2.8 ADG_ACCOUNT_INFO_TRACKING
ADG_ACCOUNT_INFO_TRACKINGは、Oracle Active Data Guardスタンバイ・データベースでのユーザーのログイン試行回数を制御します。ユーザー・アカウントのセキュリティ情報の管理を拡張します。
               
| 特性 | 説明 | 
|---|---|
| パラメータ・タイプ | 文字列 | 
| 構文 | 
 | 
| デフォルト値 | 
 | 
| 変更可能 | いいえ | 
| PDBで変更可能 | はい | 
| 基本 | いいえ | 
| Oracle RAC | すべてのインスタンスで同じ値を使用する必要がある。 | 
ADG_ACCOUNT_INFO_TRACKINGをLOCAL (デフォルト値)に設定すると、ユーザーのアカウント情報のローカル・コピーをスタンバイのインメモリー・ビューに保持することで、デフォルトの動作を施行し続けます。ログインの失敗はデータベースごとにローカルでのみ追跡され、失敗が最大数に達すると、ログインは拒否されます。
                  
パラメータをGLOBALに設定すると、すべてのData Guardデータベース(プライマリおよびスタンバイ)でユーザー・アカウント情報の単一のグローバル・コピーを保持することで、よりセキュアな動作をトリガーします。Data Guard構成内のすべてのデータベースにわたるログインの失敗は最大件数に加算され、その件数に到達すると、あらゆる場所でログインは拒否されます。この設定により、本番環境のデータベースとすべてのActive Data Guardスタンバイ・データベースでログイン攻撃に対するセキュリティが向上します。