8.63 V$ASM_DISKGROUP

V$ASM_DISKGROUPの各行は、ノードのOracle ASMインスタンスによって検出された各Oracle Automatic Storage Management (Oracle ASM)ディスク・グループを示します。

データ型 説明

GROUP_NUMBER

NUMBER

ディスク・グループに割り当てられたクラスタ全体の番号(主キー)

NAME

VARCHAR2(30)

ディスク・グループの名前

SECTOR_SIZE

NUMBER

物理ブロック・サイズ(バイト)

LOGICAL_SECTOR_SIZE

NUMBER

この列は、ディスク・グループの論理セクター・サイズの値(バイト)を表す。このディスク・グループで実行可能な最小I/O。論理セクター・サイズよりも小さいI/Oでは、コードでアサートが発生する。

LOGICAL_SECTOR_SIZE列の値が512の場合、SECTOR_SIZE列の値が4096であっても、ディスク・グループでは512セクター・サイズのエミュレーションがサポートされます。これは、I/O操作は512または4096に調整できることを意味する。たとえば、ファイルのブロック・サイズが4096バイトの新規REDOログ・ファイルを作成するのと同様に、このディスク・グループ内に、読取りと書込みの両方ができるファイルのブロック・サイズが512バイトのREDOログ・ファイルを保持できる。

BLOCK_SIZE

NUMBER

Oracle ASMメタデータのブロック・サイズ(バイト)

ALLOCATION_UNIT_SIZE

NUMBER

割当てユニットのサイズ(バイト)

STATE

VARCHAR2(11)

インスタンスに相対する、ディスク・グループの状態:

  • CONNECTED - ディスク・グループはデータベース・インスタンスで使用されている。

  • BROKEN - データベース・インスタンスは、ディスク・グループをマウントしたOracle ASMインスタンスへの接続を失っている。

  • UNKNOWN - Oracle ASMインスタンスは、ディスク・グループのマウントを一度も試行していない。

  • DISMOUNTED - ディスク・グループは、正常にマウントされた後、Oracle ASMインスタンスによって完全にディスマウントされている。

  • MOUNTED - インスタンスは、データベース・クライアントに適切にディスク・グループを提供している。

  • QUIESCING - CRSCTLユーティリティが、Oracle Cluster Registry(OCR)を含んでいるディスク・グループのディスマウントを試みた。このディスク・グループにはOCRが含まれているため、Cluster Ready Services(CRS)が終了するまでディスマウントできない。

TYPE

VARCHAR2(6)

ディスク・グループの冗長性のタイプ:

  • EXTEND

  • EXTERN

  • FLEX

  • HIGH

  • NORMAL

TOTAL_MB

NUMBER

ディスク・グループの合計容量(MB)

FREE_MB

NUMBER

ディスク・グループの未使用容量(MB)

HOT_USED_MB

NUMBER

ホット・リージョン内の使用済のMB数

COLD_USED_MB

NUMBER

コールド・リージョン内の使用済のMB数

REQUIRED_MIRROR_FREE_MB

NUMBER

1回以上のディスク障害後に冗長性をリストアするために、指定したディスク・グループで使用可能である必要がある領域の量。この列に示される領域の量には、ミラー化の影響が考慮される。

USABLE_FILE_MB

NUMBER

ミラー化を考慮して問題なく使用でき、かつディスク障害後に冗長性をリストアできる空き領域の量

OFFLINE_DISKS

NUMBER

ディスク・グループの現在オフライン状態のディスク数

COMPATIBILITY

VARCHAR2(60)

Oracle ASMインスタンスがこのディスク・グループをマウントするのに必要な最小のソフトウェア・バージョン

DATABASE_COMPATIBILITY

VARCHAR2(60)

データベース・インスタンスがこのディスク・グループのファイルを使用するのに必要な最小のソフトウェア・バージョン

VOTING_FILES

VARCHAR2(1)

ディスクに投票ファイルが含まれているかどうか(Y | N)

CON_ID

NUMBER

データが関係するコンテナのID。可能な値は次のとおり。

  • 0: この値は、CDB全体に関連するデータを含む行に使用される。この値は、非CDB内の行にも使用される。

  • 1: この値は、ルートのみに関連するデータを含む行に使用される

  • n: nは、データを含む行に適用されるコンテナID

このビューの場合、値は常に0

ノート:

GROUP_NUMBERTOTAL_MBおよびFREE_MB列は、ディスク・グループがインスタンスによってマウントされている場合にのみ有効です。それ以外の場合、値は0になります。

関連項目:

ビューを使用したOracle ASM情報の表示の詳細は、『Oracle Automatic Storage Management管理者ガイド』を参照してください。