9.141 V$PWFILE_USERS

V$PWFILE_USERSはパスワード・ファイルに格納されているすべてのユーザーの一覧を示し、ユーザーがSYSDBASYSOPERSYSASMSYSBACKUPSYSDGおよびSYSKM権限を付与されているかどうかを示します。

データ型 説明

USERNAME

VARCHAR2(128)

パスワード・ファイルに設定されているユーザーの名前

SYSDBA

VARCHAR2(5)

ユーザーがSYSDBA権限によって接続可能かどうか(TRUE | FALSE)

SYSOPER

VARCHAR2(5)

ユーザーがSYSOPER権限によって接続可能かどうか(TRUE | FALSE)

SYSASM

VARCHAR2(5)

ユーザーがSYSASM権限によって接続可能かどうか(TRUE | FALSE)

SYSBACKUP

VARCHAR2(5)

ユーザーがSYSBACKUP権限によって接続可能かどうか(TRUE | FALSE)

SYSDG

VARCHAR2(5)

ユーザーがSYSDG権限によって接続可能かどうか(TRUE | FALSE)

SYSKM

VARCHAR2(5)

ユーザーがSYSKM権限によって接続可能かどうか(TRUE | FALSE)

ACCOUNT_STATUS

VARCHAR2(30)

アカウントの状態:

  • OPEN

  • EXPIRED

  • EXPIRED (GRACE)

  • LOCKED (TIMED)

  • LOCKED

  • EXPIRED & LOCKED(TIMED)

  • EXPIRED & LOCKED

  • EXPIRED (GRACE) & LOCKED

PASSWORD_PROFILE

VARCHAR2(128)

パスワード・プロファイル名

LAST_LOGIN

TIMESTAMP(9)WITH TIME ZONE

ユーザーの最終ログイン時間。

LOCK_DATE

DATE

アカウントがロック状態の場合、ロックされた日付

EXPIRY_DATE

DATE

アカウントの時間切れの日付

EXTERNAL_NAME

VARCHAR2(1024)

証明書DNまたは外部で認証されたユーザーのプリンシパル名

AUTHENTICATION_TYPE

VARCHAR2(8)

ユーザーの認証方式:

  • EXTERNAL: CREATE USER user1 IDENTIFIED EXTERNALLY;

  • GLOBAL: CREATE USER user2 IDENTIFIED GLOBALLY;

  • PASSWORD: CREATE USER user3 IDENTIFIED BY password3;

COMMON

VARCHAR2(3)

この列の値は、CONTAINER=ALLで管理権限(たとえば、SYSDBA)が付与された場合はYES。それ以外の場合、この列の値はNO

PASSWORD_VERSIONS脚注1

VARCHAR2(12)

アカウントに対して存在するパスワード・ハッシュ(「ベリファイア」とも呼ばれる)のバージョンのリストを示す。

この列の値は、次のとおり。

  • 10G: 大/小文字を区別しない、古いORCLハッシュが存在する場合

  • 11G: SHA-1ハッシュが存在する場合

  • 12C: 最適化解除済PBKDF2ベースのハッシュが存在する場合

12Cベリファイアの詳細は、Oracle Database概要を参照してください。

これらのベリファイアは、指定されたすべてのアカウントに対して任意に組み合せることができる。

CON_ID

NUMBER

データが関係するコンテナのID。可能な値は次のとおり。

  • 0: この値は、CDB全体に関連するデータを含む行に使用される。この値は、非CDB内の行にも使用される。

  • 1: この値は、ルートのみに関連するデータを含む行に使用される

  • n: nは、データを含む行に適用されるコンテナID

脚注1この列は、Oracle Database 20cから使用可能です。