7.119 DBA_WORKLOAD_DIV_SUMMARY
DBA_WORKLOAD_DIV_SUMMARY
は、DBA_WORKLOAD_REPLAY_DIVERGENCE
ビューにリプレイ逸脱情報のサマリーを表示します。DBA_WORKLOAD_REPLAY_DIVERGENCE
では重複してエントリを保持できますが、DBA_WORKLOAD_DIV_SUMMARY
では1つのエントリのみを保持し、各重複エントリの発生数を追跡します。
Oracle Database 12.2.0.1以降では、リプレイ・レポートはDBA_WORKLOAD_REPLAY_DIVERGENCE
ではなくDBA_WORKLOAD_DIV_SUMMARY
から生成されるため、リプレイ・レポートの生成速度が速くなります。
列 | データ型 | NULL | 説明 |
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ワークロード・リプレイのID(キー) |
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将来の使用のために予約済 |
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データの逸脱がSELECT問合せによってフェッチされた行数によるか( |
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逸脱がINSERT、UPDATEまたはDELETESQL文によって影響された行数によるか( |
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逸脱が取得またはリプレイ中に表示されたエラーによるか( |
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逸脱がリプレイ中に失敗したセッションによるか( |
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SQLコールにマスキングされたバインド・データが含まれる( リプレイ・データベースでデータ・マスキング・テクノロジが使用されている場合、ワークロード取得ファイルをマスキングする必要がある。それ以外の場合、重要なバインド・データが含まれる取得ファイルから生成されたSQL文はデータベースと一致しない。リプレイ・クライアントは、マスキングされたバインド・データをサーバーに送信するときに、現在のSQLコールの |
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逸脱が報告されたセッションのストリームID |
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逸脱が報告されたSQLのSQL ID |
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取得中に表示されたエラーの数(取得が正常に実行された場合は |
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リプレイ中に表示された実際のエラーの数(リプレイが正常に実行された場合は |
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逸脱が報告されたセッションのサービス名 |
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逸脱が報告されたセッションのモジュール名 |
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逸脱がリプレイ中に発生した回数 |
例
次の問合せでは、リプレイ中にエラーの逸脱を取得した上位3つのSQL文を出力します。この問合せでは、取得されたエラー数およびリプレイ中に表示された実際のエラー数を表示します。
SQL> SELECT * FROM (SELECT occurrences, sql_id, expected_error#, observed_error# FROM dba_workload_div_summary WHERE replay_id = 123 AND is_error_divergence = 'Y' ORDER BY occurrences DESC) WHERE ROWNUM <= 3; OCCURRENCES SQL_ID EXPECTED_ERROR# OBSERVED_ERROR# ----------- ------------- --------------- --------------- 8 0xrm2wjdqv17m 0 1 4 8bzwdnnznspjd 1422 0 3 6d8rwrac8dsk7 1 1400 SQL>
関連項目: