イメージのコンテンツ
イメージには、すべての必要なツール、ドキュメント、および選択したプラットフォームでOracle Secure Backupをインストールおよび操作するためのソフトウェアが含まれています。
インストール・ファイルには、次の製品サイトでダウンロードしたファイルからアクセスできます。
サポートされるテープ・デバイスおよびプラットフォーム
サポートされているプラットフォーム、Webブラウザ、NASデバイス、テープ・ドライブおよびテープ・ライブラリは、次のURLに記載されています。
http://www.oracle.com/technetwork/database/database-technologies/secure-backup/learnmore/index.html
Oracle Secure Backupリリース18.1へのアップグレード
Oracle Secure Backup 18.1にアップグレードできるのは、Oracle Secure Backup 12.1.0.2、Oracle Secure Backup 12.1.0.3またはOracle Secure Backup 12.2のみです。以前のバージョンを使用している場合は、Oracle Secure Backup 18.1にアップグレードする前に、Oracle Secure Backup 12.1.0.3にアップグレードする必要があります。
Oracle Secure Backup 18.1は、Oracle Secure Backup 12.2およびOracle Secure Backup 12.1のクライアントのみと下位互換性があります。
Oracle Secure Backup 18.1は、Oracle Secure Backup 12.2およびOracle Secure Backup 12.1の機能をサポートしており、これらの機能と相互運用できます。
すべてのメディア・サーバーは、Oracle Secure Backup 18.1バージョン・レベルで設定する必要があります。
Oracle Secure Backup 18.1で導入された新しいコマンドおよびオプションへのアクセスは、12.2クライアントからはサポートされていません。新しいコマンドは、Oracle Secure Backup 18.1ホストから、またはOracle Secure Backup Web Tool経由でアクセスする必要があります。
Oracle Secure Backup 12.2クライアントからクラウド・ストレージ・デバイスへのデータベース・バックアップはサポートされていません。このバックアップは、Oracle Cloud Infrastructure Classic、ディスクまたはテープに制限されています。
Oracle Secure Backup 18.1の拡張バックアップ圧縮レベルは、Oracle Secure Backup 12.1クライアントではサポートされていません。
関連項目:
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クライアント下位互換性の詳細は、『Oracle Secure Backupインストレーションおよび構成ガイド』を参照してください。
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Oracle Secure Backup 18.1にアップグレードする方法の詳細は、『Oracle Secure Backupインストレーションおよび構成ガイド』 を参照してください。
新機能
この項では、Oracle Secure Backup 18.1の新機能について説明します。
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Oracle Cloud Infrastructureのサポート
Oracle Secure Backupでは現在、Oracle Cloud Infrastructure Object StorageおよびArchive Storageへのバックアップをサポートしています。Oracle Cloudストレージは、Oracle Secure Backupクラウド・ストレージ・デバイスを使用してアクセスおよび管理されます。Oracle Secure Backup管理サーバーで管理されている暗号化キーを使用して、クライアント・ホストでバックアップ・データを暗号化することで、すべてのバックアップ・データがクラウド・ストレージ・デバイスに安全に書き込まれます。
バックアップはObject StorageからArchive Storageにコピーできます。インスタンスのコピー・ジョブでは、Oracle Cloud Infrastructure ClassicからOracle Cloud Infrastructureへのコピーと、Oracle Cloud Infrastructure Object Storage ClassicからArchive Storageへのコピーがサポートされます。
Oracle Secure Backupは、マルチパート・アップロードを使用してセキュアなバックアップおよびリストア操作を実行し、効率的なバックアップ・ジョブを実現できます。大量のオブジェクトの管理は、バックアップの数が増えるにつれて困難になります。マルチパート・アップロードでは、バックアップ・セグメントが並行してアップロードされ、バックアップ全体がアップロードされると、セグメントが連結されて単一のオブジェクト(セグメント)となり、バケット内のオブジェクト数が少なくなります。
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バックアップの検証
バックアップ・イメージ・インスタンスの作成またはコピー中に、Oracle Secure Backupはチェックサムを計算し、この値をバックアップ・メタデータの一部として格納します。バックアップ・イメージ・インスタンスの妥当性は、チェックサムを再計算し、格納されているチェックサムと比較することによって検証できます。
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作成が簡素化されたクラウド・ウォレット
インストーラはクラウド・ウォレットを作成するように拡張され、クラウド・ウォレットの作成に現在使用されているマルチステップ・プロセスが不要になりました。クリーン・インストールまたはOracle Secure Backup 12.1からのアップグレードにより、クラウド・ウォレットが作成されます。
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既存のクラウド・ウォレットに新しい証明書を追加します。
クラウド・サーバー証明書をダウンロードして、クラウド・ウォレットにインポートできます。Oracle Secure Backupインストーラは、インストール中に、デフォルトの証明書を使用してクラウド・ウォレットを作成します。ただし、必要に応じて、クラウド・ウォレットを手動で作成できます。
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テープ上のバックアップをクラウドにコピーできるようにする
新しいオプション
usecloudenc
がcpinstance
コマンドに導入され、レガシーの暗号化されていないデータまたはハードウェア暗号化データをOracle Cloudストレージにコピーできるようになりました。コピー・ポリシーを、setp
コマンドを使用して設定する必要があります。 -
大規模なバックアップを実行している間、制御接続を開いたままにしておくことができます。
tcpkeepalive
のローカル・ポリシーにより、アイドル状態のOracle Secure Backupネットワーク接続が、非アクティブという理由でプロキシまたはファイアウォールによって終了されなくなります。tcpkeepalive
のローカル・ポリシーを設定し、制御接続を開いたままにして、ファイル・システムとRecovery Manager (RMAN)の両方のバックアップ操作が正常に完了するように構成できます。 -
新しいクラウド・ストレージ・クラス・オプション
infrequentaccess
をサポートします。このストレージ・オプションは、ユーザーがあまり頻繁にアクセスしないが、必要なときに利用できるようにするデータに役立ちます。アクセス頻度の低いオプションのストレージ・コストは、標準的なObject Storage層よりも低くなっています。
この機能により、Oracle Secure Backupは、Oracle Cloud Infrastructure Storageの
object
オプションおよびarchive
オプションと同じ方法でinfrequentaccess
ストレージ・クラス・オプションをサポートできます。 -
サマリー・レポートを生成する新しいユーティリティ
obsum
。obsum
ユーティリティは、Oracle Secure Backupジョブ・スケジューラに影響を与えずに、サマリー・レポートをシームレスに生成します。スケジューラが過度の負荷にならないように独立して動作し、バックアップ・ジョブを完了します。
Oracle Secure Backup 18.1で非推奨となった機能
この項では、Oracle Secure Backup 18.1で非推奨となった機能について説明します。
次のコマンドが非推奨になりました。
- テープ・ライブラリのインポート/エクスポート・ドアを開くための
opendoor
コマンド - テープ・ライブラリのインポート/エクスポート・ドアを閉じるための
closedoor
コマンド
- OSB 12.1クライアントのサポート。Oracle Secure Backup v12.1クライアントを使用している場合は、将来のOracle Secure Backupリリース用にアップグレードします。
Oracle Secure Backup 18.1で修正された不具合
表1-1 Oracle Secure Backup 18.1.0.2.0で修正された不具合
Oracle Bug# | バグの説明 |
---|---|
25910720 | 生成されたAIFファイルが512Kを超える場合、索引書込みがハングする |
