A Zero Downtime Migrationのポートの要件

Zero Downtime Migrationでは、オンプレミスおよびOracle Cloudホストにアクセスする手段が必要であり、ホスト・アクセスにSSHを使用する場合は、ポート22アクセスが必要です。

表A-1 Zero Downtime Migrationの通信ポート

イニシエータ ターゲット プロトコル ポート 用途 説明
Zero Downtime Migrationサービス・ホスト オンプレミス・データベース・ホストおよびOracle Cloudホスト TCP 22 SSH Zero Downtime Migrationの操作フェーズを実行する認証ベースの操作

ソースおよびターゲットのサーバーでは、Zero Downtime Migrationサービス・ホストからの着信接続要求を受け入れる必要があります。

オンプレミス・データベース・ホスト Oracle Cloudホスト TCP 1521 SQL*Net OracleのSQL*Netプロトコルを介したデータベースへのOracleクライアント接続を許可する必要があります。

データベース問合せ、Data Guard同期および構成を実行します。

ノート: デフォルト以外のポート番号(ポート1521以外のもの)をローカル・リスナー・アドレスに使用している場合、デフォルト以外のポートで接続を許可する必要があります。

Oracle Cloudホスト オンプレミス・データベース・ホスト TCP 1521 SQL*Net OracleのSQL*Netプロトコルを介したデータベースへのOracleクライアント接続を許可する必要があります。

スイッチオーバー後にオンプレミス・データベースがOracle Cloudの新しいプライマリと同期している必要がある場合に、REDOログの出荷を許可します。Oracle Cloudからオンプレミス・ホストに通信できない場合、この通信を回避するために、レスポンス・ファイルでSKIP_FALLBACKTRUEに設定します。

ノート: デフォルト以外のポート番号(ポート1521以外のもの)をローカル・リスナー・アドレスに使用している場合、デフォルト以外のポートで接続を許可する必要があります。

オンプレミス・データベース・ホスト Oracle Cloud Object Storeサービス SSL 443 データベース・バックアップ・ストア。指定されたOracle Cloud Object Storeコンテナにオンプレミス・データベースのバックアップを作成します。 選択したバックアップ方法にOracle Cloud Object Storeサービスがバックアップ媒体として含まれる場合、記載されたOracle Cloud Object Storeサービスが適合するポートにアクセスします。
Oracle Cloudデータベース・ホスト Oracle Cloud Object Storeサービス SSL 443 データベース・バックアップ・ストア。指定されたOracle Cloud Object StoreコンテナからOracle Cloudホストにオンプレミス・データベースのバックアップをリストアします。 選択したバックアップ方法にOracle Cloud Object Storeサービスがバックアップ媒体として含まれる場合、記載されたOracle Cloud Object Storeサービスが適合するポートにアクセスします。