8.89 V$BACKUP_ASYNC_IO

V$BACKUP_ASYNC_IOは、実行中および最近完了したRMANのバックアップおよびリストアに関するパフォーマンス情報を示します。

それぞれのバックアップについて、入力データ・ファイルごとに1行、すべてのデータ・ファイルの集計合計パフォーマンスに1行、および出力バックアップ・ピースに1行含まれています。このデータは永続的には格納されず、インスタンスが再起動された場合には保持されません。

データ型 説明

SID

NUMBER

バックアップまたはリストアを行うセッションのOracle SID

SERIAL

NUMBER

バックアップまたはリストアを行うSIDの使用回数

USE_COUNT

NUMBER

異なるバックアップ・セットから行を識別するために使用されるカウンタ

RMAN_STATUS_RECID

NUMBER

所有V$RMAN_STATUSレコードID

RMAN_STATUS_STAMP

NUMBER

所有V$RMAN_STATUSレコード・スタンプ

DEVICE_TYPE

VARCHAR2(17)

ファイルが位置するデバイスのタイプ

TYPE

VARCHAR2(9)

INPUTOUTPUTまたはAGGREGATE

STATUS

VARCHAR2(11)

NOT STARTEDIN PROGRESSまたはFINISHED

FILENAME

VARCHAR2(513)

読取りまたは書込みが行われているバックアップ・ファイル名

SET_COUNT

NUMBER

読取りまたは書込みが行われているバックアップ・セット数

SET_STAMP

NUMBER

読取りまたは書込みが行われているバックアップ・セット・スタンプ

BUFFER_SIZE

NUMBER

ファイルの読取りまたは書込みに使用されているバッファのサイズ(バイト)

BUFFER_COUNT

NUMBER

ファイルの読取りまたは書込みに使用されているバッファ数

TOTAL_BYTES

NUMBER

ファイルに読取りまたは書込みが行われる合計のバイト数(わかっている場合)。不明な場合は、NULL。

OPEN_TIME

DATE

ファイルがオープンされた時刻。TYPE='AGGREGATE'の場合、一括して最初のファイルがオープンされた時刻。

CLOSE_TIME

DATE

ファイルがクローズされた時刻。TYPE='AGGREGATE'の場合、一括して前回のファイルがクローズされた時刻。

ELAPSED_TIME

NUMBER

ファイルがオープンされた1/100秒単位の時刻

MAXOPENFILES

NUMBER

同時に使用中のDISKファイル数。この値は、TYPE='AGGREGATE'の行にのみ存在する。

BYTES

NUMBER

これまでに読取りまたは書込みが行われたバイト数

EFFECTIVE_BYTES_PER_SECOND

NUMBER

バックアップ時にこのデバイスを使用してアーカイブされたI/Oの割合

IO_COUNT

NUMBER

このファイルに実行されたI/Oの数

READY

NUMBER

バッファがすぐに使用する準備をした非同期要求の数

SHORT_WAITS

NUMBER

バッファがすぐに使用可能にならず、I/O完了の非ブロック化ポール後に使用可能になった回数

SHORT_WAIT_TIME_TOTAL

NUMBER

I/O完了の非ブロック化ポールによって経過した1/100秒単位の合計時間

SHORT_WAIT_TIME_MAX

NUMBER

I/O完了の非ブロック化ポールによって経過した1/100秒単位の最大時間

LONG_WAITS

NUMBER

バッファがすぐに使用可能にならず、ブロッキング待機が発行された後で使用可能になった回数

LONG_WAIT_TIME_TOTAL

NUMBER

I/O完了のブロッキング待機によって経過した1/100秒単位の合計時間

LONG_WAIT_TIME_MAX

NUMBER

I/O完了のブロッキング待機によって経過した1/100秒単位の最大時間

CON_ID

NUMBER

データが関係するコンテナのID。可能な値は次のとおり。

  • 0: この値は、CDB全体に関連するデータを含む行に使用される。この値は、非CDB内の行にも使用される。

  • 1: この値は、ルートのみに関連するデータを含む行に使用される

  • n: nは、データを含む行に適用されるコンテナID