28021222 | obtool lsjob'およびRMANジョブが失敗する(OSBユーザー名の中にドット'.'が付いている場合) |
29773097 | クラウド・ストレージ用の503サービス使用不可コードを追加する |
29842284 | ストレス: ndmpdの子プロセスが終了していない。CPUリソースを占有している |
30066812 | デバイス上のすべてのメディアサーバー・アタッチポイントが使用できない場合、ジョブはクライアントで実行され、完了しない |
31612814 | 小さいサイズのファイルを大量にWindows MSにバックアップすると、データ・ダンプ後にハングアップする |
31792023 | ファイアウォールのタイムアウトが原因で接続が切断されたため、RMANおよびファイルシステムのバックアップが失敗する |
31799185 | OSBサマリー・レポートの生成がジョブ・スケジュールを損なうことは許されない |
31812786 | OSBファイルシステムのバックアップが長時間ハングアップすることがある |
31925095 | 初期化されていないメモリーの読取りによるcpinstanceでのobdupコアのダンプ |
32311605 | テープの終わりに到達した後に、閉じたテープがロードされている |
32436119 | OSBステージング・ジョブが前のボリュームを探してスタックしている |
32436142 | 前回の試行ですでにステージングされたステージング・ジョブの再ステージング |
32495504 | obdupジョブの再試行中にインスタンスDBへの誤ったインスタンス・エントリがある |
32503108 | データをコピーするためのOCI暗号化の使用を許可する |
32503216 | OCIの低頻度アクセス層をサポートする |
32726858 | インストール時にOBSUMを含める/コピーする |
32871819 | OCIアーカイブ・ストレージからのセグメントの再ハイドレーションがOSB 12.2で作成されたインスタンスで失敗する |
32913579 | obdupのクリーン・アップでアーカイブに不完全なフラグが残る |
32952399 | クラウド: 作業リクエストを使用して、クラウド・コピーの使用時にコピーが成功したことを確認する |
32956995 | 新しく認定されたTandbergライブラリのサポートを追加 |
32990830 | observicedの再起動時にホスト・オブジェクトの'ip names'フィールドがメモリー上で64文字に切り詰められる |
33009441 | ローテーション・ポリシーのあるメディア・ファミリーを使用する場合、リソースのコピー・インスタンス・ジョブが保留される |
33010760 | managedev -kコマンドが、アーカイブのoidを使用してピース・データを検索している |
33063946 | obcsmログ・ファイルの権限がrootで保護されていない |
33088619 | WebUIでのOCIの低頻度アクセス層のサポート |
33254638 | クラウド: コンソールで生成されたキー・ファイルがmkdevで機能しない |
33312737 | OSB 18.1.0.2.0をApache、PhpおよびOpensslの最新バージョンにアップグレードする |
33363664 | 機密性の高い認証文字列を難読化する |
33494075 | クラウド・ウォレット証明書を最新証明書に更新する必要がある |
33531570 | AIXバージョン7.2のインストール・サポートを追加する |
33575946 | オブジェクト・ファイルのファイル権限が正しくない |
33585441 | インストール後、ポリシー・ファイルをグループ/全ユーザーで読み取れないようにする必要がある |
33589362 | PHP 7.4.26にアップグレードする |
33622402 | WINDOWS.X64: OSBフォルダからアプリケーション・パッケージの権限を削除する |
33633880 | PHPで使用されるPCRE2ライブラリをv10.34にアップグレードする |
32703516 | OSB UIでNDMP (ZFSSA)クライアントを追加すると、「エラー: --圧縮はNDMPホストに適用できません」というメッセージがスローされる |
33432338 | Apacheをバージョン2.4.51にアップグレードする |
33500175 | アップグレードしたExpatライブラリがAIXでビルドに失敗する |
この項には、Oracle Secure Backup 18.1.0.1.0で修正された不具合が記載されています
表1-2 Oracle Secure Backup 18.1.0.1.0で修正された不具合
Oracle Bug# | バグの説明 |
---|---|
25924596 | バックアップ・イメージをリストするためのワイルドカード・サポート |
25954115 | デフォルトのOSB-DEFAULT-STAGE-RULEがないため、STAGESCANが失敗する |
26358423 | 部分名によるクライアントの検索の追加(ワイルドカードを使用) |
