データベース・プロパティを使用してCMUウォレットおよびdsi.oraファイルの場所を指定する機能
PDBのデータベース・プロパティを使用して、中央管理対象ユーザー(CMU)のウォレットおよびdsi.oraファイルの場所を個々のPDBに指定できます。
この拡張により、PDB管理者は、sqlnet.oraのWALLET_LOCATIONパラメータによって制限されたり、デフォルトのウォレットの場所を使用する必要なしに、これらのファイルを格納する場所を指定できるようになります。この機能は、WALLET_LOCATIONまたはデフォルトのウォレットの場所を使用するのとほぼ同様に動作しますが、ディレクトリ・オブジェクトがデータベースの一部であるため、管理権限を持つユーザーはデータベースを起動できません。データベース・ディレクトリ・オブジェクトで指定された場所のパスにCMUウォレットおよびdsi.oraファイルを格納するには、CMU_WALLETデータベース・プロパティをそのディレクトリ・オブジェクトに設定する必要があります。
CMU_WALLETデータベース・プロパティを個々のPDBのディレクトリ・オブジェクトに設定した後は、このPDBのCMUウォレットとdsi.oraファイルをディレクトリ・オブジェクトで指定された場所に格納して、対応するファイル・システムからアクセスできるようにする必要があります。
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親トピック: セキュリティ