2.202 MAX_MBPS
MAX_MBPS
は、1つのプラガブル・データベース(PDB)に対して、1秒当たりに発行できるI/Oの最大数(MB)を設定できます。このパラメータを使用してPDBのI/Oを調整します。
特性 | 説明 |
---|---|
パラメータ・タイプ |
整数 |
デフォルト値 |
0 |
変更可能 |
|
PDBで変更可能 |
はい |
値の範囲 |
|
基本 |
いいえ |
Oracle RAC |
異なるインスタンスに対して異なる値を設定可能。 |
DBWRのI/O、制御ファイルのI/O、パスワード・ファイルのI/OなどのクリティカルなI/Oは、このパラメータで設定されるスループット制限から除外されますが、調整にはこれらのI/Oも算入されます。これらの除外のために、PDBの実際のI/Oレートは制限を超えることがあります。
この機能は、マルチテナント・コンテナ・データベース(CDB)でのみ有効です。Oracle Exadataでは、この機能はサポートされていません。
このパラメータは、PDB内から設定できます。パラメータがCDB$ROOTで設定される場合、そのCDB内のすべてのPDBはCDB$ROOTからパラメータ値を継承します。このパラメータは、非CDB環境では設定できません。
デフォルト値の0
は、1つのPDBで1秒当たりに発行できるI/Oの最大数(MB)の制限が設定されていないことを意味します。
OracleプロセスがこのIOレート制限のために待機する必要がある場合、待機イベントはresmgr: I/O rate limitになります。
関連項目:
例
この例は、SQL文を使用してCDB1_PDB1という名前のPDBに対して1秒当たり最大200MB/秒を設定する方法を示しています。
alter session set container = cdb1_pdb1; alter system set max_mbps = 200;