2.325 SESSIONS
SESSIONS
には、システムに作成できるセッションの最大数を指定します。
特性 | 説明 |
---|---|
パラメータ・タイプ |
整数 |
デフォルト値 |
次の値が導出される: (1.5 × |
変更可能 |
|
PDBで変更可能 |
はい |
値の範囲 |
1から216 (1から65536) |
基本 |
はい |
すべてのログインにはセッションが必要なため、このパラメータにはシステムでの同時ユーザーの最大数を実際的な値で指定します。このパラメータには、同時ユーザーの推定最大値に、バックグラウンド・プロセスの数を加えて、さらに再帰セッションの約10%を加えた値を常に明示的に設定しておく必要があります。
このパラメータのデフォルト値は、最小値として使用されます。1からデフォルトまでの値はエラーにはなりませんが、それらの値は無視され、かわりにデフォルトが使用されます。
ENQUEUE_RESOURCES
およびTRANSACTIONS
パラメータのデフォルト値は、SESSIONS
から導出されます。そのため、SESSIONS
の値を増加する場合、ENQUEUE_RESOURCES
およびTRANSACTIONS
の値も調整するかどうかを考慮する必要があります。(ENQUEUE_RESOURCES
は、Oracle Database 10gリリース2 (10.2)で廃止されています。)
共有サーバー環境では、PROCESSES
の値をきわめて少なくできます。そのため、SESSIONS
の値を1.1×接続数の合計程度に調整することをお薦めします。
CDBでは、ルート・コンテナのSESSIONS
パラメータにデータベースのセッションの合計数を指定します。
PDBのSESSIONS
パラメータには、そのPDBで使用可能なセッション数の合計を指定します。この値はデフォルトでルート・コンテナのSESSIONS
の値に設定されます。PDBでそのSESSIONS
パラメータで構成された数を超えるセッションを使用しようとする場合、ORA-00018
エラー・メッセージが生成されます。PDBの場合、SESSIONSパラメータは再帰セッションをカウントしないため、10%の調整は必要ありません。
PDBのSESSIONS
パラメータを変更できるのはそのPDBのみです。この値は、CDBのSESSIONS
値を超えて設定することはできません。
関連項目:
-
メモリー構造の詳細は、『Oracle Database概要』を参照してください。
-
プロセスの詳細は、『Oracle Database概要』を参照してください。
-
CDBおよびPDBの詳細は、『Oracle Multitenant管理者ガイド』を参照してください