Finance、Oracle Business Intelligence Enterprise Edition、Oracle Enterprise Performance Management CloudおよびNarrative Reportingのエントリを追加できます。XMLには、サポートされているクラウド・プロバイダまたはオンプレミス・プロバイダのエントリ、あるいはその両方の組合せを含めることができます。
エントリを作成する際、構文をそのままコピーし、次の置換のみを行います。
-
Product
タグのname
属性:name
—プロバイダの内部識別子。これは、ユーザーには表示されません。 -
Product
タグのdisplayVersion
属性:version
—指定したプロバイダのバージョン番号。これは、ユーザーには表示されません。 -
Server
タグのcontext
属性:webServerHost
—Webサーバー・ホスト・マシン名。webServerPort
—Webサーバーのポート番号。各プロバイダの構文ですでに指定されたデフォルトのポート番号を使用します。または、デフォルトではないポート番号を使用するようにシステムを構成してある場合は、それを指定します。
各プロバイダ・タイプの構文は次のとおりです。
Provider Services (Essbase)
<Product id="APS" name="name" displayVersion="version"> <Server name="Oracle Hyperion Provider Services" context="http://webServerHost:webServerPort/aps/SmartView"></Server> </Product>
Oracle Hyperion Planning
<Product id="HP" name="name" displayVersion="version"> <Server name="Oracle Hyperion Planning, Fusion Edition" context="http://webServerHost:webServerPort/HyperionPlanning/SmartView"></Server> </Product>
Financial Management
<Product id="HFM" name="name" displayVersion="version"> <Server name="Oracle Hyperion Financial Management, Fusion Edition" context="http://webServerHost:webServerPort/hfmadf/../hfmofficeprovider/HFMOfficeProvider.aspx"></Server> </Product>
Reporting and Analysis
<Product id="RAFramework" name="name" displayVersion="version"> <Server name="Reporting and Analysis Framework" context="http://webServerHost:webServerPort/raframework/browse/listXML"></Server> </Product>
Strategic Finance
<Product providerType="ExtensionProvider" id="HSF" name="name" displayVersion="version"> <Server name="Oracle Hyperion Strategic Planning, Fusion Edition" context="webServerHost:webServerPort/StrategicPlanning/SmartView"></Server> </Product>
Oracle BI EE
<Product providerType="ExtensionProvider" id="27EE9B0D-D5F5-42c9-AFC5-44FEA770C693" name="name" displayVersion="version"> <Server name="Oracle BI, Fusion Edition" context="OBI:http://webServerHost:webServerPort/analytics/jbips"></Server> </Product>
EPM Cloud内のPlanning
<Product id="HP" name="name" displayVersion="version"> <Server name="Planning and Budgeting Cloud" context="http://serviceURL/HyperionPlanning/SmartView"></Server> </Product>
Planning Modules
<Product id="HP" name="name" displayVersion="version"> <Server name="Enterprise Planning and Budgeting Cloud" context="http://serviceURL/HyperionPlanning/SmartView"></Server> </Product>
Narrative Reporting
<Product id="EPRCS" name="name" displayVersion="version"> <Server name="Enterprise Performance Reporting Cloud" context="http://serviceURL/epm/SmartView"> </Server> </Product>
Financial Consolidation and Close
<Product id="HP" name="name" displayVersion="version"> <Server name="Financial Consolidation and Close Cloud" context="http://serviceURL/HyperionPlanning/SmartView"></Server> </Product>
Tax Reporting
<Product id="HP" name="name" displayVersion="version"> <Server name="Tax Reporting Cloud" context="http://serviceURL/HyperionPlanning/SmartView"></Server> </Product>
-
- オプション: ローカルに、または内部URLからヘルプにアクセスする予定の場合は、ヘルプの場所を特定するエントリを追加します。
-
ローカル・ドライブにインストールされたヘルプ:
<helpurlcontext>file:///parent_language_folder_path/</helpurlcontext>
次に例を示します。
<helpurlcontext>file:///C:/Oracle/SmartView/smartview_help/</helpurlcontext>
-
Webサーバーにインストールされたヘルプ:
<helpurlcontext>http://webServerHost:webServerPort/pathToHelpFiles/smartview_help/</helpurlcontext>
次に例を示します。
<helpurlcontext>http://abcxyzco.com:12345/user_documentation/smartview_help/</helpurlcontext>
注意:
-
XMLファイルから共有接続にアクセスする予定があり、かつ、ローカル・ドライブまたは組織内のWebサーバーからヘルプにアクセスする必要がある場合にかぎり、このステップを実行します。ヘルプの設定手順は、ローカルまたはWebサーバーでのヘルプのインストールと構成を参照してください。
