2.30 AWR_SNAPSHOT_TIME_OFFSET

AWR_SNAPSHOT_TIME_OFFSETには、自動ワークロード・リポジトリ(AWR)スナップショット開始時刻のオフセットを指定します。

特性 説明

パラメータ・タイプ

整数

デフォルト値

デフォルトではオフセットはありません。

変更可能

ALTER SYSTEM

PDBで変更可能

いいえ

値の範囲

0から3599、または特別な値1000000

基本

いいえ

Oracle RAC

複数のインスタンスでは必ず同じ値を使用

通常、AWRスナップショットは正時(12:00、1:00、2:00など)に開始されます。このパラメータを使用すると、DBAはAWRスナップショット開始時刻のオフセットを指定できます。

これは、複数インスタンスのAWRスナップショットがすべて同時に開始されてCPUスパイクが発生することを防止するために有効なパラメータです。多数のインスタンス(Exadataが多数インストールされているなど)が存在する大規模システムでCPUスパイクが発生する場合は、このパラメータの指定が有効な可能性があります。

パラメータは秒で指定します。通常は、3600未満の値を設定します。特別な値1000000(1,000,000)を設定した場合は自動モードとなり、データベース名に基づいてオフセットが設定されます。

同一ノード上で多数のインスタンスが動作している場合は、オフセット時間を適度に分散する方法として自動モードが有効です。