26358537 | ADD WILDCARDING FOR SCHEDULING TO LIMIT SCROLLING-ワイルドカードを含む大/小文字の区別なしが使用された場合を修正する。 |
26849852 | Webツール・フォームのフィールド・ラベルを更新する必要がある。 |
27519729 | lsdevとlsjにステージング機能に関する有益な追加情報を含める |
29177588 | OSB 12.1.X.Xクライアントからクラウドへのデータベース・バックアップを禁止して適切なエラー・メッセージを表示する。 |
29177977 | NETAPP MOVERサービスがテープの終わりにEOFを通知すると、OSBリストアまたはスパン・バックアップのカタログ・インポートが失敗する。 |
29402524 | チェックサム: アーカイブ・クラウド・デバイスの検証ジョブが失敗する。 |
29502640 | クラウド・ストレージ・デバイスをステージング用のソース・デバイスにすることを許可する。 |
29534096 | クラウド・ステージ・デバイス上のインスタンスがパージされていない。 |
29535531 | CHDEVコマンドを使用してチェックサム・フィールドをリセットすると、ステージング・フラグもリセットされる。 |
29541133 | CHDEV -- RMSTAGERULE - クラウド・デバイスも有効な場合に警告メッセージがディスク・プールを報告する。 |
29559314 | 「管理」→「イメージのバックアップ」のUIで「今日」ボックスの選択を解除できない。 |
29764137 | クラウド・デバイスの領域が不足した場合のバックアップ・ジョブ・ステータスおよびトランスクリプトのメッセージが不十分である。 |
30237159 | システムのリソースが不足しているクラウド・デバイスの「オブジェクト数」および「使用バイト数」をリストしようとしたときにLSDEV - Lエラーが発生する。 |
30326595 | クラウド: SEGMENTSIZE = BLOCKSIZEの場合、CPINSTANCEがEOFで失敗する。 |
30326597 | クラウド: クラウド内のディスク・プールまたはテープ・ドライブへのバックアップのコピー・インスタンスが、索引メタデータのインポートに失敗する。 |
30569179 | クラウド: リスト・コードをリストア/コピーに使用しないか、リストアを待機する。 |
30755830 | 一貫したスタイルとフォントを使用してWEB GUIボタンを再実行する。 |
30756818 | バックアップ・サイズがセグメントSZの倍数である場合の、アーカイブ・リストア/リストア待機およびコピー・レポートの警告。 |
30838341 | IBM LTO8ドライブのサポートを追加する。 |
30871390 | 認証オブジェクトの作成時に、WEB GUIが誤ってファイル・サイズ・エラーを報告する。 |
30946279 | WINDOWS.X64: ドイツ語のWindowsでインストールが失敗する。 |
30984681 | RAWファイル内の不正な位置データのため、索引のインポートが失敗する。 |
31065736 | SOLARISでのOSB RMANバックアップでセマフォがリークしているように見える |
31069830 | OSB環境を実際のACSLSライブラリでアップグレードすると、OBSERVICEDでセグメンテーション・フォルトが発生する |
31135260 | 完了したバックアップ・ジョブがステータス実行中でスタックする。 |
31181226 | UIが「リストア・ブラウジング」のワイルドカードを実際のパスに解決しないため、リストアが失敗する。 |
31224630 | OpenSSLの1.1.1gへのアップグレード。 |
31311075 | スケジューラ・ログ・ファイルが予期したとおりに削除されていない。 |
31516564 | OSB LRG12インストール・テストがwindows.x64プラットフォームで失敗する。 |
31567199 | 18.1.0.1.0は18.1.0.0.0からのアップグレードを許可する必要がある |
31646723 | クラウド: -- RESTRICTがデフォルトのSTAGERULEで指定されていない場合にMKDEV、CHDEVのステージング・オプションとともにOBTOOL SEGFAULTが表示される。 |
31664356 | ステージング・ソース・クラウド・デバイスのステージングを有効にするために、デフォルト・ステージ・ルールを初期化する必要はない。 |
31727057 | Apacheのバージョン2.4.46へのアップグレード |
31897779 | 削除されたRMANバック・インスタンスが、ステージング・デバイスからパージされない。 |
31932228 | セグメント・サイズが異なるデバイスを持つクラウド・デバイス間のインスタンスのクラウドコピー。コピーされたインスタンスは使用できなくなる。 |
31961695 | PHPのバージョン7.4.11へのアップグレード |
31979933 | WEBツールのボリュームの管理ページ - 編集、複製、リコールおよび削除機能が機能しない |
31983691 | OCIオブジェクトから別のOCIオブジェクトにステージングすると、セグメントおよびデータが失われる |
32004540 | クラウド: デフォルトでクラウド・デバイスのチェックサムを有効にする |
この項には、Oracle Secure Backup 18.1で修正された不具合が記載されています
表1-3 Oracle Secure Backup 18.1で修正された不具合
Oracle Bug# | バグの説明 |
---|---|
20959238 | インストーラはインタビュー・プロセスで取消しをサポートする必要がある。 |
22598562 | クライアントのOSBインスタンスがドメインで実行されていない場合はpinghost -aがハングする |
23737644 | managedevのヘルプに--VERBOSEオプションがない |
25056681 | 「obtool pinghost -a」には「サービス停止中」のクライアントを省略するオプションを含める必要がある |
25267254 | Windows.x64:ジョブ・サマリー・レポートの電子メールを送信できない。 |
25428990 | 40個のうち1つでも共有のバックアップに失敗すると、ジョブ全体が失敗する |
26040429 | obtool:二重解放または破損 |
26382658 | CLOUD/segmentsizeポリシーは値+単位をサポートする必要がある |
26632651 | ファイルQIX_DIR.Cの比較が無効 |
26721958 | クラウド:「COS__PUT_REQ: エラー: コード0X97B172F4」後に初期接続が再試行する |
26939448 | クラウド:カタログ化されているRMAN暗号化バックアップを別のドメインからリストアできない |
26951443 | 「service observiced status」がOSB V12.1.0.3で機能しなくなった |
27013774 | クラウド:アーカイブ・コンテナのカタログ化の実行に時間がかかりすぎる |
27013962 | クラウド:アーカイブ・コンテナのカタログ化がハングする |
27047826 | クラウド:STAGEPOOL MSにクラウド・ウォレットがない場合、copyfromstageジョブが失敗する |
27056269 | クラウドに接続できない場合にCLOUDEV MKDEVがハングする。この状態が発生した後でRMDEVがハングする |
27080322 | ホスト名の変更中にrenhostが-hostが見つからないというエラーを報告する |
27084048 | stage-in-progressフラグが非接続プールに設定されているインスタンスを削除できない |
27098874 | stagescanトランスクリプトとログ・レベルDEBUG2によりDBNAMEの不一致が誤って報告される可能性がある |
27147453 | ハードウェア暗号化が有効な場合にcopyfromstageジョブがソフトウェア一時インスタンスで失敗する。 |
27157413 | 記録統計に、適用されていない条件で圧縮が有効になっていることが表示される |
27167094 | クラウド:カタログ化されているRMAN暗号化バックアップのリストアに失敗した |
27176491 | chhostを介したホストIPの変更時に圧縮値がリセットされる |
27178808 | OSB圧縮バックアップ統計で圧縮率が0%または100%として報告されることがある |
27247138 | IBM ULTRIUM-TD8 & ULTRIUM-HH8への追加サポート(汎用ドライバを使用可能?) |
27266437 | プール・マネージャが削除できず、破損したパイプが原因でインスタンスがディスク・プール内に残る |
27274359 | Windows.x64:インストール失敗は完全にはロールバックされない。 |
27293087 | ストレス: stagescanが誤ってDBインスタンスをスキップして、正しくないDBNAMEおよびDBIDを比較する |
27298615 | クラウド・デバイスがドメイン内にあるときにlsdev -lのタイムアウトに時間がかかる。 |
27305905 | ステージ・ルール内のすべてのコンテンツ管理メディア・ファミリを一致させることを許可する |
27319951 | OSBサマリー・レポートにデータベース名が表示されない |
27332751 | DBワイルドカードおよびSTAGESCAN NULLスケジュールのためのSTAGESCANトランスクリプトの修正。 |
27349654 | stagescanジョブ記録のエラーが正数であるがエラーがリストされていない |
27402327 | ステージ・ルール検証コードで無効な構成が許可される |
27407710 | 内部エラーのためファイル・サービスが停止したときにRAW & CDFファイルが変換されない |
27408455 | OSB WEBツールはヘッダーに「NOSNIFF」を設定する必要がある |
27422240 | ストレス: lspieceによりオブジェクトを検出できないという警告が表示され、ピース情報を表示できない |
27422978 | ストレス:クラウド接続の問題が原因でDBジョブが失敗した場合に、ピース・エントリがクリーンアップされない |
