6.263 DBA_RAT_CAPTURE_SCHEMA_INFO
DBA_RAT_CAPTURE_SCHEMA_INFO
は、ワークロード取得にSQL文が記録されたときに有効だったログイン・スキーマおよび現在のスキーマを示します。
このビューは、拡張PL/SQLモードでワークロード・リプレイを実行する場合に役立ちます。このタイプのリプレイには、SELECT
、UPDATE
およびDELETE
などの表操作を実行するSQL文が含まれる場合があります。現在のスキーマがワークロードの取得時のログイン・スキーマと異なる場合、それらの表操作は、ログイン・ユーザーではなく、現行のユーザーの権限を使用して実行された可能性があります。ワークロード・リプレイ中、すべての操作はログイン・ユーザーの権限で実行されます。したがって、ログイン・ユーザーに表操作の実行に必要な権限がない場合、リプレイ時にエラーが発生する可能性があります。
この問題を解決するには、このビューをDBA_WORKLOAD_CAPTURE_SQLTEXT
ビューと組み合せて使用できます。このビューのCAPTURE_ID
列をDBA_WORKLOAD_CAPTURE_SQLTEXT
のCAPTURE_ID
列に結合して、DBA_WORKLOAD_CAPTURE_SQLTEXT
の各SQL文が取得されたときに有効だったログイン・スキーマおよび現在のスキーマを判別します。DBA_WORKLOAD_CAPTURE_SQLTEXT
のSQL_TEXT
列を調べて、SQL文が表操作に関係するかどうか、および該当する表操作が現行のユーザーまたはログイン・ユーザーの権限を使用して実行されたかどうかを確認します。その後、ワークロード・リプレイを実行する前に、これらの表操作の実行に必要な権限をログイン・ユーザーに付与できます。
列 | データ型 | NULL | 説明 |
---|---|---|---|
|
|
|
ワークロード取得の内部キー |
|
|
|
ライブラリ・キャッシュ内の親カーソルのSQL識別子 |
|
|
|
ワークロード取得にSQL文が記録されたセッションにログオンしたユーザーのスキーマ。この値はセッション中に変更されません。 |
|
|
|
SQL文がワークロード取得に記録されたときのセッションの現在アクティブなデフォルト・スキーマ。この値は、セッション中に |
ノート:
このビューは、Oracle Databaseリリース19c, バージョン19.1以降で使用可能です。
関連項目: