2.298 REMOTE_LOGIN_PASSWORDFILE
REMOTE_LOGIN_PASSWORDFILEには、Oracleがパスワード・ファイルを確認するかどうかを指定します。
               
| 特性 | 説明 | 
|---|---|
| パラメータ・タイプ | 文字列 | 
| 構文 | 
 | 
| デフォルト値 | 
 | 
| 変更可能 | いいえ | 
| PDBで変更可能 | いいえ | 
| 基本 | はい | 
| Oracle RAC | 複数インスタンスには、同じ値を指定する必要がある。 | 
値:
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                        shared1つ以上のデータベースが、パスワード・ファイルを使用できます。パスワード・ファイルには、 SYSおよびSYS以外のユーザーを含めることができます。REMOTE_LOGIN_PASSWORDFILEがsharedに設定された場合、次のようになります。- 
                              SYSパスワードは変更できません。変更しようとすると、「ORA-28046: SYSのパスワードは変更できません」が表示されて、パスワード変更操作に失敗します。
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                              SYS*管理者権限(SYSDBA、SYSOPER、SYSASM、SYSBACKUP、SYSDG、SYSKM)を持つユーザーのパスワードは、変更できません。変更しようとすると、「ORA-01999: パスワード・ファイルはSHAREDモードで更新できません」が表示されて、パスワード変更操作に失敗します。
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                              個別のユーザーに対する SYS*管理者権限(SYSDBA、SYSOPER、SYSASM、SYSBACKUP、SYSDG、SYSKM)の付与は許可されません。たとえば、grant sysdba to scottは、「ORA-01999: パスワード・ファイルはSHAREDモードで更新できません」が表示されて失敗します。同様に、SYS*管理者権限の取消しにも失敗します。
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                              パスワード・ファイルが存在しない場合、動作は REMOTE_LOGIN_PASSWORDFILEをnoneに設定した場合と同じになります。
 
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                        exclusive1つのデータベースのみがパスワード・ファイルを使用できます。パスワード・ファイルには、 SYSおよびSYS以外のユーザーを含めることができます。REMOTE_LOGIN_PASSWORDFILEをexclusiveに設定するときにパスワード・ファイルが存在しない場合、動作はREMOTE_LOGIN_PASSWORDFILEをnoneに設定したときと同じになります。
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                        noneパスワード・ファイルは無視されます。そのため、特権ユーザーは、オペレーティング・システムによって認証される必要があります。 
ノート:
REMOTE_LOGIN_PASSWORDFILEをnoneからexclusiveまたはsharedに変更する場合は、パスワード・ファイルがディクショナリ・パスワードと同期されていることを確認してください。