透過的アプリケーション・コンティニュイティ
このリリースでは、透過的アプリケーション・コンティニュイティのために次の新機能が提供されています。
- Oracle Databaseクライアントは、FAILOVER_TYPE属性がAUTOに設定されたサービスを使用してデータベースに接続する場合、暗黙的なリクエスト境界を使用します。
- 計画的フェイルオーバーが導入されたため、Oracle Databaseがセッションをフェイルオーバーできず、セッションが排出されないと判断した時点で、Oracle Databaseによって強制的にフェイルオーバーされます。この機能は、アプリケーション・コンティニュイティでも使用できます。
- 新しいサービス属性RESET_STATEもあります。状態のリセットは、リクエストの終了時に、アプリケーションによってリクエスト内で設定されたセッション状態をクリアする重要な機能です。この機能は、アプリケーション・コンティニュイティでも使用できます。
この改善により、Oracle提供の接続プールを使用しないアプリケーションに対して、透過的アプリケーション・コンティニュイティの範囲が拡大します。計画的フェイルオーバーは、計画メンテナンス中のセッションの破棄に使用されます。ロード・リバランスにも使用されます。RESET_STATEを使用しない場合、アプリケーション開発者はカーソルを取り消して、設定されていたあらゆるセッション状態をクリアする必要があります。
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親トピック: アプリケーション・コンティニュイティ