2.259 PARALLEL_DEGREE_LIMIT
オプティマイザで使用する並列度をPARALLEL_DEGREE_LIMITによって制限し、パラレル・サーバー・プロセスによってシステムでフラッドが生じないようにします。
               
| 特性 | 説明 | 
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| パラメータ・タイプ | 文字列 | 
| 構文 | 
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| デフォルト値 | 
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| 変更可能 | 
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| PDBで変更可能 | はい | 
| 基本 | いいえ | 
自動並列度によって、文をパラレル実行するかどうか、および文で使用する並列度が自動的に判定されます。オプティマイザは、文のリソース要求に基づいて文の並列度を自動的に判断します。ただし、PARALLEL_DEGREE_LIMITによって、オプティマイザで使用される並列度の制限が設定されます。
                  
値:
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                        CPU最大並列度は、システムのCPU数によって制限されます。この制限を計算する式は、 PARALLEL_THREADS_PER_CPU×CPU_COUNT×使用可能なインスタンス数です(使用可能なインスタンスとは、デフォルトでは、クラスタでオープンされているすべてのインスタンスですが、PARALLEL_INSTANCE_GROUPまたはサービス仕様を使用して制約することができます)。これはデフォルトです。
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                        IOオプティマイザが使用可能な最大並列度は、システムのI/O容量によって制限されます。この値は、総システム・スループットを1プロセス当たりの最大I/O帯域幅で割って算出されます。 IO設定を使用するには、システムでDBMS_RESOURCE_MANAGER.CALIBRATE_IOプロシージャを実行する必要があります。このプロシージャは、総システム・スループットと1プロセス当たりの最大I/O帯域幅を計算します。
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                        integerこのパラメータの数値は、自動並列度がアクティブな場合にオプティマイザがSQL文に対して選択可能な最大並列度を示します。自動並列度は、 PARALLEL_DEGREE_POLICYにADAPTIVE、AUTOまたはLIMITEDが設定されている場合にのみ使用可能になります。
関連項目:
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                           自動並列度の詳細は、『Oracle Database VLDBおよびパーティショニング・ガイド』を参照してください。 
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                           DBMS_RESOURCE_MANAGER.CALIBRATE_IOプロシージャの詳細は、『Oracle Database PL/SQLパッケージおよびタイプ・リファレンス』を参照してください。