2.233 OPEN_LINKS
OPEN_LINKSには、1つのセッションでのリモート・データベースに対する同時オープン接続の最大数を指定します。これらの接続には、それぞれ別のプロセスを使用する外部プロシージャやカートリッジだけでなく、データベース・リンクも含まれます。
               | 特性 | 説明 | 
|---|---|
| パラメータ・タイプ | 整数 | 
| デフォルト値 | 
 | 
| 変更可能 | いいえ | 
| PDBで変更可能 | はい | 
| 値の範囲 | 0から32768 | 
| 基本 | いいえ | 
次の対象ごとに、1つのオープン・リンクがカウントされます。
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                        パブリックまたはプライベート・データベース・リンクを参照するユーザー 
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                        外部プロシージャまたは接続カートリッジ(最初の実行時) 
セッションが終了すると、どちらのタイプの接続もクローズされます。ALTER SESSION CLOSE DATABASE LINK文を発行して、明示的にデータベース・リンク接続をクローズすることもできます。
                  
このパラメータは、セッション中に予測される外部プロシージャおよびカートリッジ接続に、一般的な分散トランザクションを参照するデータベースの数(複数データベースを参照する単一のSQL文)を加えるために設定する必要があり、これによって、すべてのデータベースをオープンにして文を実行できます。たとえば、問合せでデータベースA、BおよびCが交互にアクセスされるときに、OPEN_LINKSが2に設定されていると、一方の接続が切断されてもう一方の接続が確立されるまで待機することになります。多数の様々なデータベースに繰り返しアクセスする場合は、値を大きくしてください。
                  
このパラメータは、分散トランザクションに使用される接続のみを対象とします。アプリケーション接続として指定したリモート・データベースに対する直接接続は対象としません。
OPEN_LINKSを0に設定すると、分散トランザクションは実行できません。
                  
マルチテナント・コンテナ・データベース(CDB)では、初期化パラメータ・ファイル(PFILE)またはサーバー・パラメータ・ファイル(SPFILE)のいずれかを使用すると、ルートとPDBレベルの両方で、OPEN_LINKSパラメータを設定できます。新しいOPEN_LINKS値を有効にするには、インスタンスを再起動するか、PDBを再オープンする必要があります。
                  
関連項目:
データベース・インスタンスに対して、グローバルにオープン接続を設定する方法については、「OPEN_LINKS_PER_INSTANCE」を参照してください。