9.114 V$PDBS

V$PDBSは、現行のインスタンスに関連するPDBに関する情報を表示します。

データ型 説明

CON_ID

NUMBER

データが関係するコンテナのID。可能な値は次のとおり。

  • 0: この値は、CDB全体に関連するデータを含む行に使用される。この値は、非CDB内の行にも使用される。

  • 1: この値は、ルートのみに関連するデータを含む行に使用される

  • n: nは、データを含む行に適用されるコンテナID

DBID

NUMBER

PDBの作成時に計算され、そのPDBに関連するすべてのファイル・ヘッダーに格納されているPDB識別子

CON_UID

NUMBER

PDBに関連する一意の識別子

GUID

RAW(16)

このPDBのグローバル一意識別子(GUID)

NAME

VARCHAR2(128)

PDBの名前。

OPEN_MODE

VARCHAR2(10)

オープン・モード情報。可能な値は次のとおり。

  • MOUNTED

  • READWRITE

  • READ ONLY

  • MIGRATE

RESTRICTED

VARCHAR2(3)

RESTRICTED SESSION権限を持つユーザーのみがPDBに接続できるかどうかを示します。可能な値は次のとおり。

  • YES

  • NO

  • NULL

OPEN_TIME

TIMESTAMP(3)WITH TIME ZONE

データベースが最後にオープンされた日時

CREATE_SCN

NUMBER

このPDBの作成についてのシステム変更番号(SCN)

TOTAL_SIZE

NUMBER

データ・ファイルおよび一時ファイルの両方を含む、PBBが使用しているディスク領域(バイト)を示す。

BLOCK_SIZE

NUMBER

PDBの現行のブロック・サイズ

RECOVERY_STATUS

VARCHAR2(26)

PDBのリカバリ・ステータスが表示されます。可能な値は次のとおり。

  • DISABLED: PDBはオフラインです。これは、このPDBに将来追加されるすべてのファイルが最初にオフラインになる点を除き、このPDBに属するオフラインのすべてのファイルに似ています。

  • DISABLED AUTOMATIC RECOVER: スタンバイActive Data GuardリカバリによってPDBに対するPDBサイド・リカバリの自動生成が試行され、PDBがENABLEDに遷移する点を除き、DISABLEDと同じです。

  • ENABLED: PDBはPDBレベルでオフラインではありません。PDBの個々のファイルは、ファイル・レベルでオンラインまたはオフラインになります。

SNAPSHOT_PARENT_CON_ID

NUMBER

この列には、このPDBがスナップショット・クローンであるマスターPDBのコンテナIDが表示される。この列にはPDBがスナップショット・クローンである場合のみゼロ以外の値が表示される。その他の場合はゼロの値が表示される。

APPLICATION_ROOT

VARCHAR2(3)

PDBがアプリケーション・ルートであるかどうか

APPLICATION_PDB

VARCHAR2(3)

PDBがアプリケーションPDBであるかどうか

APPLICATION_SEED

VARCHAR2(3)

PDBがアプリケーション・シードであるかどうか(アプリケーション・シードもまたアプリケーションPDB)

APPLICATION_ROOT_CON_ID

NUMBER

このPDBがアプリケーションPDBの場合は、このアプリケーションPDBが所属するアプリケーション・ルートのコンテナID。

このPDBがアプリケーション・ルート・クローンの場合は、このアプリケーション・ルート・クローンが所属するアプリケーション・ルートのコンテナID。

それ以外の場合はNULL。

APPLICATION_ROOT_CLONE

VARCHAR2(3)

このPDBがアプリケーション・ルート・クローンであるかどうか(YES | NO)

PROXY_PDB

VARCHAR2(3)

このPDBがプロキシPDBかどうか(YES | NO)

LOCAL_UNDO

NUMBER

PDBがローカルUNDOであるかどうか。可能な値は次のとおり。

  • 1 – PDBはローカルUNDOモード

  • 0 – PDBは共有UNDOモード

この列はCDB$ROOTに関連しない

UNDO_SCN

NUMBER

PDBが共有UNDOからローカルUNDOに、またはローカルUNDOから共有UNDOに最後に変換されたシステム変更番号(SCN)

この列はCDB$ROOTに関連しない

UNDO_TIMESTAMP

DATE

PDBが共有UNDOからローカルUNDOに、またはローカルUNDOから共有UNDOに最後に変換された日時 

この列はCDB$ROOTに関連しない

CREATION_TIME

DATE

PDBが作成された日時

DIAGNOSTICS_SIZE

NUMBER

PDBで生成された診断トレースの現在のディスク領域使用量(バイト)を示す。これは行のCON_ID列によって表される。

PDB_COUNT

NUMBER

特定のアプリケーション・ルートまたはCDB$ROOTに所属している、ユーザーが作成したPDBの数。他のすべてのコンテナの場合、値は0。

AUDIT_FILES_SIZE

NUMBER

現在のPDBナ内の統合監査ファイル(.bin形式)ごとの現在のディスク領域使用量(バイト)

MAX_SIZE

NUMBER

PDB内のデータおよび一時ファイルで使用可能なディスク領域の最大量(バイト)

MAX_DIAGNOSTICS_SIZE

NUMBER

PDB内で生成された診断トレースで使用可能なディスク領域の最大量(バイト)

MAX_AUDIT_SIZE

NUMBER

PDB内の統合監査ファイル(.bin形式)で使用可能なディスク領域の最大量(バイト)

LAST_CHANGED_BY

VARCHAR2(11)

PDBを最後に変更したユーザーのタイプを示す。可能な値は次のとおり。

  • COMMON USER

  • LOCAL USER

TEMPLATE

VARCHAR2(3)

内部使用専用。

TENANT_ID

VARCHAR2(256)

プラガブル・データベースのテナント・キー

UPGRADE_LEVEL

NUMBER

内部使用専用。

GUID_BASE64

VARCHAR2(30)

base64でエンコードされたPDBのGUID

RECOVERY_TARGET_PDB_INCARNATION#脚注1

NUMBER

RECOVER PLUGGABLE DATABASEコマンドによる、PDBに属するすべてのデータファイルのリカバリ先のインカネーション番号

脚注1この列は、Oracle Database 20cから使用可能です。