2.306 RESOURCE_MANAGER_PLAN
RESOURCE_MANAGER_PLANには、データベース(CDBまたは非CDB)で使用するリソース・プランを指定します。
               
| 特性 | 説明 | 
|---|---|
| パラメータ・タイプ | 文字列 | 
| 構文 | 
 | 
| デフォルト値 | デフォルト値はありません。 | 
| 変更可能 | 
 | 
| PDBで変更可能 | はい | 
| 値の範囲 | 有効な任意の文字列 | 
| 基本 | いいえ | 
CDBの場合
CDBのルートで、RESOURCE_MANAGER_PLANによりCDBリソース・プランが指定されます。CDBリソース・プランによって、PDB間でリソースが割り当てられます。
                  
CDBリソース・プランは、DBMS_RESOURCE_MANAGER.CREATE_CDB_PLANおよびCREATE_CDB_PLAN_DIRECTIVEを使用して作成されます。
                  
関連項目:
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                           DBMS_RESOURCE_MANAGER.CREATE_CDB_PLANおよびDBMS_RESOURCE_MANAGER.CREATE_CDB_PLAN_DIRECTIVEの使用方法の詳細は、『Oracle Database管理者ガイド』を参照してください。
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                           DBMS_RESOURCE_MANAGERパッケージのCREATE_CDB_PLANプロシージャおよびCREATE_CDB_PLAN_DIRECTIVEプロシージャの詳細は、『Oracle Database PL/SQLパッケージおよびタイプ・リファレンス』を参照してください。
ALTER SYSTEM文を使用してCDBのRESOURCE_MANAGER_PLANの値を変更するには、セッションがrootである必要があります。たとえば、CDBリソース・プランを使用可能または起用禁止にするには、次のように指定します。
                  
SQL> ALTER SYSTEM SET RESOURCE_MANAGER_PLAN = CDB_resource_plan_name;
SQL> ALTER SYSTEM SET RESOURCE_MANAGER_PLAN = '';
PDBでは、PDBに使用するPDBリソース・プランはRESOURCE_MANAGER_PLANにより指定されます。
                  
該当するPDBのPDBリソース・プランを使用可能または使用禁止にするには、セッションがPDB内にある必要があります。たとえば、PDBリソース・プランを使用可能または使用禁止にするには、次のように指定します。
SQL> ALTER SYSTEM SET RESOURCE_MANAGER_PLAN = PDB_resource_plan_name;
SQL> ALTER SYSTEM SET RESOURCE_MANAGER_PLAN = '';
PDBでは、非CDBのリソース・プランと比較するとPDBリソース・プランにいくつか制限があります。PDBリソース・プランには、次の制限が適用されます。
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                        PDBリソース・プランは、サブプランを含むことができません。 
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                        PDBリソース・プランには、最大8個のコンシューマ・グループを設定できます。 
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                        PDBリソース・プランで、複数レベルのスケジューリング・ポリシーを使用することはできません。 
特定のPDBリソース・プラン・ポリシーを施行するには、PDB間のリソース割当てに関するポリシーがCDBリソース・プラン内に存在している必要があります。CDBリソース・プランが存在しない場合は、特定のPDBリソース・プラン・ポリシーが施行されません。PDBリソース・プランに、CPUまたはパラレル・ステートメント・キューイング・ディレクティブが含まれており、CDBリソース・プランが指定されていない場合、リソース・マネージャは自動的にDEFAULT_CDB_PLANプランを使用可能にします。この動作を回避するには、ルート・レベルのRESOURCE_MANAGER_PLANパラメータをORA$INTERNAL_CDB_PLANに設定します。
                  
ノート:
CDBリソース・プランにおけるCPU、I/O帯域幅およびパラレル実行サーバー要件の詳細、およびこれらの要件が満たされない場合のPDBリソース・プランの結果の説明は、『Oracle Database管理者ガイド』を参照してください。
非CDBの場合
RESOURCE_MANAGER_PLANには、非CDBのインスタンスに使用するトップレベルのリソース・プランを指定します。リソース・マネージャは、このトップレベルのリソース・プランをすべての子孫(サブプラン、ディレクティブおよびコンシューマ・グループ)にロードします。このパラメータを指定しない場合、リソース・マネージャはデフォルトでオフです。
                  
リソース・マネージャをオンにしたり(オフの状態であった場合)、リソース・マネージャまたはカレント・リソース・プランをオフにする(オンの状態であった場合)には、ALTER SYSTEM文を使用して、このパラメータの設定を変更できます。データ・ディクショナリの中に存在しないリソース・プランを指定すると、エラー・メッセージが戻されます。
                  
関連項目:
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                           Oracle Resource Managerの使用の詳細は、Oracle Database管理者ガイドを参照してください 
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                           DBMS_RESOURCE_MANAGERパッケージの詳細は、『Oracle Database PL/SQLパッケージおよびタイプ・リファレンス』を参照してください。
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                           DBMS_RESOURCE_MANAGER_PRIVSパッケージの詳細は、『Oracle Database PL/SQLパッケージおよびタイプ・リファレンス』を参照してください。
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                           既存のリソース・プランの詳細は、「DBA_RSRC_PLANS」、「DBA_RSRC_PLAN_DIRECTIVES」および動的パフォーマンス・ビューの様々な V$RSRC_*動的パフォーマンス・ビューを参照してください。