はじめに

Oracle Call Interface (OCI)は、CまたはC++で記述されたアプリケーションがOracle Databaseと対話するためのアプリケーション・プログラミング・インタフェース(API)です。OCIにより、SQL文の処理、オブジェクト操作などOracle Databaseで使用可能なすべてのデータベース操作を実行する機能がプログラムに提供されます。

対象読者

このマニュアルは、Oracle Database環境で実行するための新規アプリケーションの開発または既存のアプリケーションの変換を行うプログラマを対象としています。OCIについて包括的に説明しているため、システム・アナリストやプロジェクト・マネージャをはじめ、データベース・アプリケーションの開発に関心のある他のユーザーにも役に立ちます。

このマニュアルを使用するには、C言語を使用したアプリケーション・プログラミングの実務に関する知識が必要です。また、リレーショナル・データベース・システムの情報にアクセスする構造化問合せ言語(SQL)を理解している必要があります。さらに、一部の項では、オブジェクト指向プログラミングの基本的な概念に関する知識も必要です。

関連項目:

ドキュメントのアクセシビリティについて

Oracleのアクセシビリティについての詳細情報は、Oracle Accessibility ProgramのWebサイト(http://www.oracle.com/pls/topic/lookup?ctx=acc&id=docacc)を参照してください。

Oracle Supportへのアクセス

サポートを購入したオラクル社のお客様は、My Oracle Supportを介して電子的なサポートにアクセスできます。詳細情報は(http://www.oracle.com/pls/topic/lookup?ctx=acc&id=info)か、聴覚に障害のあるお客様は(http://www.oracle.com/pls/topic/lookup?ctx=acc&id=trs)を参照してください。

関連ドキュメント

このマニュアルの例の多くは、Oracle Databaseのインストール時に基本インストール・オプションを選択した場合にデフォルトでインストールされるサンプル・スキーマを使用しています。これらのスキーマの作成方法および使用方法については、『Oracle Databaseサンプル・スキーマ』を参照してください。

リリース・ノート、インストール関連ドキュメント、ホワイト・ペーパーまたはその他の関連ドキュメントは、OTN (Oracle Technology Network)から、無償でダウンロードできます。OTNを使用するには、オンラインでの登録が必要です。登録は、次の場所から無償で行えます。

http://www.oracle.com/technetwork/community/join/overview/

すでにOTNのユーザー名およびパスワードを取得している場合は、次の場所でOTN Webサイトのドキュメントのセクションに直接接続できます。

http://www.oracle.com/technetwork/indexes/documentation/

『Oracle Call Interfaceプログラマーズ・ガイド』では、Oracle Database Standard Edition製品およびEnterprise Edition製品に組み込まれているOCIの特性および機能がすべて説明されているわけではありません。OCIの追加情報は、次のドキュメントを参照してください。

Oracle Databaseの追加情報は、次のドキュメントを参照してください。

表記規則

このマニュアルでは次の表記規則を使用します。

規則 意味

太字

太字は、操作に関連するグラフィカル・ユーザー・インタフェース要素、または本文中で定義されている用語および用語集に記載されている用語を示します。

イタリック

イタリックは、ユーザーが特定の値を指定するプレースホルダ変数を示します。

固定幅

固定幅フォントは、段落内のコマンド、URL、サンプル内のコード、画面に表示されるテキスト、または入力するテキストを示します。