2.199 MAX_IDLE_BLOCKER_TIME

MAX_IDLE_BLOCKER_TIMEには、ブロック・セッションをアイドル状態にしておける最大分数を指定します。この分数に達すると、セッションは自動的に終了します。

特性 説明

パラメータ・タイプ

整数

デフォルト値

0

変更可能

ALTER SYSTEM

PDBで変更可能

はい

値の範囲

0から最大整数。値0は数に制限がないことを示します。

基本

いいえ

Oracle RAC

インスタンスごとに異なる値を使用可能。

他のセッションが必要とするリソースを留めているセッションは、ブロックしているセッションとみなされます。次にその例を示します。

  • そのセッションによって、別のセッションに必要なロックが保持されている。
  • そのセッションがパラレル操作であり、そのコンシューマ・グループ、PDBまたはデータベースでそのパラレル・サーバー上限に達したか、パラレル操作がキューに入れられている。
  • セッションのPDBまたはデータベース・インスタンスが、まもなくそのSESSIONSまたはPROCESSESの上限に達する。

このパラメータは、MAX_IDLE_TIMEがすべてのセッション(ブロックしているセッションと非ブロックのセッション)に適用され、MAX_IDLE_BLOCKING_TIMEはブロックしているセッションにのみ適用されるという点で、MAX_IDLE_TIMEパラメータとは異なります。このため、MAX_IDLE_BLOCKING_TIMEを有効にするには、制限値をMAX_IDLE_TIME制限より小さくする必要があります。

ノート:

このパラメータは、Oracle Database 19c以降で使用できます。

関連項目:

MAX_IDLE_TIME