27423152 | ストレス:複数のcopyfromstageジョブによって同じイメージが選択される。 |
27509069 | クラウド・デバイスでlsdev -lに時間がかかりすぎる |
27509126 | クラウド転送タイムアウトが長すぎる |
27516678 | managedevの出力にディスク・プールの誤った名前が表示される。 |
27516870 | WEBツール-デフォルト・ステージ・ルールを編集できない |
27517592 | クラウド・ポリシーの設定によりクラウド・プロキシ・サーバーも設定される |
27519729 | lsdevとlsjにステージング機能に関する有益な追加情報を含める |
27524283 | クラウド・デバイスの使用バイトが2.0GBに制限される |
27539723 | OBCM WALLETの「--WPATH」オプションが「OBCM USAGE」から削除される。 |
27572808 | WEBツール-最後のステージ・ルールをデバイスから削除できない |
27586491 | スケジューラが同じデバイスを繰り返しチェックする |
27608018 | obpoolmgrがMANGEデーモン・ページにない |
27655451 | OSBジョブが失敗を報告せずにハングする。 |
27732300 | ハードコードされたクラウド・ウォレットを作成する。 |
27868941 | ASC2DBを使用して12.1 DB2ASCインスタンス・データベースをインポートできない |
27920039 | LSVOL -A有効リストに、再利用可能なコンテンツ管理対象ボリュームがリストされる |
27930830 | RMAN側からのバックアップ・ジョブの取消しによりボリュームが再利用不能になる |
28028846 | OBCM表示コマンドは、ホストがバックアップ・ドメインのメンバーであることを要求してはならない。 |
28103087 | OBCMの「ウォレットがありません」エラー・メッセージにディレクトリ名が含まれている必要がある。 |
28149420 | obacslibdがSTATUS_IPC_FAILURE - 完全に交換(不正なファイル記述子) でクラッシュする |
28193471 | obcm recertifydomainの「--RENEW」オプションを削除する。 |
28395221 | テープ・デバイスHP LTO8の修飾 |
28395337 | HP MSL3040ライブラリのサポートの追加 |
28461197 | lspieceコマンドで、バックアップOIDがゼロのピースの検出が中止される |
28474164 | obwebcertが12.1.0.3から12.2へのアップグレード後に機能しない。 |
28496705 | Windows.x64: setup.exeがエラー2715 ...で失敗する |
28502973 | WEBツールでディスク・プールの作成時に--RMSTAGERULEが使用される |
28571312 | インストール・パス全体を検査して全ユーザーに対する読取り/実行アクセス権を調べる。 |
28578179 | DBエントリを削除する前にコンテナからデータを削除する |
28584192 | クラウド・デバイスのセグメント・サイズが200MBに制限される |
28611440 | DBNAME、DBID、およびPIECENAME別のLSBKが必要 |
28658307 | セキュリティ・コールバック関数で64ビット値のうち32ビットのみが書き込まれる。 |
28658444 | Solaris SPARC.64 - LIBNLS.SO.1の依存性を削除する。 |
28674160 | Solaris.x64 - LIBNLS.SO.1の依存性を削除する。 |
28796388 | OSB 12.2のスケジュール「圧縮」設定はUIで機能しないがobtoolで機能する |
28879168 | 下位互換性: 12.xクライアントを18.1ドメインに(mkhostを使用して)追加すると失敗する。 |
Oracle Secure Backup 18.1の未解決の不具合および既知の問題点
この項では、Oracle Secure Backupリリース18.1の未解決の不具合および既知の問題について説明します。
Oracle Bug#27273828
ユーザーが存在しない一時ディレクトリをリクエストすると、Windowsインストールは失敗します。
回避策:
インストーラを実行する前に一時ディレクトリを作成します。
Oracle Bug#29938309
Windows TZ環境変数が不適切に設定されている場合、Windowsプラットフォーム上での管理サーバーのインストールは失敗します。
回避策:
TZ環境変数を削除するか、Windowsコントロールパネルにリストされているタイムゾーンに一致するようにTZ環境変数を設定します。
Oracle Bug#30344325
カタログ・コマンドでは、コピーしたバックアップ・インスタンスからチェックサム・メタデータをインポートできません。そのインスタンスのvalidatechecksumからは、「......にチェックサムが含まれていません」というエラーが報告されます。
