2.290 QUERY_REWRITE_INTEGRITY
QUERY_REWRITE_INTEGRITY
は、クエリー・リライトを施行する程度を判断します。最も安全なレベルでは、施行しないリレーションシップに依存するクエリー・リライト変換は使用されません。
特性 | 説明 |
---|---|
パラメータ・タイプ |
文字列 |
構文 |
|
デフォルト値 |
|
変更可能 |
|
PDBで変更可能 |
はい |
基本 |
いいえ |
Oracle RAC |
複数インスタンスには、異なる値を指定可能。 |
QUERY_REWRITE_INTEGRITY
は、マテリアライズド・ビューに関連します。また、NOVALIDATE
状態の外部キー制約にも関連します。
値:
-
enforced
一貫性および整合性が施行され保証されます。
-
trusted
宣言されたリレーションシップを使用してリライトできるようになりますが、Oracleによって施行はされません。
-
stale_tolerated
施行されないリレーションシップを使用して、リライトできるようになります。マテリアライズド・ビューは、基礎となるディテール・データと矛盾する場合でもリライトできます。インメモリー列ストア(IM列ストア)内の外部表への問合せを実行する前に、
QUERY_REWRITE_INTEGRITY
初期化パラメータをstale_tolerated
に設定する必要があります。
外部キー制約がNOVALIDATE
の状態の場合、QUERY_REWRITE_INTEGRITY=enforced
では結合は削除されません。これは、オプティマイザがRELY
を信頼しないので、RELY NOVALIDATE
状態の外部キー制約ではない結合を使用する問合せは、解析および実行に時間がかかる可能性があることを意味します。
関連項目:
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マテリアライズド・ビューのクエリー・リライトの詳細は、『Oracle Databaseデータ・ウェアハウス・ガイド』を参照してください。
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QUERY_REWRITE_INTEGRITY
パラメータの詳細は、『Oracle Databaseデータ・ウェアハウス・ガイド』を参照してください。