6.384 DBA_SR_GRP_STATUS_ALL

DBA_SR_GRP_STATUS_ALLは、データベース内の、同期リフレッシュ・グループに対する、リフレッシュ操作に関する情報を示します。

リフレッシュ操作は実行とも呼ばれ、PREPARE_REFRESHおよびEXECUTE_REFRESHの2つのフェーズがあります。これらのフェーズは、DBMS_SYNC_REFRESHパッケージを使用して制御されます。

このビューの各行は、GROUP_IDによって識別されるグループの実行に関する情報を示します。ビューには、現在の、および使用できない同期リフレッシュ・グループの両方の、現在と過去の両方の実行における、オブジェクトの状態に関する情報が含まれます。そのため、このビューを使用して同期リフレッシュ操作の履歴を調べることができます。

グループの現在の実行とはグループの最新の実行のことであり、現在のグループとは現在有効なリフレッシュ可能なグループのことです。なんらかの理由で、ユーザーが明示的に登録を解除するか、またはユーザーがグループ内のマテリアライズド・ビューに関連するマテリアライズド・ビューを登録したときの付随的な結果として暗黙的に登録が解除されると、グループは使用できなくなります。

現在のグループのみの最新の実行について、リフレッシュ操作の状態を表示するには、DBA_SR_GRP_STATUSビューを使用します。

関連ビュー

USER_SR_GRP_STATUS_ALLは、現行のユーザーが所有するデータベース内の、同期リフレッシュ・グループに対する、リフレッシュ操作に関する情報を示します。このビューの列は、DBA_SR_GRP_STATUS_ALLの列と同じです。

データ型 NULL 説明

OWNER

VARCHAR2(128)

NOT NULL

リフレッシュ操作の所有者(操作を起動したユーザー)

GROUP_ID

NUMBER

NOT NULL

同期リフレッシュ・グループのグループID

OPERATION

VARCHAR2(7)

リフレッシュ操作が実行されたフェーズ:

  • PREPARE

  • EXECUTE

STATUS

VARCHAR2(10)

リフレッシュ操作の状態:

  • RUNNING

  • NOT PROCESSED

  • COMPLETE

  • ERROR-SOFT

  • ERROR-HARD

  • ABORT

  • PARTIAL

CURRENT_RUN

VARCHAR2(1)

グループに対する最新のリフレッシュ操作の記録かどうか:

  • Y - はい

  • N - いいえ

CURRENT_GROUP

VARCHAR2(1)

現在のグループに関する記録かどうか:

  • Y - はい

  • N - いいえ

NUM_TBLS

NUMBER

NOT NULL

同期リフレッシュ・グループ内の表の数

NUM_MVS

NUMBER

NOT NULL

同期リフレッシュ・グループ内のマテリアライズド・ビューの数

BASE_TBLS_REFR_STATUS

VARCHAR2(13)

同期リフレッシュ・グループ内の実表のリフレッシュの状態を示す。可能な値は次のとおりです:

  • NOT PROCESSED

  • COMPLETE

  • ABORT

NUM_MVS_COMPLETED

NUMBER

同期リフレッシュ・グループ内の、リフレッシュが完了したマテリアライズド・ビューの数

NUM_MVS_ABORTED

NUMBER

同期リフレッシュ・グループ内の、リフレッシュが異常終了したマテリアライズド・ビューの数

ERROR_NUMBER

NUMBER

実行のエラー番号(ある場合)

ERROR_MESSAGE

VARCHAR2(4000)

実行のエラー・メッセージ(ある場合)

PREPARE_START_TIME

DATE

実行のPREPARE_REFRESHフェーズの開始時刻

PREPARE_END_TIME

DATE

実行のPREPARE_REFRESHフェーズの終了時刻

EXECUTE_START_TIME

DATE

実行のEXECUTE_REFRESHフェーズの開始時刻

EXECUTE_END_TIME

DATE

実行のEXECUTE_REFRESHフェーズの終了時刻

関連項目: