13.1 スキーマ・オブジェクトの概要

従来のJava仮想マシン(JVM)では、Javaファイルをコンパイルおよびロードしていましたが、Oracle JVMではスキーマ・オブジェクトをコンパイルおよびロードします。次の種類のJavaスキーマ・オブジェクトがロードされます。

  • Javaクラス・スキーマ・オブジェクト(Javaクラス・ファイルに相当)。

  • Javaソース・スキーマ・オブジェクト(Javaソース・ファイルに相当)。

  • Javaリソース・スキーマ・オブジェクト(Javaリソース・ファイルに相当)。

クラス・ファイルをOracle JVMで実行可能にするには、loadjavaツールを使用して、クラス・ファイルまたはソース・ファイルからJavaクラス・スキーマ・オブジェクトを作成し、スキーマにロードする必要があります。リソース・ファイルをOracle JVMからアクセス可能にするには、loadjavaツールを使用して、リソース・ファイルからJavaリソース・スキーマ・オブジェクトを作成して、ロードします。

dropjavaツールは、Javaファイルに対応するスキーマ・オブジェクトを削除します。loadjavaツールで作成したJavaスキーマ・オブジェクトは、必ずdropjavaツールを使用して削除してください。SQLのデータ定義言語(DDL)コマンドを使用してスキーマ・オブジェクトを削除した場合、loadjavaツールおよびdropjavaツールで保持している補助データは更新されません。