回避策:
回避策はありません。このエラーは、ディスク・プールにコピーされたバックアップ・インスタンスのみに限定されています。このエラーは、最初にディスク・プールに書き込まれたインスタンスまたはテープにコピーされたインスタンスでは発生しません。
Oracle Bug#27149730
ENCRYPTDATAINTRANSITポリシーがONの場合、OSB v12.1またはv12.2クライアントのバックアップは失敗します。
回避策:
この問題は、クライアントがデータを暗号化してからデータをメディア・サーバーに送信することで解決します。クライアントの暗号化ポリシーを「required」に設定し(chhost --encryption required host-name
)、ハードウェア暗号化ポリシーを「off」に設定すると(setp backupencryption/enablehardwareencryption off )、クライアントはバックアップ・データを暗号化します。
Oracle Bug#30467042
root以外のOSユーザーを使用するクライアントのファイル・システムのバックアップは、ENCRYPTDATAINTRANSITがONの場合は失敗します。
回避策:
この問題は、テープまたはディスク・プール・デバイスへのリモート・クライアント・ファイル・システムのバックアップに限定されます。クライアントの暗号化ポリシーを「required」に設定し、ハードウェア暗号化ポリシーを「off」に設定すると、バックアップ・データをメディア・サーバーに送信する前に、クライアントで暗号化できます。
Oracle Bug#32073537
WEBツール - 場所レポートの表示が機能しない
回避策
obtoolのcrtprt
コマンドを使用して、場所レポートを生成する。
Oracle Bug#31941188
OCI/OCI-CからAIXメディア・サーバー・ディスク・プールへのコピー・インスタンスが失敗する。
回避策
Linuxなどのメディア・サーバーには、別のプラットフォームを使用する。
Oracle Bug#31778207
「NO」オプションを指定したOSBスキップ・ロック・ファイル・ポリシーのバックアップ・ジョブが、トランスクリプト・ログの警告またはエラーなしで成功する。
Oracle Bug#32230705
ADDINGHOSTが管理ホストでない場合のクライアントの再認証の失敗
回避策
障害が発生したホストのobconfig
ファイルの( /etc/obconfig )
addinghostフィールドを管理ホストのFQDNに更新し、ホストでOracle Secure Backupを再起動する。
Oracle Bug#33620500
Windows Media Serverのバックアップ・ジョブがエラーで失敗する: CHILD PROCESS STACK OVERFLOW (FSP EVENT MANAGER)
回避策
Windows Media Serverでは、32個の同時ジョブのみをサポートできます。32個の同時ジョブをサポートするように、接続されたディスク・プールおよびクラウド・デバイスを構成します。この制限は、Windows Mediaサービスでのみ表示されます。
Oracle Bug#33575972
インスタンスのコピー・コマンド・オプション--usecloudenc
は、WebUIでは使用できません。
回避策
インスタンスのコピー・オプション–usecloudenc
は、obtoolコマンドライン・ユーティリティのcpinstance
コマンドを介して使用できます。
Oracle Bug#33502632
デフォルトのステージ・ルールが定義されていない場合、ステージ・スキャン・ジョブは失敗します。
回避策
ディスク・プールのデフォルト・ステージ・ルールを構成します。
Oracle Bug#31778207
ロックされたファイルがバックアップされていない場合、Windowsバックアップジョブはバックアップ・ジョブ記録に警告を報告しません。
回避策
なし。ロックされたファイルをバックアップしないのは予想された動作です。
ドキュメントのアクセシビリティについて
オラクル社のアクセシビリティへの取組みの詳細は、Oracle Accessibility ProgramのWebサイトhttp://www.oracle.com/pls/topic/lookup?ctx=acc&id=docaccを参照してください。
Oracleサポートへのアクセス
サポートを購入したオラクル社のお客様は、My Oracle Supportを介して電子的なサポートにアクセスできます。詳細は、http://www.oracle.com/pls/topic/lookup?ctx=acc&id=infoまたはhttp://www.oracle.com/pls/topic/lookup?ctx=acc&id=trs (聴覚障害者向け)を参照してください。
Oracle Secure Backup Readme, リリース18.1
F25587-05
2022年3月
Copyright © 2006, 2022, Oracle and/or its affiliates.