A.2 OML4SQLの例のインストール

OML4SQLの例をインストールする方法について説明します。

OML4SQLの例では、次のものが必要となります。

  • Oracle Database (オンプレミス、Oracle Database Cloud ServiceまたはOracle Autonomous Database)

  • Oracle Databaseのサンプル・スキーマ

  • Oracle Machine Learning for SQLの権限の付与で説明されている権限を持つユーザー・アカウント。

  • システム管理者によるdmshgrants.sqlの実行

  • OML4SQLユーザーによるdmsh.sqlの実行

OML4SQLの例をインストールするには、次の手順に従います。

  1. Oracle Database 20cインスタンスをインストールするか、アクセス権を取得します。データベースをインストールする際には、目的のプラットフォームのインストール手順を参照してください(Oracle Database 20c)。

  2. データベースにサンプル・スキーマがインストールされていることを確認します。サンプル・スキーマの詳細は、Oracle Databaseのサンプル・スキーマ を参照してください。

  3. サンプル・コード・ファイルをGitHub (https://github.com/oracle/oracle-db-examples/tree/master/machine-learning/sql/20c)からダウンロードします。Oracle Databaseサーバー上のアクセスできるディレクトリにファイルを配置します。

  4. Oracle Machine Learning for SQLの権限の付与で説明されている必要な権限をユーザー・アカウントが持っていることを確認します。

  5. システム管理者にdmshgrants.sqlスクリプトの実行を依頼するか、管理者権限がある場合は自分で実行します。このスクリプトにより、例の実行に必要な権限が付与されます。これらには、OML4SQLのサンプル・データで説明されているSHスキーマの表に対するSELECTアクセス権と、次の表にリストされているシステム権限が含まれます。

    OML4SQLユーザーの名前をdmshgrantsに渡します。

    SQL> CONNECT sys / as sysdba
    Enter password: sys_password
    Connected.
    SQL> @<location_of_examples>/dmshgrants oml_user
  6. データベースに接続し、dmsh.sqlスクリプトを実行します。このスクリプトは、OML4SQLユーザーのスキーマ内のサンプル・データのビューを作成します。

    SQL> CONNECT oml_user
    Enter password: oml_user_password
    Connected.
    SQL> @<location_of_examples>/dmsh