-
<helpurlcontext>
タグを使用する場合、指定したヘルプの場所によって、properties.xml
ファイル内の<helpurlcontext>
タグで指定されたデフォルトまたは変更済の場所が上書きされます(詳細は、「共有接続XMLファイルを介したオプションのローカル・ヘルプの構成」を参照)。
-
- オプション: User Productivity Kit (UPK)のエントリを追加します。
<UPK>http://link to User Productivity Kit</UPK>
次に例を示します。
<UPK>http://download.abcxyzco.com/ocomdocs/PlayerPackage/data/toc.html</UPK>
- 終了
res_GetProvisionedDataSources
タグを追加してファイルを完成させ、保存します。</res_GetProvisionedDataSources>
完全な構文およびこのファイルの設定例は、接続ファイルの構文と例を参照してください。
- ファイルをテストします。
- 次のいずれかのアクションを実行します。
-
ユーザーがXMLファイルをローカル・ドライブにコピーする予定の場合は、Smart Viewクライアント・マシンのローカル・ドライブにファイルをコピーするようにしてください。
たとえば、ファイルを
SmartView\bin
ディレクトリにコピーします。 -
または、ファイルをWebサーバーにコピーする予定の場合は、ユーザーがXMLファイル名と
.xml
拡張子を含む完全修飾URLからファイルにアクセスできるようにします。
-
- Smart Viewを起動し、「オプション」ダイアログ・ボックスで、「共有接続URL」を編集してファイルまたはURLへのフル・パスを追加し、
.xml
ファイル名拡張子が含まれていることを確認します。注意:
.xml
ファイル名拡張子がローカル・ドライブ・パスまたはURLの末尾に含まれていない場合、この機能は動作しません。-
ローカル・ドライブの例:
C:/Oracle/SmartView/bin/SmartViewProviders.xml
ファイル・パスのセパレータとしてスラッシュ(
/
)を使用してください。これで、共有接続のリストでディレクトリ・パスとファイルを使用できるようになります。
-
WebサーバーURLの構文:
http://webServerHost:webServerPort/pathToFile/filename.xml
WebサーバーURLの例:
http://abcxyzcowebserver:1234/SmartViewDataSources/SmartViewProviders.xml
これで、共有接続のリストでURLを使用できるようになります。
-
- Oracle Smart View for Officeユーザーズ・ガイドのデータ・ソースへの接続に関する項の説明に従って、Smart Viewパネルの「共有接続」オプションを使用してファイルに接続します。
「共有接続」ドロップダウン・リストにプロバイダのエントリが表示されない場合は、XMLファイルに不正な構文またな無効な文字が含まれている可能性があります。
ヒント:
ブラウザ(Internet Explorerなど)でファイルを開いて、XMLを確認します。ブラウザには無効な構文が示されます。XMLファイル・エディタでエラーを修正して保存し、ブラウザの表示をリフレッシュします。
- 次のいずれかのアクションを実行します。
- XMLファイルが誤りなく完成したら、次のいずれかの手順を実行します。
-
ユーザーがXMLファイルをローカル・ドライブにコピーする予定の場合は、次の手順を使用して、Smart Viewユーザーにファイルを配布します。
-
このファイルは一切変更しないでください。
-
Smart Viewクライアント・マシンのローカル・ドライブにファイルをコピーします。
たとえば、ファイルを
SmartView\bin
フォルダにコピーします。 -
Smart Viewを起動し、「オプション」ダイアログ・ボックスで、ローカル・ドライブ上のファイルへのフル・パス(ファイル名と
.xml
拡張子を含む)を使用して「共有接続URL」を編集します。次に例を示します。C:/Oracle/SmartView/bin/SmartViewProviders.xml
ファイル・パスのセパレータとしてスラッシュ(
/
)を使用してください。これで、共有接続のリストでディレクトリ・パスとファイルを使用できるようになります。
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Oracle Smart View for Officeユーザーズ・ガイドのデータ・ソースへの接続に関する項の説明に従って、Smart Viewパネルの「共有接続」オプションを使用してファイルに接続し、テストを行います。
接続に問題がある場合は、Smart View管理者に問い合せてください。
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XMLファイルをWebサーバーにコピーする予定の場合は、Smart Viewユーザーに次の手順を通知します。
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Smart Viewを起動し、「オプション」ダイアログ・ボックスで、指定のURL(ファイル名と
.xml
拡張子を含む)を使用して「共有接続URL」を編集します。次に例を示します。http://abcxyzcowebserver:1234/SmartViewDataSources/SmartViewProviders.xml
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Oracle Smart View for Officeユーザーズ・ガイドのデータ・ソースへの接続に関する項の説明に従って、Smart Viewパネルの「共有接続」オプションを使用してこのURLに接続し、テストを行います。
接続に問題がある場合は、Smart View管理者に問い合せてください。
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Internet Explorerユーザー: ステップaで指定したURLを使用するには、Internet Explorerで次のオプションを設定することをお薦めします。
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「ツール」の「インターネット オプション」を選択します。
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「全般」タブの「閲覧の履歴」グループで「設定」を選択します。
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「保存しているページの新しいバージョンがあるかどうかの確認」セクションで「Web サイトを表示するたびに確認する」を選択して、「OK」をクリックします。
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「インターネット オプション」ダイアログ・ボックスで「詳細設定」タブを選択します。
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「セキュリティ」セクションで「ブラウザを閉じたとき、[Temporary Internet Files] フォルダを空にする」オプションを選択します。
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「OK」をクリックして「インターネット オプション」を閉じて、ブラウザを再起動します。
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