2.208 MEMORY_TARGET
MEMORY_TARGETには、Oracleシステム全体の使用可能なメモリーを指定します。データベースはMEMORY_TARGETに対するメモリーをチューニングして、必要に応じてSGAおよびPGAを削減または増大します。
               | 特性 | 説明 | 
|---|---|
| パラメータ・タイプ | 大整数 | 
| 構文 | 
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| デフォルト値 | 
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| 変更可能 | 
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| PDBで変更可能 | いいえ | 
| 値の範囲 | 152MBから | 
| 基本 | いいえ | 
MEMORY_TARGETは、SGAおよびPGAの現在のサイズの合計以上に設定する必要があります。
                  
テキストベースの初期化パラメータ・ファイルでは、MEMORY_MAX_TARGETを省略してMEMORY_TARGETの値を含める場合、データベースによってMEMORY_MAX_TARGETがMEMORY_TARGETの値に自動的に設定されます。MEMORY_TARGETの行を省略してMEMORY_MAX_TARGETの値を含める場合、MEMORY_TARGETパラメータのデフォルトは0になります。起動後、MEMORY_MAX_TARGETの値を超えないかぎり、MEMORY_TARGETを0以外の値に動的に変更できます。
                  
メモリー使用量の合計は、MEMORY_TARGETの値よりも大きくすることができます。たとえば、メモリーをオペレーティング・システム・レベルで使用できる場合、メモリーはMEMORY_TARGETの値にかかわらずPL/SQL表およびVARRAYに割り当てられます。
                  
デフォルト値のフィールドでは、ORA-04031エラーを避けるためにIMMEDIATEモードの自動チューニング要求が必要です。DEFERREDモードおよびIMMEDIATEモードは、V$MEMORY_RESIZE_OPSビューのOPER_MODE列に反映されます。
                  
ノート:
SGA_MAX_SIZEのデフォルト値は、MEMORY_TARGETおよびMEMORY_MAX_TARGETの値に応じて決まります。
                     
関連項目:
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                           メモリー管理の詳細は、『Oracle Database管理者ガイド』を参照してください。 
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                           PDBのメモリー使用量を制御する初期化パラメータの詳細は、『Oracle Multitenant管理者ガイド』を参照してください