インメモリー・ハイブリッド・スキャン
Oracle Databaseでは、表内の一部の列のみがインメモリー列ストア(IM列ストア)に移入されている場合に、インメモリー・スキャンがサポートされます。
この状況は、領域を節約するために列がNO INMEMORYと指定されている場合に発生することがあります。インメモリー・ハイブリッド・スキャンでは、IM列ストアの一部のデータに、また行ストアの一部のデータにアクセスできるため、純粋な行ストア問合せより桁違いにパフォーマンスが向上します。
- 詳細: インメモリー・ハイブリッド・スキャン
このページでは、Oracle Database 20cで異なった動作をするINMEMORY
列とNO INMEMORY
列の両方を参照する問合せについて詳しく説明します。 - 演習: 問合せでのインメモリー・ハイブリッド・スキャンの使用
この演習では、INMEMORY
列とNO INMEMORY
列の両方を参照する問合せが列データにアクセスする方法を示します。IMハイブリッド・スキャンと呼ばれるこのオプティマイザ・アクセス・メソッドを使用すると、パフォーマンスを桁違いに向上させることができます。オプティマイザが表スキャンを選択した場合、記憶域エンジンは、バッファー・キャッシュからの通常の行ストア・スキャンよりもIMハイブリッド・スキャンの方がパフォーマンスが優れているかどうかを自動的に判断します。
関連トピック
親トピック: Oracle Database In-Memory